スペースエース
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『スペースエース』(SPACE ACE)は、1984年にリリースされたレーザーディスクゲーム。発売元はシネマトロニクス(日本国内ではユニバーサル→現:ユニバーサルエンターテインメント)。
前作『ドラゴンズレア』のシステムを引き継いでおり(スタッフも全く同じ)、各ステージでの「アクシデント」(無差別に攻撃してくるモンスターや罠など)を、レバーやボタンの入力により回避していく[1]。一部のステージでは宇宙戦闘機に乗り、敵の戦闘機や障害物を破壊したり回避したりする。操作ミスをしたり敵の攻撃を受けるとライフが1人減り、0になった時点でゲームオーバーとなる。
『ドラゴンズレア』のプロトタイプ版のみ存在していた分岐ルートも追加されており、難易度も『ドラゴンズレア』よりも若干抑えられた[1]。ENERGIZEの表示が出る時にボタンを押せば、スペースエースに変身可能だが、ひ弱のデクスターのままでステージをクリアする事も可能である。
2020年12月24日にレイニーフロッグより発売されたNintendo Switch向けソフト『ドラゴンズレア トリロジー』では、本作および、『ドラゴンズレア』とその続編『ドラゴンズレア2 タイムワープ』が収録されている[2]。
ストーリー
[編集]スーパーヒーローのエース(本名:デクスター)は、悪玉の異星人ボーフの特殊光線によってひ弱な少年の姿にされてしまった。デクスターが気を失っている間にボーフはエースのガールフレンドであるキンバリーをさらい、地球侵略を開始した。エースはキンバリーを助け地球を救うべく、ボーフに戦いに挑んだ[1]。
類似作品
[編集]- アルベガス(1984年、セガ・エンタープライゼス) - 戦闘機を操縦するステージで本作のシステムが流用されている(自機は戦闘機ではなく、合体ロボット「アルベガス」)。
- キャプテンザップ(1985年、ユニバーサル)
- 宇宙戦艦ヤマト(1985年、タイトー) - 一部のステージで本作のシステムが流用されている(要塞ウルクでのコスモタイガーIIとコスモゼロを操縦するシーン、神殿内での古代進を操作するシーン等)。
- タイムギャル(1985年、タイトー) - 『スペースエース』のタイトー版。
脚注
[編集]- ^ a b c 株式会社QBQ編 『スーパーファミコンクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2017年。ISBN 9784865117097 p25
- ^ “PS4/Switch「ドラゴンズレア トリロジー」の配信を本日開始。懐かしのレーザーディスクゲーム3作品とボーナスコンテンツを収録”. 4Gamer.net. Aetas (2020年12月24日). 2022年4月28日閲覧。