コンテンツにスキップ

セス・フランコフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セス・フランコフ
Seth Frankoff
AA級タルサ・ドリラーズ時代
(2016年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ノースカロライナ州ローリー
生年月日 (1988-08-27) 1988年8月27日(36歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 MLBドラフト27巡目
初出場 MLB / 2017年6月9日
KBO/ 2018年3月27日
最終出場 MLB / 2021年6月3日
KBO/ 2019年10月1日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジェームズ・セス・フランコフJames Seth Frankoff, 1988年8月27日 - )は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州ローリー出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。

経歴

[編集]

プロ入りとマイナー時代

[編集]

2010年MLBドラフト27巡目(全体815位)でオークランド・アスレチックスから指名され、プロ入り。傘下のマイナーに6年間在籍したが、メジャー出場を果たすことができないまま2016年3月30日に自由契約となった[1]

2016年シーズンはロサンゼルス・ドジャース傘下でプレーした。オフの11月7日にFAとなった[1]

カブス時代

[編集]

2016年11月16日にシカゴ・カブスとマイナー契約を結んだ[1]

2017年6月8日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[1]、9日のコロラド・ロッキーズ戦でメジャー初登板を果たしたが、メジャーでの登板はこの1試合のみだった。9月1日にDFAとなった[2]

マリナーズ傘下時代

[編集]

2017年9月4日にウェイバー公示を経てシアトル・マリナーズへ移籍した[3]が、メジャー・マイナーともに登板機会は無く、オフの12月10日に自由契約となった[1]

斗山時代

[編集]

2017年12月10日にKBOリーグ斗山ベアーズと契約した。当時の斗山はダスティン・ニッパート及びマイケル・ボウデンとの残留交渉が決裂し、二人ともチームを去ったため新外国人を探していた。

2018年はシーズン序盤から先発ローテーションに定着し、KBOタイ記録となるデビューから13連勝を記録するなど[4]、28試合に登板して18勝3敗、防御率3.74の成績を残してシーズン最多勝を獲得した。さらにSKワイバーンズとの韓国シリーズ2回戦に先発登板し、6回2/3を5安打3失点に抑えて勝利した。

2019年は故障で登板できなかった期間が長く9勝にとどまり、同年限りで斗山を退団した。

マリナーズ時代

[編集]

2020年2月13日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結んだ[5]が、7月14日にFAとなった[6]

その後、8月11日にマリナーズとマイナー契約を結んだ[7]。8月30日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[1]。レギュラーシーズン終了後の10月19日にマイナー契約となり、傘下のAAA級タコマ・レイニアーズへ送られ[8]、翌20日にFAとなった。

ダイヤモンドバックス時代

[編集]

2021年1月5日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ[1]。5月12日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[9]。6月15日に右前腕部の痛みのため60日間の故障者リストに掲載された[1]。9月8日に自由契約となった[1]

メキシカンリーグ時代

[編集]

2022年5月24日にメキシカンリーグメキシコシティ・レッドデビルズと契約した[1]。2試合に先発登板したが、0勝1敗、防御率12.00という成績に終わり、5月30日に自由契約となった[1]

独立リーグ時代

[編集]

2022年9月1日にアトランティックリーグハイポイント・ロッカーズ英語版と契約した[1][10]。入団後は4試合にリリーフ登板した。

2023年6月10日に現役引退を発表した[11]

詳細情報

[編集]

年度別投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
2017 CHC 1 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 9 2.0 4 1 0 0 0 2 0 0 2 2 9.00 2.00
2018 斗山 28 0 0 0 0 18 3 0 0 .857 621 149.1 118 12 55 1 22 134 15 0 64 62 3.74 1.16
2019 22 0 0 0 0 9 8 0 0 .529 495 117.1 110 5 30 1 13 111 2 1 48 47 3.61 1.19
2020 SEA 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 16 2.2 6 0 2 0 0 0 0 0 5 5 16.88 3.00
2021 ARI 4 3 0 0 0 0 2 0 0 .000 74 14.2 20 4 9 0 2 11 3 0 15 15 9.20 1.98
MLB:3年 7 3 0 0 0 0 3 0 0 .000 99 19.1 30 5 11 0 2 13 3 0 22 22 10.24 2.12
KBO:2年 50 0 0 0 0 27 11 0 0 .711 1116 266.2 228 17 85 2 35 245 17 1 112 109 3.68 1.17
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

[編集]


投手(P)












2017 CHC 1 0 0 0 0 ----
2020 SEA 2 0 0 0 0 ----
2021 ARI 4 1 4 0 1 1.000
MLB 7 1 4 0 1 1.000

背番号

[編集]
  • 43(2017年、2019年)
  • 40(2018年)
  • 60(2020年)
  • 61(2021年)

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l MLB公式プロフィール参照。2023年8月27日閲覧。
  2. ^ Steve Adams (2017年9月1日). “Cubs Select Maples, Freeman From Triple-A; Rosario, Frankoff Designated For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月31日閲覧。
  3. ^ Steve Adams (2017年9月4日). “Mariners Claim Hannemann, Frankoff; Curtis Designated; Phelps To 60-Day DL” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月31日閲覧。
  4. ^ 박상경 (2018年7月4日). “두산 롯데 7대4 제압, 후랭코프 13연승 '데뷔 최다 연승 타이'”. 朝鮮日報. 2022年5月28日閲覧。(朝鮮語)
  5. ^ Steve Adams (2020年2月13日). “Padres Sign Seth Frankoff To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月31日閲覧。
  6. ^ Steve Adams (2020年7月14日). “Juan Lagares, Kyle Barraclough, Seth Frankoff Elect Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月31日閲覧。
  7. ^ Mariners Sign Seth Frankoff” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月12日閲覧。
  8. ^ Mariners Outright Four Players” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年10月19日閲覧。
  9. ^ Connor Byrne (2021年5月12日). “Diamondbacks Place Zac Gallen, Christian Walker On 10-Day IL” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月13日閲覧。
  10. ^ Seth Frankoff”. High Point Rockers Baseball. 2022年9月4日閲覧。
  11. ^ 2018년 KBO리그 다승왕 후랭코프, 현역 은퇴 선언”. yna.co.kr (2023年6月11日). 2023年8月27日閲覧。(朝鮮語)

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]