コンテンツにスキップ

ディス・ハウス・イズ・ノット・フォー・セール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ディス・ハウス・イズ・ノット・フォー・セール』
ボン・ジョヴィスタジオ・アルバム
リリース
録音 2015年-2016年
ジャンル スタジアム・ロック
ポップ・ロック
時間
レーベル アイランド・レコード
プロデュース ジョン・シャンクス
ジョン・ボン・ジョヴィ (Co-Produced)
ボン・ジョヴィ アルバム 年表
バーニング・ブリッジズ
2015年
ディス・ハウス・イズ・ノット・フォー・セール
(2016年)
ディス・ハウス・イズ・ノット・フォー・セール (ライヴ・フロム・ザ・ロンドン・パラディウム)
(2017年)
ミュージックビデオ
「This House Is Not For Sale」 - YouTube
「Knockout」 - YouTube
「Labor Of Love 」 - YouTube
「Born Again Tomorrow」 - YouTube
「When We Were Us」 - YouTube
「Walls」 - YouTube
テンプレートを表示

ディス・ハウス・イズ・ノット・フォー・セール』(This House Is Not For Sale)はアメリカロックバンドボン・ジョヴィ14枚目のスタジオ・アルバム2016年11月4日ユニバーサルミュージックから発売された。

解説

[編集]

前作『バーニング・ブリッジズ』から1年ぶりのスタジオ・アルバム。リッチー・サンボラが事実上バンドから脱退[1] してから初のスタジオ・アルバムであり、サポート・メンバーとして参加していたヒュー・マクドナルドフィル・Xが正式にメンバーとして昇格した。プロデューサーには『ハヴ・ア・ナイス・デイ』から前作『ホワット・アバウト・ナウ』までプロデュースを手掛けているジョン・シャンクスを迎え入れ[2]、 2016年5月25日に公式サイトにて「THE ALBUM IS DONE!(訳:アルバムは完成した)」と発表した。[3] 先行シングルは8月12日にはタイトルナンバー「ディス・ハウス・イズ・ノット・フォー・セール」、9月9日には「ノックアウト」、9月23日には「レイバー・オブ・ラヴ」、10月7日には「ボーン・アゲイン・トゥモロウ」がシングルとして発売され、2018年2月23日には「ホエン・ウィー・ワー・アス」と「ウォールズ」を収録したリイシュー盤が配信限定で発売された。[4]

反響

[編集]

本作はBillboard 200で12万9千セットの売上を記録し『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』から11作連続トップ10入り、『ロスト・ハイウェイ』から4作連続、通算6作目の首位を獲得し、[5] 日本のオリコンでも最高6位を記録した。[6] その後2018年のアルバムツアーのチケットとセットで発売されたことで15ヵ月ぶり2度目のBillboard 200首位を獲得した。トップ200圏外から首位に再登場したのはクリス・ステイプルトンプリンスのアルバムに続いて史上3枚目である。[7]

収録曲

[編集]

通常版

[編集]
#タイトル作詞・作曲時間
1.「ディス・ハウス・イズ・ノット・フォー・セール」(This House Is Not for Sale)ジョン・ボン・ジョヴィジョン・シャンクスビリー・ファルコン
2.「リヴィング・ウィズ・ザ・ゴースト」(Living With the Ghost)ボン・ジョヴィ
3.「ノックアウト」(Knockout)ボン・ジョヴィ、シャンクス
4.「レイバー・オブ・ラヴ」(Labor of Love)ボン・ジョヴィ、シャンクス、ファルコン
5.「ボーン・アゲイン・トゥモロウ」(Born Again Tomorrow)ボン・ジョヴィ、シャンクス、ファルコン
6.「ローラー・コースター」(Roller Coaster)ボン・ジョヴィ、クリス・デステファノアシュリー・ゴーリー
7.「ニュー・イヤーズ・デイ」(New Year's Day)ボン・ジョヴィ、ファルコン
8.「ザ・デヴィルズ・イン・ザ・テンプル」(The Devil's in the Temple)ボン・ジョヴィ、ファルコン
9.「スカーズ・オン・ディス・ギター」(Scars on This Guitar)ボン・ジョヴィ、ブレット・ジェイムズ、ファルコン
10.「ゴッド・ブレス・ディス・メス」(God Bless This Mess)ボン・ジョヴィ
11.「リユニオン」(Reunion)ボン・ジョヴィ
12.「カム・オン・アップ・トゥ・アワ・ハウス」(Come On Up to Our House)ボン・ジョヴィ、シャンクス
合計時間:

北米デラックス版 (North American deluxe version)

[編集]
ボーナストラック
#タイトル作詞・作曲時間
13.「リアル・ラヴ」(Real Love)ボン・ジョヴィ、ファルコン
14.「オール・ヘイル・ザ・キング」(All Hail the King)ボン・ジョヴィ、デステファノ、ゴーリー
15.「ウィ・ドント・ラン」(We Don't Run)ボン・ジョヴィ、シャンクス
合計時間:

ドイツ・日本デラックス版 (German,Japanese version and Target)

[編集]
ボーナストラック
#タイトル作詞・作曲時間
13.「リアル・ラヴ」(Real Love)ボン・ジョヴィ、ファルコン
14.「オール・ヘイル・ザ・キング」(All Hail the King)ボン・ジョヴィ、デステファノ、ゴーリー
15.「ウィ・ドント・ラン」(We Don't Run)ボン・ジョヴィ、シャンクス
16.「アイ・ウィル・ドライヴ・ユー・ホーム」(I Will Drive You Home)ボン・ジョヴィ、ファルコン、ルーク・レアード
17.「グッドナイト・ニューヨーク」(Goodnight New York)ボン・ジョヴィ、シャンクス、ファルコン
18.「タッチ・オブ・グレイ」(Touch of Grey)ボン・ジョヴィ、ファルコン、ジェイムズ

インターナショナル・デラックス版(International deluxe version (bonus tracks))

[編集]
ボーナストラック
#タイトル作詞・作曲時間
13.「リアル・ラヴ」(Real Love)ボン・ジョヴィ、ファルコン
14.「オール・ヘイル・ザ・キング」(All Hail the King)ボン・ジョヴィ、デステファノ、ゴーリー
15.「ウィ・ドント・ラン」(We Don't Run)ボン・ジョヴィ、シャンクス
16.「アイ・ウィル・ドライヴ・ユー・ホーム」(I Will Drive You Home)ボン・ジョヴィ、ファルコン、ルーク・レアード
17.「グッドナイト・ニューヨーク」(Goodnight New York)ボン・ジョヴィ、シャンクス、ファルコン
合計時間:

ウォルマート版(Walmart (exclusive bonus tracks))

[編集]
ボーナストラック
#タイトル作詞・作曲時間
13.「リアル・ラヴ」(Real Love)ボン・ジョヴィ、ファルコン
14.「オール・ヘイル・ザ・キング」(All Hail the King)ボン・ジョヴィ、デステファノ、ゴーリー
15.「ウィ・ドント・ラン」(We Don't Run)ボン・ジョヴィ、シャンクス
16.「カラー・ミー・イン」(Color Me In)ボン・ジョヴィ、ファルコン
合計時間:

リイシュー版[8](2018 reissue (bonus tracks))

[編集]
ボーナストラック
#タイトル作詞・作曲時間
1.「ホエン・ウィー・ワー・アス」(When We Were Us)ボン・ジョヴィ、シャンクス
2.「ウォールズ」(Walls)ボン・ジョヴィ、シャンクス
合計時間:

制作

[編集]

ツアー

[編集]

今作もアルバムツアーが名称を『ディス・ハウス・イズ・ノット・フォー・セール・ツアー(This House Is Not For Sale Tour)として行われた。主にツアーはアメリカやカナダの北米、ブラジルチリアルゼンチンの南米、オーストラリアで行われ、2019年にはヨーロッパツアーも予定されている[9]。2018年には5年ぶりとなる日本公演が11月26日に東京ドーム、11月27日には京セラドーム大阪にて行われ[10]、東京ドームで行われた45回目のスタジアム公演で洋楽アーティストにおける記録を更新した[11]

ライヴ・フロム・ザ・ロンドン・パラディウム

[編集]

本作の発売前にニュージャージーロンドントロントニューヨークの4都市でアルバム全曲を披露するという趣旨のツアーで、その内の10月10日に行われたロンドン公演の模様が2017年に「ディス・ハウス・イズ・ノット・フォー・セール (ライヴ・フロム・ザ・ロンドン・パラディウム)」として発表されている。

脚注

[編集]
  1. ^ ボン・ジョヴィのジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラの脱退を明かす”. rockinon.com (2014年11月15日). 2018年3月17日閲覧。
  2. ^ ボン・ジョヴィ、待望のニュー・アルバムは10月にリリース。新曲早くも解禁!”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN (2016年8月16日). 2018年3月17日閲覧。
  3. ^ THE ALBUM IS DONE!-BonJovi.com”. Bon Jovi Official Site (2016年5月25日). 2018年3月17日閲覧。
  4. ^ 新曲リリース!”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN (2018年2月23日). 2018年5月2日閲覧。
  5. ^ 【米ビルボード・アルバム・チャート】ボン・ジョヴィが6作目の1位、アリシアやザ・チェインスモーカーズの新作がTOP10初登場”. Billboard Japan (2016年11月16日). 2018年5月2日閲覧。
  6. ^ ディス・ハウス・イズ・ノット・フォー・セール(デラックス・エディション)”. Oricon (2016年11月14日). 2018年5月2日閲覧。
  7. ^ 全米アルバム・チャート、ボン・ジョヴィが1位に再登場”. BARKS (2018年3月5日). 2018年5月2日閲覧。
  8. ^ 表記している合計時間は通常版のものであり、デラックス版の場合は合計時間は77分である。
  9. ^ THE THIS HOUSE IS NOT FOR SALE TOUR HEADS TO EUROPE IN SUMMER 2019”. Bon Jovi Official Site (2018年10月29日). 2018年11月29日閲覧。
  10. ^ ボン・ジョヴィ、11月に来日公演が決定”. BARKS (2018年6月25日). 2018年6月25日閲覧。
  11. ^ ボン・ジョヴィ45回目、日本のスタジアム公演1位”. 日刊スポーツ (2018年11月27日). 2018年11月29日閲覧。