トーセンホマレボシ
トーセンホマレボシ | |
---|---|
2012年京都新聞杯 | |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
生誕 | 2009年3月23日(15歳) |
登録日 | 2011年11月10日 |
抹消日 | 2012年9月21日[1] |
父 | ディープインパクト |
母 | エヴリウィスパー |
母の父 | ノーザンテースト |
生国 | 日本(北海道安平町) |
生産者 | ノーザンファーム |
馬主 | 島川隆哉 |
調教師 | 池江泰寿(栗東) |
競走成績 | |
生涯成績 | 7戦3勝 |
獲得賞金 | 1億1588万2000円 |
トーセンホマレボシは、日本の競走馬である。主な勝ち鞍は2012年の京都新聞杯。名前の由来は冠名に誉れ星。
経歴
[編集]2009年のセレクトセール当歳に上場され、島川隆哉により1億5500万円(税別)で落札された[2]。
2011年
[編集]12月24日の阪神の新馬戦芝1600mで1番人気に推されるも1/2馬身差及ばず2着に敗れる。
2012年
[編集]次走の1月14日の京都の未勝利戦も1番人気だったが直線伸びきれずまたも2着に敗れる。そして2月5日小倉の未勝利戦は後方から差しきって初勝利となった。3月の阪神の500万下のゆきやなぎ賞は5着に敗れるも中京の大寒桜賞は人気に応えて2勝目をあげる。続く京都新聞杯は6戦目にして初めて1番人気とはならなかったが、レースでは逃げたメイショウカドマツの2番手を追走し、直線抜け出して2着ベールドインパクトに2馬身半差をつけ優勝。3勝目を重賞初制覇で飾った。勝ち時計の2分10秒0はダンツシアトルの持っていた京都芝2200mのコースレコードを0.2秒更新。さらにコスモバルクがマークした芝2200mの日本レコードを0.1秒更新することとなった。
5月29日の第79回東京優駿では1000m通過59秒1のハイペースで逃げるゼロスの直後2番手を追走、直線で先頭に立ったもののディープブリランテ、フェノーメノに交わされ3着に敗れた。
東京優駿の後、秋競馬に備えて休養していたが、そのさなかに右前脚に屈腱炎を発症したことから9月2日、現役を引退することが管理する池江により明らかにされた[3]。9月21日付けで競走馬登録を抹消され、ブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬入りすることが発表された[4]。
競走成績
[編集]競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上がり3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2011.12.24 | 阪神 | 2歳新馬 | 芝1600m(良) | 13 | 1 | 1 | 2.1 (1人) | 2着 | 1:38.1(34.3) | 0.1 | I.メンディザバル | 55 | ヤマニンファラオ | 520 | |
2012. 1.14 | 京都 | 3歳未勝利 | 芝1800m(良) | 16 | 1 | 2 | 2.1 (1人) | 2着 | 1:47.9(35.6) | 0.2 | C.ルメール | 56 | エキストラエンド | 514 | |
2. 5 | 小倉 | 3歳未勝利 | 芝2000m(良) | 15 | 1 | 1 | 1.5 (1人) | 1着 | 2:02.5(34.7) | -0.0 | 川須栄彦 | 56 | (ブルータンザナイト) | 510 | |
3.10 | 阪神 | ゆきやなぎ賞 | 500万下 | 芝2400m(良) | 12 | 2 | 2 | 2.8 (1人) | 5着 | 2:34.5(35.3) | 0.5 | 川田将雅 | 56 | ヤマニンファラオ | 500 |
3.24 | 中京 | 大寒桜賞 | 500万下 | 芝2200m(重) | 12 | 7 | 9 | 2.7 (1人) | 1着 | 2:19.5(37.8) | -0.1 | 吉田隼人 | 56 | (ウインフロレゾン) | 498 |
5. 5 | 京都 | 京都新聞杯 | GII | 芝2200m(良) | 13 | 2 | 2 | 10.8 (5人) | 1着 | 2:10.0(34.7) | -0.4 | C.ウィリアムズ | 56 | (ベールドインパクト) | 498 |
5.27 | 東京 | 東京優駿 | GI | 芝2400m(良) | 18 | 7 | 14 | 15.0 (7人) | 3着 | 2:23.9(36.1) | 0.1 | C.ウィリアムズ | 57 | ディープブリランテ | 504 |
種牡馬成績
[編集]引退後の2013年からブリーダーズ・スタリオン・ステーションで繋養された。種付け数は2013年134頭、2014年110頭、2015年135頭、2016年104頭、2017年22頭、2018年28頭と推移していた。
2016年に初年度産駒がデビューした。
2017年9月18日、ミッキースワローがセントライト記念を勝利し、中央・地方を通じ産駒の重賞初勝利を挙げた[5]。
2019年からはプライベート種牡馬となり、白馬牧場で繋養され、2020年からはエスティファームで繋養されている[6]。
主な産駒
[編集]血統表
[編集]トーセンホマレボシの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
[§ 2] | ||
父 ディープインパクト 2002 鹿毛 |
父の父 *サンデーサイレンスSunday Silence 1986 黒鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 *ウインドインハーヘア Wind in Her Hair 1991 鹿毛 |
Alzao | Lyphard | ||
Lady Rebecca | ||||
Burghclere | Busted | |||
Highclere | ||||
母 エヴリウィスパー 1997 栗毛 |
*ノーザンテースト Northern Taste 1971 栗毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Lady Victoria | Victoria Park | |||
Lady Angela | ||||
母の母 *クラフティワイフ Crafty Wife 1985 栗毛 |
Crafty Prospector | Mr. Prospector | ||
Real Crafty Lady | ||||
Wife Mistress | Secretariat | |||
Political Payoff | ||||
母系(F-No.) | (FN:9-a) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 5×3、Almahmoud 5×5、Lady Angela 5・4(母内) | [§ 4] | ||
出典 |
- 半兄に天皇賞(秋)優勝馬トーセンジョーダン(父:ジャングルポケット)、日経新春杯、シリウスステークス2着馬のダークメッセージ(父:ダンスインザダーク)、半姉に関東オークス2着馬のケアレスウィスパー(父:フジキセキ)がいる。
- 近親に活躍馬が多く出ている血統である。
- 天皇賞(秋)とマイルチャンピオンシップを勝ったカンパニーやアルゼンチン共和国杯を勝ったレニングラード、マイラーズカップを勝ったビッグショウリ、中山グランドジャンプを勝ったビッグテースト、種牡馬のスパイキュールなどがいる。
脚注
[編集]- ^ “トーセンホマレボシ引退、種牡馬に”. ラジオNIKKEI. 2022年7月10日閲覧。
- ^ “JRA3歳戦を勝ったセール出身馬写真(3/24、トーセンホマレボシなど8頭)”. 馬市.com (2012年3月24日). 2021年11月7日閲覧。
- ^ 「トーセンホマレボシ 右前屈腱炎で現役引退」『スポーツニッポン』2012年9月3日。2021年11月7日閲覧。
- ^ トーセンホマレボシ号が競走馬登録抹消 日本中央競馬会、2012年9月21日閲覧
- ^ 「【セントライト記念】ミッキースワロー 末脚一閃 皐月賞馬斬りで重賞初制覇」『netkeiba.com』2017年9月19日。2021年11月7日閲覧。
- ^ “サラ系供用種牡馬一覧”. JBISサーチ. 2021年11月7日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|トーセンホマレボシド”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年11月7日閲覧。
- ^ “トーセンホマレボシの種牡馬情報”. 競馬ラボ. 2021年11月7日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post
- トーセンホマレボシ - 競走馬のふるさと案内所