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ニセコ新見温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニセコ新見温泉
混浴露天風呂
温泉情報
所在地 北海道磯谷郡蘭越町字新見
交通 JR北海道函館本線蘭越駅より車で約15分
泉質 塩化物泉硫酸塩泉
泉温(摂氏 70 °C
湧出量 300リットル(毎分)
pH 7.4
液性の分類 中性
浸透圧の分類 低張性
宿泊施設数 0
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左が新見本館、右が新見温泉ホテル

ニセコ新見温泉(ニセコにいみおんせん)または新見温泉は、北海道磯谷郡蘭越町字新見にあった温泉

泉質

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温泉街

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ニセコ連峰目国内岳中腹の山中に温泉街があった。かつてはホテルが2軒あり、どちらも日帰り入浴可能であり、源泉掛け流し混浴露天風呂を備えていた。

歴史

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  • 1908年明治41年)4月21日 - 新見直太郎によって発見される。発見者の苗字が温泉名の由来となっている。
  • 1954年昭和29年) - 当時の旅館の横に新館が完成。
  • 1958年(昭和33年)11月1日 - 厚生省告示第327号により、ニセコ温泉郷の一部として国民保養温泉地に指定。
  • 1960年(昭和35年) - 直太郎の2人の息子に本館(後のホテル新見本館)と新館(後の新見温泉ホテル)の経営権をそれぞれ移譲する[2]
  • 2016年平成28年)
    • 3月26日に 新見本館が、3月31日に新見温泉ホテルがそれぞれ廃業[2]
    • 10月に札幌市内でオフィスビルの賃貸業を営む敷島屋が新見温泉を取得したことが明らかになる[3]
  • 2017年(平成29年)1月7日 - 札幌観光バスの子会社で外国人旅行者のツアーを扱うクールスターが運営者となって再開業[4]したが同年6月30日を以て建物老朽化のため再度休業となる。
  • その後、改修工事に着手した形跡はなく建物は2018年(平成30年)頃に一部倒壊し、放置された後に2020年令和2年)頃に解体された[5]

アクセス

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脚注

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  1. ^ 泉質は新見本館のサイト掲載の温泉分析書(昭和50年付)による[1]
  2. ^ a b 103年の秘湯、後継者難で幕 北海道・蘭越の新見温泉、来年3月に”. 北海道新聞. 2015年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月25日閲覧。
  3. ^ 秘湯の新見温泉を取得!札幌中心部でオフィスビル3棟所有の「敷島屋」”. 北海道リアルエコノミー(株式会社リアルエコノミー社) (2016年10月2日). 2021年11月25日閲覧。
  4. ^ "最後のニセコ" 秘湯が復活 豊富な湯量に"美瑛牛カレー" 敏腕社長の再開秘話 ホッカイドウニュース”. 北海道文化放送 (2017年1月12日). 2017年1月18日閲覧。
  5. ^ 改修のため休業した「ニセコ新見温泉」、その後は?”. 湯めぐりねっと (2020年7月9日). 2021年11月25日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯42度52分55秒 東経140度32分51.2秒 / 北緯42.88194度 東経140.547556度 / 42.88194; 140.547556