ノート:致命率
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立項にあたって
[編集]簡単でしたね。疫学などは知りませんが、一般向けの内容ですから。少し手間だったのは、原文は出典の示し方が本文のど真ん中に延々と書かれていてひどく見づらかったので {{Sfn}} を使って後ろにまとめまた事。表はおまけです。
例えばMERSコロナウイルス#概要を見ると、「死亡率が40-50%前後」とあって、死亡率を致命率の意味で書かれているという点は置いておいて、中東の途上国と、韓国のように医療体制も整っている国では、同じ株でも致命率が異なるでしょうね。
- 医療体制が貧弱で、発症前に診断・治療など期待できない国 → 風邪だと思って放置 → そのまま症状が出ずに治る人もいるものの死にそうになる人も出て初めて病院へ → MERS でした → 既に重症化 → 良い治療も受けられない → 致命率が高い
- MERS が上陸したと必死で対策する国 → 症状が出る前に隔離・診断 → MERS でした → 軽症のうちに集中治療 → 致命率が低い
となると、MERSコロナウイルスの致命率って何だろう、所詮は目安に過ぎないのでは、と思いました。
この点、「新型」インフルエンザ対策の公衆衛生学的視点 (PDF) で中澤准教授は、
インフルエンザの場合は受診しない症例も多いので (中略) 西浦らは,確定診断のついた患者数を分母とする前者をcCFR(confirmed CFR),症状があったものを分母とする後者をsCFR(symptomatic CFR)と区別することを提案している(Nishiura et al., 2010)。
また
CFRでは観察期間が短いうちは死亡に至っていない患者の存在がもたらす右側打ち切りによって過小評価が起こるから,生存時間解析で期間生存率を出す方がCFRよりいいと主張しているが,急性の感染症の重症度の指標としては,CFRの方が生存率よりもわかりやすいので,筆者(中澤)は,今でもCFRの意義はある
と述べております。同意はできますし、CFR自体がアバウトな概念だと分かりましたが、これをきちっと理解して記事を強化できるだけの力量はありませんので内容のよりパワーアップに関しては、この辺りも詳しい方にお願いしたく思います。以上です。--114.181.36.77 2015年9月6日 (日) 09:55 (UTC)