フェンダー・トルネード
フェンダー・トルネード Fender Toronado | |
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ハイウェイ・ワン・シリーズのトルネード | |
メーカー/ブランド | フェンダー |
製造時期 |
1998年 - 2003年 2004年 - 2006年 |
構造 | |
ボディタイプ | ソリッド |
スケール長 | 24.75インチ |
フレット数 | 22 |
ネックジョイント | ボルト・オン |
材質 | |
ボディ | アルダー |
ネック | メイプル |
フィンガーボード | ローズウッド |
ハードウェア | |
ペグ | クルーソンタイプ |
テールピース | アンカード |
電気系統 | |
ピックアップ | ハムバッカーx2 |
コントロール | ボリュームx2、トーンx2、3ウェイトグルスイッチ |
カラーバリエーション | |
(2006年のデラックスシリーズ) ネイビー・ブルー、キャラメル・メタリック、ブリザード・パール、クローム・レッド | |
テンプレート | カテゴリ |
トルネード (Fender Toronado) はフェンダーのエレクトリックギター。トロナド、もしくはトロナードと表記されることもある。メキシコ製の「デラックス・シリーズ」の一つとして1998年のNAMMショーで発表された。
デザイン
[編集]2つのハムバッカー・ピックアップを装備し、フィンガーボードはローズウッドで、鼈甲のピックガードに4つのクロームノブ(ボリュームx2、トーンx2)というポピュラーなデザインである。ヘッドには「スパゲッティ」ロゴと、ロトマチックタイプのアメリカン・シリーズペグを備える。ボディ・シェイプは古いジャズマスターやジャガータイプで、629mmスケールである。
2004年のリイシューは1998年-2003年のモデルとは大きく異なり、現代的なネイビー・ブルー、キャラメル・メタリック、ブリザード・パール、クローム・レッドといった現代的なカラーヴァリエーションを特色とした。ダンカン・デザインのハムバッカーはオープン・コイルで、初期モデルがカバー付きハムバッカーであったのと対照的である。いくつかのモデルにはL字型のレーシング・ストライプが施されている[1]が、所有者やエンスージアストがこのデザインに不快感を示したため、2005年の新モデルではこのストライプは無くなった。
旧式モデルは、そのヴィンテージライクで高級感のあるデザインから追い求められているが、製造期間の短さ(5年間)から見つけるのは至難である。2006年1月現在の、中古市場での価格は350ドルから550ドル。新型は定価が741.99ドルで市価は600ドル前後、中古市場では400ドルから500ドル前後となっている。
フェンダーUSAはアトミックIIハムバッカー、または「ブラック・ダヴ」P-90スタイルピックアップを搭載した「USスペシャルトルネード」を製造した。色はバタースコッチ・ブロンド、クリムゾン・レッド。最終エディションではテック=トニック・ブリッジを搭載し、ヘッドは黒になった。このモデルは2004年に製造終了した。
2007年にすべてのトルネードシリーズは製造終了となった。
使用ミュージシャン
[編集]- レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテはキャント・ストップ (Can't Stop) のビデオでオレンジのトルネードを使用。しかし彼はディレクターの提案でビデオ撮影でのみこれを使用したが、実際に使うことは無かったと伝えられている(彼がヴィンテージ・ギターしか使用しないことはよく知られている)。
- フランツ・フェルディナンドのアレックス・カプラノス (Alex Kapranos) は、フォール・アウト・ボーイのジョー・トローマン、ブライト・アイズのコナー・オバースト (Conor Oberst) 、リーアム・リンチ、ケヴィン・オドネル (Kevin O'Donnell) と同様、トルネードをよく使用する。
- クリス・レアはトルネードを好み、ビギナー向けに最高の機種としている。彼自身はアルバム『ストニー・ロード (Stony Road)』で使用している。
- カナダのロックンロール・バンド、ブレイジング・ヴァイオレッツ (Blazing Violets) のコーディ・マクラクラン (Codie McLachlan) もよくトルネードを使用している。
出典
[編集]- ^ Jag-Stang.com - トルネードの画像
外部リンク
[編集]- FENDER OFFICIAL FAN CLUB JAPAN[リンク切れ] - American Special Toronado HH