フランツ (ポメラニア公)
フランツ Franz | |
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ポメラニア公 | |
在位 | 1606年 - 1620年 |
出生 |
1577年3月24日 神聖ローマ帝国 ポメラニア公領、バルト |
死去 |
1620年11月27日(43歳没) 神聖ローマ帝国 ポメラニア公領、シュチェチン[1] |
埋葬 |
1621年1月17日 神聖ローマ帝国 ポメラニア公領、シュチェチン、聖オットー教会 |
配偶者 | ゾフィー・フォン・ザクセン |
家名 | グリフ家 |
父親 | ポメラニア公ボギスラフ13世 |
母親 | クララ・フォン・ブラウンシュヴァイク=リューネブルク |
フランツ(ドイツ語:Franz, 1577年3月24日 - 1620年11月27日)またはフランチシェク(ポーランド語:Franciszek)は、1592年よりカミエン監督領の監督補佐、カミエン監督(在位:1602年 - 1618年)、1606年よりビトゥフ知事、ポメラニア=シュチェチン公(在位:1618年 - 1620年)。
生涯
[編集]フランツはポメラニア公ボギスラフ13世とその最初の妃クララ・フォン・ブラウンシュヴァイク=リューネブルクの第4子、次男として生まれた。母クララの父親であるブラウンシュヴァイク=リューネブルク公フランツにちなんで名付けられた[2]。
幼い頃よりカミエン監督の職に就くことが決められていた。まず、1592年にカミエン監督補佐となり、1602年6月20日に前監督である叔父のカジミール7世が退位した後、1602年9月15日にカミエン監督に選出された[2][3]。
兄弟たちとの合意の結果、父ボギスラフ13世の死後、フランツは監督職に加えてビトゥフの統治も引き継いだ。フランツはヨーロッパ中を旅し、オランダ、フランス、チェコを訪れた[3]。1618年に長兄のシュチェチン公フィリップ2世が死去したため、フランツはシュチェチン公位を継承し、末弟のウルリヒにカミエン監督の座とシュチェチネクを与えた[4]。
1609年、まだカミエン監督であったフランツは、ザクセン選帝侯クリスティアン1世とゾフィー・フォン・ブランデンブルクの娘ゾフィーとの結婚のための交渉を開始した。結婚式は1610年7月にドレスデンで行われ、指輪の交換は8月26日にドレスデンで行われ、妻のビトゥフへの到着式は1610年10月13日に行われた。この結婚では子供が生まれなかった[5]。
フランツは公領の防衛を強化しようとした。創設された軍事委員会の意図は、常設の正規軍を創設することであり、当初の計画では(少なくとも)1,500名の騎兵と8,000名の歩兵で構成されることになっていた。この計画では、シュチェチンに兵器庫を建設することも想定されていた。フランツの構想は臣民から批判され、国防税の増額は反対の声が上がった[3]。社会的不満と財政難の結果、フランツは国庫に15万ギルダーの借金を残すこととなった[3]。
フランツは1620年11月27日にシュチェチンで死去した。フランツの遺灰は1621年1月17日に聖オットー教会に埋葬された[2]。フランツの死後、シュチェチン公領は弟のボギスラフ14世が継承した[5]。
脚注
[編集]- ^ Rymar 2005, pp. 468–470.
- ^ a b c Rymar 2005, p. 468.
- ^ a b c d Kozłowski & Podralski 1985, p. 125.
- ^ Rymar 2005, p. 473.
- ^ a b Rymar 2005, p. 470.
参考文献
[編集]- Kozłowski, Kazimierz; Podralski, Jerzy (1985). Gryfici. Książęta Pomorza Zachodniego. Szczecin: Krajowa Agencja Wydawnicza. ISBN 83-03-00530-8. OCLC 189424372
- Rymar, Edward (2005). Rodowód książąt pomorskich. Szczecin: Książnica Pomorska im. Stanisława Staszica. ISBN 83-87879-50-9. OCLC 69296056
- Madsen U.. “Franz. Herzog von Pommern-Stettin”. www.ruegenwalde.com. 2012年4月1日閲覧。
- Herrmann Müller (1877). "Franz I.". Allgemeine Deutsche Biographie (ドイツ語). Vol. 7. Leipzig: Duncker & Humblot. pp. 292–293.
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