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プロドゥア・マイヴィ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダイハツ・ブーン > プロドゥア・マイヴィ
プロドゥア・マイヴィ
3代目
概要
別名 トヨタ・パッソ(初代 - 2代目)
ダイハツ・ブーン(初代 - 2代目)
スバル・ジャスティ(初代)
ダイハツ・シリオン
製造国 マレーシアの旗 マレーシアセランゴール州ラワン
販売期間 2005年 -
ボディ
ボディタイプ 5ドア ハッチバック
駆動方式 前輪駆動
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マイヴィMyvi )は、マレーシアの自動車メーカー、プロドゥアによって製造される小型ハッチバック車である。

概要

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ダイハツ工業トヨタ自動車の共同開発車ダイハツ・ブーン/トヨタ・パッソ(3代目以降よりブーンの完全なOEMとなる)をベースとする小型ハッチバック車である。2005年の発売以来、(2011年5月までに)マレーシア市場で累計487,400台を販売し、2006年から2010年まで5年連続ベストセラー車となっている[1]。マイヴィが登場した2005年にはマレーシアのもう1つの自動車メーカーであるプロトンからも同クラスのハッチバック車であるサヴィが発売されたが、マイヴィの販売はサヴィのそれを大きく上回り、プロドゥアを2006年以降マレーシア市場最大手に押し上げる原動力となった。

初代 M300型(2005年 - 2011年)

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プロドゥア・マイヴィ(初代)
M300型
前期型(フロント)
前期型(リア)
後期型
概要
別名 トヨタ・パッソ(初代)
ダイハツ・ブーン(初代)
スバル・ジャスティ(4代目)
インドネシア : ダイハツ・シリオン(2代目)
製造国 マレーシアの旗 マレーシアセランゴール州ラワン
販売期間 2005年5月 - 2011年
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアハッチバック
駆動方式 前輪駆動
プラットフォーム Aプラットフォーム
パワートレイン
エンジン 1KR-FE型 998cc 直列3気筒DOHC DVVT
K3-VE型 1,297cc 直列4気筒DOHC DVVT
最高出力 1KR-FE型:43kW(58ps)/6,000rpm
K3-VE型:64kW(87ps)/6,000rpm
最大トルク 1KR-FE型:88N·m(9.0kgf·m)/3,600rpm
K3-VE型:116N·m(11.8kgf·m)/3,200rpm
変速機 4速AT
5速MT
前:ストラット
後:トーションビーム
前:ストラット
後:トーションビーム
車両寸法
ホイールベース 2,440 mm
全長 3,750 mm
全幅 1,665 mm
全高 1,550 mm
車両重量 900 - 950 kg
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2005年5月発売。初代ブーン/パッソをベースに開発された。エンジンは直列3気筒 1L EJ-VE型エンジンと、ベースのブーン/パッソにも搭載される直列4気筒 1.3L K3-VE型エンジンの2種類が用意され、1Lエンジンには5速マニュアルトランスミッションのみが、1.3Lエンジンには5速マニュアルトランスミッションおよび4速オートマチックトランスミッションが組み合わせられる。

特別仕様車の「スペシャルエディション (SE: Special Edition) 」も用意され、専用バンパー、サイドスカート、スポイラーなどが装備される。

マイヴィはマレーシアの自動車雑誌「Autocar ASEAN」のカー・オブ・ザ・イヤー2005/2006を獲得している。

2008年8月22日にはマイナーチェンジが行われ、フロントグリル、フロント・リアバンパー、ボンネット、ダッシュボードのデザインなどが変更された。同年10月10日にはマイナーチェンジ版のスペシャルエディションも発売され、ヘッドライトにはブラックアウト化が施された。ただしスペシャルエディションは1.3Lエンジン搭載車のみに用意される。

また、2007年4月からはダイハツブランドでのインドネシアへの輸出も行われており、ベースであるブーンの海外名であるダイハツ・シリオンとして販売されている。インドネシア以外のシリオンとは異なり、ダイハツのCIを装着しているほかはマイヴィと共通のデザインとなっている。なお、インドネシア仕様のシリオンは1.3Lエンジンのみを搭載する。

前期型
後期型

2代目 M600型(2011年 - 2017年)

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プロドゥア・マイヴィ(2代目)
M600型
前期型(フロント)
前期型(リア)
後期型 プレミアム X
概要
別名 トヨタ・パッソ(2代目)
ダイハツ・ブーン(2代目)
インドネシア : ダイハツ・シリオン(3代目)
製造国 マレーシアの旗 マレーシア(セランゴール州ラワン)
販売期間 2011年 - 2017年
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアハッチバック
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動
プラットフォーム Aプラットフォーム
パワートレイン
エンジン K3-VE型 1,297cc 直列4気筒DOHC DVVT
3SZ-VE型 1,495cc 直列4気筒DOHC DVVT
最高出力 K3-VE型:64kW(87ps)/6,000rpm
3SZ-VE型:76.5kW(104ps)/6,000rpm
最大トルク K3-VE型:116N·m(11.8kgf·m)/3,200rpm
3SZ-VE型:136N·m(13.9kgf·m)/4,400rpm
変速機 4速AT
5速MT
前:ストラット
後:トーションビーム
前:ストラット
後:トーションビーム
車両寸法
ホイールベース 2,440 mm
全長 3,690 mm
全幅 1,665 mm
全高 1,545 mm
車両重量 950-970 kg
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2011年6月16日発売。2代目ブーン/パッソをベースとするが、エクステリアおよびインテリアはプロドゥア自身によって手がけられ、ベース車とは大きく異なるデザインが与えられている[2][3]。エンジンは当初直列4気筒 1.3L K3-VE型エンジンのみがラインナップされ、これに5速マニュアルトランスミッションおよび4速オートマチックトランスミッションが組み合わせられた。

プロドゥアでは月間8,500台の販売を目指すとしている[2]

翌7月にはインドネシア国際モーターショーにて新型ダイハツ・シリオンとして発表された[4]

2011年9月には「SE」と「エクストリーム」の2グレードがラインナップに加わった。いずれもアルザと同じ1.5L 3SZ-VE型エンジンを搭載し、1.3L車とはグリルやバンパーなどのデザインが異なる[5]

前期型
後期型

3代目 M800型(2017年 -)

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プロドゥア・マイヴィ(3代目)
M800型
1.5 AV(フロント)
1.5 AV(リア)
概要
別名 インドネシア : ダイハツ・シリオン(4代目)
製造国 マレーシアの旗 マレーシアセランゴール州ラワン
販売期間 2017年 -
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアハッチバック
駆動方式 前輪駆動
プラットフォーム 新Aプラットフォーム
パワートレイン
エンジン 1NR-VE型 1,329cc 直列4気筒DOHC Dual VVT-i
2NR-VE型 1,496cc 直列4気筒DOHC Dual VVT-i
最高出力 1NR-VE型:70kW(95ps)/6,000rpm
2NR-VE型:76kW(103ps)/6,000rpm
最大トルク 1NR-VE型:121N·m(12.3kgf·m)/4,000rpm
2NR-VE型:136N·m(13.9kgf·m)/4,200rpm
変速機 4速AT
5速MT
前:ストラット
後:トーションビーム
前:ストラット
後:トーションビーム
車両寸法
ホイールベース 2,500 mm
全長 3,895 mm
全幅 1,735 mm
全高 1,515 mm
車両重量 955-1,015 kg
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2017年11月16日にフルモデルチェンジ[6]。従来はブーン/パッソの姉妹車であったが、今回はプロドゥアがデザインを手掛けたオリジナルのスキンが与えられ、車格的にこれまでのAセグメントクラスから一転し、今回よりBセグメントクラスへ昇格する形となった。日本国外のモデルとしては初めてスマートアシストを採用した。エンジンは1.3L(1NR-VE)および1.5L(2NR-VE)を搭載する。

2018年2月13日インドネシアで新型ダイハツ・シリオンとして発売された[7]

前期型
後期型

車名の由来

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Myvi」という車名は、「My Vehicle」、「My Vision」、「MalaysianVision」に由来する。

脚注

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  1. ^ 2011 Perodua Myvi – full details and first impressions”. paultan.org (2011年6月16日). 2011年6月16日閲覧。
  2. ^ a b プロドゥアが第2世代マイヴィ:現地で本格開発、装備も充実[車両]”. NNA (2011年6月17日). 2011年6月17日閲覧。
  3. ^ Unidentical twins: Perodua Myvi versus Toyota Passo”. paultan.org (2011年6月16日). 2011年6月16日閲覧。
  4. ^ Daihatsu Sirion launched at IIMS – it’s a Perodua Myvi!”. paultan.org (2011年7月23日). 2011年7月25日閲覧。
  5. ^ Perodua Myvi SE 1.5 and Extreme launched – manual and auto, from RM50,900 to RM61,700 – we’ve driven it already!”. paultan.org (2011年9月15日). 2011年11月5日閲覧。
  6. ^ マレーシアで国民車「マイヴィ」をフルモデルチェンジ”. daihatsu.com (2017年11月16日). 2017年11月20日閲覧。
  7. ^ Daihatsu Sirion Terbaru Resmi Mengaspal, Berapa Harganya?”. Otomotif Liputan6.com (2018年2月13日). 2018年2月13日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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