ベノワ・ディヴィッド
ベノワ・ディヴィッド Benoît David | |
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基本情報 | |
生誕 | 1966年4月19日(58歳) |
出身地 | カナダ ケベック州モントリオール |
ジャンル | プログレッシブ・ロック、ポップ・ロック |
職業 |
歌手 ミュージシャン |
担当楽器 | 歌、ギター、パーカッション |
活動期間 | 1981年 - 2013年 |
レーベル | Unicorn Records |
共同作業者 |
ミステリー イエス Close to the Edge |
ベノワ・ディヴィッド(英語: Benoît David, 1966年4月19日 - )は、カナダの歌手。カナダのバンドであるミステリー(Mystery)のリード・ボーカリスト。2008年から2012年までの間、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンドであるイエスのリード・ボーカルも務めていた。2008年、ディヴィッドは、長年イエスのリード・ボーカリストであったジョン・アンダーソンが健康を害してバンドを離れた後を埋めるために、イエスによって抜擢された。イエスに参加する前のディヴィッドは、クロース・トゥ・ジ・エッジ(Close to the Edge)というイエスのトリビュートバンドのリード・ボーカリストでもあった[1]。
イエス
[編集]2008年、この年に行なわれるイエスのツアーに向け、スティーヴ・ハウ、クリス・スクワイア、アラン・ホワイトらから成る編成のリード・シンガーとして、ディヴィッドの名が発表された[2][3]。(イエスのリーダーである)スクワイアがディヴィッドを知ったのは、YouTube にあったクロース・トゥ・ジ・エッジの演奏によってであった。ディヴィッドは、この年はじめに急性呼吸不全から健康を害してツアーができなくなっていたジョン・アンダーソンの代役を果たした[4]。このツアーは、スクワイアが体調を崩して当初の予定より短縮され、ディヴィッドは、ミステリーとクロース・トゥ・ジ・エッジの仕事に戻った。
ディヴィッドはその後もイエスの一員にとどまり、2009年から2010年にかけてのツアーに加わった。2009年10月、ディヴィッドが正式にイエスに加入したことが発表された。2011年はじめ、イエスはディヴィッドをリード・ボーカルに据え、新アルバム『フライ・フロム・ヒア (Fly From Here)』を完成させた。
ディヴィッドは、イエスへの参加後も、クロース・トゥ・ジ・エッジの一員として活動し続けたが、ディヴィッドのイエスへの関与が深まったために2009年に行なった一連のライブ以降、このバンドは活動休止状態になった。ディヴィッドと、ギタリストのフィル・シャルメタン(Phil Charmettant)は、クロース・トゥ・ジ・エッジを離れ、代わりのメンバーが加入してバンドは活動を継続した[5]。
2012年2月、スクワイアへのインタビューによってディヴィットの正式な脱退が明らかになった(かねてから患っていた呼吸不全のため)[6]。
ミステリー
[編集]ディヴィッドは、1999年以来、ミシェル・サン・ペール(Michel St-Père)が率いるミステリー(Mystery)というバンドのリード・シンガーであり、ミステリーの2007年のアルバム『Beneath the Veil of Winter's Face』、2010年のアルバム『One Among the Living』にも参加している。前者では、全ての楽曲をサン=ペールが書いていたが、後者では、はじめてディヴィッドが2曲で作詞の共作者となっている(作曲はいずれもサン=ペール)[7]。2012年、アルバム『ザ・ワールド・イズ・ア・ゲーム』を発表(ボーカル・トラックは2011年に収録)。
イエス在籍中およびイエスを脱退後の療養中もミステリーにボーカルとして在籍していたが、2014年3月にはミステリーからの脱退が公式に発表されている。ミステリーの後任のボーカリストは Jean Pageau である。
ディスコグラフィ
[編集]イエス
[編集]- 『フライ・フロム・ヒア』 - Fly From Here (2011年)
- 『イン・ザ・プレゼント〜ライヴ・フロム・リヨン』 - In The Present Live From Lyon (2011年)
ミステリー
[編集]- Beneath the Veil of Winter's Face (2007年)
- One Among the Living (2010年)
- 『ザ・ワールド・イズ・ア・ゲーム』 - The World is a Game (2012年)
- Tales from the Netherlands (2014年)
参加作品
[編集]- Hamadryad: Safe in Conformity (2005年) ※「Omnipresent Umbra」に参加
- Hamadryad: Intrusion (2010年) ※「In My Country」に参加
- Gordon Giltrap and Oliver Wakeman: Ravens & Lullabies (2013年) ※「From the Turn of a Card」に参加
出典・脚注
[編集]- ^ “Close to the Edge”. myspace.com. 2011年8月22日閲覧。 バンド名はイエスのアルバム『危機』の原題と同じ。
- ^ Rockitt, Rob (2008年9月12日). “Yes To Tour With Replacement Singer”. Hard Rock Hideout. 2009年10月10日閲覧。
- ^ Gallo, Phil (2008年9月11日). “Yes Taps 'Understudy' For Fall Tour”. The Set List. Variety. 2008年9月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月10日閲覧。
- ^ “Yes cancel 40th anniversary tour”. NME.COM (2008年6月4日). 2011年8月22日閲覧。
- ^ “Band Members”. Close to the Edge (2008年9月17日). 2013年2月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月10日閲覧。
- ^ [1]
- ^ “Album: One Among the Living”. Yescography. 2011年8月22日閲覧。