ホウライツユクサ
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ホウライツユクサ | ||||||||||||||||||||||||
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ホウライツユクサの花
(2024年7月 沖縄県石垣市) | ||||||||||||||||||||||||
分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Commelina auriculata Blume |
ホウライツユクサ(学名:Commelina auriculata[1])はツユクサ科ツユクサ属の多年生草本。長崎県絶滅危惧II類[2]。
特徴
[編集]高さ10–50 cmほどで、ツユクサより一回り大きい。葉は長さ3–7 cmで、中央脈が目立ち、葉縁は波打つことが多い。葉裏や基部、苞に粗い毛が多い。包は半円形で先のとがりが短い。花は径2 cmほどで、花弁の色がツユクサより淡い青色である点ではシマツユクサと同様だが、2枚の花被片が目立つ点がシマツユクサと異なる。花弁の先はやや丸みを帯びる。花期は夏~秋[3][4][5][6]
分布と生育環境、利用
[編集]国内では九州南部~南西諸島、国外は台湾~東南アジア、オーストラリアに分布。道端や湿った林床、林縁などに生育[4][5][6]。北限は長崎県男女群島の女島[7]。
なお、神奈川県二宮町でホウライツユクサとして野生化が記録されていたものは、別種のシュッコンツユクサCommelina erecta L.[8]と確認された[9]。
脚注
[編集]- ^ “YList 植物和名-学名インデックス:簡易検索結果”. ylist.info. 2024年10月19日閲覧。
- ^ “長崎県レッドリスト2022”. 長崎県. p. 9. 2024年10月19日閲覧。
- ^ (池原 1979, p. 258–259)
- ^ a b (片野田 2019, p. 126)
- ^ a b (田村 & 布施 2021, p. 204)
- ^ a b (林 & 名嘉 2022, p. 185)
- ^ 中西弘樹 (1987年). “長崎県植物誌ノート(1)”. 長崎県生物学会誌32号. 長崎大学学術研究成果リポジトリ. pp. 62–65. 2024年10月19日閲覧。
- ^ “シュッコンツユクサ”. YList. 2024年10月19日閲覧。
- ^ (神奈川県植物誌調査会 2018, p. 385)
参考文献
[編集]- 池原直樹『沖縄植物野外活用図鑑 第5巻 低地の植物』新星図書出版、1979年。
- 片野田逸郎『琉球弧・植物図鑑 from AMAMI』南方新社、2019年。ISBN 9784861244056。
- 田村実; 布施静香 著「ツユクサ科」、大橋広好・門田裕一・木原浩・邑田仁・米倉浩司 編『フィールド版改訂新版 日本の野生植物』 1巻、平凡社、2021年。ISBN 9784582535389。
- 林将之; 名嘉初美「ホウライツユクサ」『沖縄の身近な植物図鑑』ボーダーインク、2022年。ISBN 9784899824350。
- 神奈川県植物誌調査会『神奈川県植物誌2018電子版』神奈川県植物誌調査会、2018年、385頁。ISBN 9784991053726。
外部リンク
[編集]- ホウライツユクサ(蓬莱露草) 野の花讃花
- ホウライツユクサ(蓬莱露草) こまつなの部屋
- ホウライツユクサ 上州花狂いの植物散歩 ※ 神奈川県撮影、花がかなり大きく、雄蕊の形状からもシュッコンツユクサの可能性あり。
- ホウライツユクサ ツユクサの庭
- ホウライツユクサ(蓬莱露草) うちなー通信