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ボイド・ホルブルック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ボイド・ホルブルック
Boyd Holbrook
Boyd Holbrook
2018年
本名 Robert Boyd Holbrook
生年月日 (1981-09-01) 1981年9月1日(43歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ケンタッキー州
身長 6 ft 2 in (1.88 m)
職業 俳優モデル
ジャンル 映画、テレビシリーズ
活動期間 2001年 -
配偶者 タティアナ・パジコヴィック(2018年 - )
主な作品
映画
誘拐の掟
LOGAN/ローガン
ザ・プレデター
月影の下で
インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
テレビドラマ
ナルコス
サンドマン
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ボイド・ホルブルック(Boyd Holbrook, 1981年9月1日 - )は、アメリカ合衆国ケンタッキー州出身の俳優モデル[1][2][3]

バラエティ』誌にて「2012年に注目すべき10人の俳優」のひとりに選ばれた[4]

生い立ち

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1981年、ケンタッキー州のプレストンバーグで、父ドン・ホルブルック(Don Holbrook)と母エレン(Ellen)の間に、ロバート・ボイド・ホルブルックRobert Boyd Holbrook)として生まれた。

キャリア

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2001年に、シアターで大工として働いている時に見いだされ、モデルとしてElite Modelsと契約した。その後も、グッチジャン・ポール・ゴルティエヒューゴ・ボス、ビル・ブラス、カルヴァン・クライン、モスキーノ、マーク・ジェイコブス、DSquared2のようなブランド、デザイナーの元でモデルをつとめた。

モデルとして、ヨーロッパやアジアを回って働いた後で、ニューヨーク大学で学び、16ミリフィルム(撮影、照明、編集および脚本)でNYU-SCPSの資格証明書を受けた。また、コロンビア大学で、シナリオ制作と映画史について聴講生として受講し、結果として5本のショート・フィルムが残されている。

俳優として、演技をWilliam Esper Studioで学び、2年間のマイズナー・プログラムを終了した後に、AllisonのMV、『Permanent Me』に出演した。また、2007年にガス・ヴァン・サント監督にシナリオを送ったのがきっかけで、映画『ミルク』にデントン・スミス役での出演が決定した。本名のロバート・ボイド・ホルブルック名義での出演であった。

「Model-Max.com」のウェブで、短い詩のシリーズをジェイミー・ストレイチャン(Jamie Strachan)のイラストを添えて発表した。またデイヴィッド・アームストロングと組んだ写真家でもあり、2008年にニューヨークの"RARE gallery in Chelsea"に『Iscariot』で出展した彫刻家でもある。

2011年から本格的に俳優業に進出し、2013年にアンドルー・ニコル監督の『ザ・ホスト 美しき侵略者』とスティーヴン・ソーダーバーグ監督のテレビ映画『恋するリベラーチェ』に、2014年にはデイヴィッド・フィンチャー監督の『ゴーン・ガール』に、2015年にはジャウマ・コレット=セラ監督の『ラン・オールナイト』に出演した[5][6][7]

2015年からの、Netflix配信シリーズ『ナルコス』では、実在した麻薬捜査官のスティーヴ・マーフィーを演じた。

2017年公開の映画『ウルヴァリン』の、シリーズ新作『LOGAN/ローガン』で、敵役ドナルド・ピアースとしての出演が発表された[8]

2018年公開の、シェーン・ブラック監督作品でプレデターシリーズ最新作『ザ・プレデター』に出演した[9]

私生活

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2017年9月21日、ガールフレンドであるタティアナ・パジコヴィック(Tatiana Pajkovic)との間に、第1子が誕生した[10]

フィルモグラフィ

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映画

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公開年 日本語
原題
役名 備考 吹き替え
2008 ミルク
Milk
デントン・スミス ロバート・ボイド・ホルブルック名義の出演
2010 Tough Trade Jackson Tucker テレビ映画
2011 ハイヤー・グラウンド
Higher Ground
ティーンのイーサン・ミラー 日本劇場未公開
ブラッド・ヒート 肉弾戦争
The Reunion
ダグラス・キャリー 日本劇場未公開
2012 最高の人生のはじめ方
The Magic of Belle Isle
ルーク・フォード 日本劇場未公開 (吹き替え版なし)
2013 ザ・ホスト 美しき侵略者
The Host
カイル・オーシェイ 矢嶋友和
ファーナス/訣別の朝
Out of the Furnace
タトゥーの男
恋するリベラーチェ
Behind the Candelabra
ケイリー・ジェームズ テレビ映画 (吹き替え版なし)
2014 スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方
The Skeleton Twins
ビリー 日本劇場未公開
リトル・アクシデント -闇に埋もれた真実-
Little Accidents
エイモス・ジェンキンス 日本劇場未公開
少女が大人に変わる夏
Very Good Girls
デイヴィッド 日本劇場未公開
誘拐の掟
A Walk Among the Tombstones
ピーター・クリスト 大林洋平
ゴーン・ガール
Gone Girl
ジェフ 田村真
2015 ラン・オールナイト
Run All Night
ダニー・マグワイア 神奈延年
2016 The Free World Mo Lundy
ジェーン
Jane Got a Gun
ヴィク・オーウェン 清水裕亮
モーガン プロトタイプL-9
Morgan
スキップ・ヴロンスキー 綱島郷太郎
Cardboard Boxer Pinky
2017 LOGAN/ローガン
Logan
ドナルド・ピアース 小川輝晃
Boomtown Dustin
Two/One
2018 ザ・プレデター
The Predator
クイン・マッケナ 小川輝晃
The Ghost of Kelly Pavlik Narrator
O.G. オリジナル・ギャングスター
O.G.
Pinkins 兼製作 (吹き替え版なし)
2019 月影の下で
In the Shadow of the Moon
トーマス・ロックハート Netflixオリジナル映画 小川輝晃
2020 ヒーローキッズ
We Can Be Heroes
ミラクル・ガイ
2021 呪われし銀
The Cursed
ジョン・マクブライド
ベケット
Beckett
スティーヴン・タイナン 小林親弘
2022 Vengeance Ty Shaw
2023 インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
Indiana Jones and the Dial of Destiny
クレーバー 中村悠一
ザ・バイクライダーズ
The Bikeriders
カル
2024 名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN
A Complete Unknown
ジョニー・キャッシュ

テレビシリーズ

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放映年 日本語題
原題
役名 備考 吹き替え
2009 The Unusuals Unusuals Punk 第5話「42
The Beautiful Life: TBL Gabriel 第1話「Pilot
2011 キャシーのbig C -いま私にできること-
The Big C
ミカイル 計6話出演
2012 ハットフィールド&マッコイ 実在した一族 vs 一族の物語
Hatfields & McCoys
ウィリアム・“キャップ”・ハットフィールド ミニシリーズ
全3話出演
2015-2018 ナルコス
Narcos
スティーヴ・マーフィー 計20話出演 小川輝晃
2020 The Fugitive マイク・フェロー 計14話出演
2021 ザ・プレミス
The Premise
アーロン シーズン1第2話「黙祷」
2022 サンドマン
The Sandman
コリント人英語版 Netflixドラマシリーズ 岩崎正寛
2023 Justified: City Primeval Clement Mansel

受賞とノミネーション

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映画祭・賞 部門 対象作品 結果
2012 ハンプトン国際映画祭英語版 ブレイクスルー俳優賞 ザ・ホスト 美しき侵略者 受賞[11]
2014 ミラノ国際映画祭賞英語版 男優賞 リトル・アクシデント -闇に埋もれた真実- ノミネート[11]

日本語吹き替え

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ナルコス』以降、小川輝晃が主に担当している。

このほかにも、中村悠一綱島郷太郎小林親弘岩崎正寛なども声を当てている。

参考文献

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  1. ^ Boyd Holbrook”. AlloCiné. 2015年7月2日閲覧。
  2. ^ Hirschberg, Lynn (2014年3月20日). “Boyd Holbrook: Leading Man”. W. 2015年7月2日閲覧。
  3. ^ Khan-Anselmo, Alexandra (2014年1月21日). “Today's Pop Culture Highlights – As it Happened”. The Guardian. 2015年7月2日閲覧。
  4. ^ Ventre, Michael (2012年10月3日). “Holbrook: Carving out an eclectic career”. Variety. 2015年7月2日閲覧。
  5. ^ Dargis, Manohla (2013年3月28日). “Fighting the Peacenik Alien Within Her”. The New York Times. 2015年7月2日閲覧。
  6. ^ Dargis, Manohla (2014年9月25日). “No Job, No Money and Now, No Wife”. The New York Times. 2015年7月2日閲覧。
  7. ^ Chang, Justin (2015年3月10日). “Film Review: ‘Run All Night’”. Variety. 2015年7月2日閲覧。
  8. ^ http://www.comicbookresources.com/article/wolverine-3-adds-narcos-boyd-holbrook-as-its-main-villain?utm_campaign=wolverine-3-adds-narcos-boyd-holbrook-as-its-main-villain&utm_medium=internal_links&utm_source=breaking_banner
  9. ^ https://www.cosmicbooknews.com/content/predator-2018-gets-olivia-munn-boyd-holbrook
  10. ^ http://www.eonline.com/news/882011/narcos-star-boyd-holbrook-expecting-first-child-with-tatiana-pajkovic
  11. ^ a b https://www.imdb.com/name/nm2933542/awards/?ref_=nm_awd

外部リンク

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