ポトフ
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ポトフ | |
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フランスのポトフ | |
別名 | ポトフー |
種類 | 煮込み |
発祥地 | フランス |
主な材料 | |
Cookbook ウィキメディア・コモンズ |
ポトフ(仏: pot-au-feu)は、フランスの家庭料理の一つ。鍋に塊のままの牛肉、野菜類に香辛料を入れて長時間煮込んだもの。ポトフーと表記される場合もある。フランス語でpotは鍋や壺、feuは火を示すため、「火にかけた鍋」といった意味になる[1][2]。
解説
[編集]牛肉やソーセージなどの肉と、大きく荒く切ったニンジン、タマネギ、セロリなどの野菜類を、じっくり煮込んだ料理である。スープは食塩や香辛料(黒コショウ、ハーブ、クローブなど)で風味を調え、肉や野菜は食べやすい大きさに切ってからマスタードを添え、それぞれ別皿に盛って供する。漉した煮汁はほかの料理のブイヨンとしても用いられる[2]。
具材
[編集]牛肉は、主にすね肉、もも肉、かた肉が使われ、野菜類はニンジン、タマネギ、キャベツ、カブ、ポロネギなどが使われる。ジャガイモなどデンプン質の多い野菜は煮汁が濁るため、一般に避けられる[2]。
牛肉の代わりに雌鶏肉を使ったものは、プール・オ・ポ (poule au pot) と呼ばれる。
→「スープ」も参照
各国の料理
[編集]各国に類似した料理がある。
なお、フランス語版のWikipediaでは、日本版ポトフとして「おでん」が挙げられている。中国には火鍋がある。