ムーンソロウ
ムーンソロウ Moonsorrow | |
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出身地 | フィンランド ウーシマー州 ウーシマー県 ヘルシンキ |
ジャンル |
ペイガンメタル フォークメタル ブラックメタル |
活動期間 |
1995年 - 2021年 2022年 - |
レーベル |
プラズマティカ・レコード スパイクファーム・レコード スパインファーム・レコード センチュリー・メディア・レコード ハウリング・ブル・エンターテイメント |
公式サイト | moonsorrow.com |
メンバー |
ヴィレ・ソルヴァリ (リードボーカル、ベース) ヘンリ・ソルヴァリ (ギター、キーボード、ボーカル) ミトヤ・ハルヴィラハティ (ギター、ボーカル) マルクス・エウレン (キーボード) マルコ・タルヴォネン (ドラムス) |
ムーンソロウ (Moonsorrow)は、フィンランド出身のペイガンメタルバンド。
概要
[編集]比較的長尺な楽曲が多いバンドであり、すべてのアルバムに10分を超える楽曲が必ず収録されている。特に4thアルバム『Verisäkeet』以降は、10分を超える楽曲の割合が増加し、アルバムの半数以上[注釈 1]が10分を超える楽曲となっている。特に、5thアルバム『V: Hävitetty』に至っては、30分強、26分強の楽曲2曲のみでアルバムが構成されるなど、実験的なアルバム構成となっている。また、楽曲名、アルバム名、歌詞の全てがフィンランド語で書かれている[注釈 2]。
略歴
[編集]1995年に従兄弟の関係にあるヴィレ・ソルヴァリとヘンリ・ソルヴァリの2名で結成された[1]。当初は2名体制のプロジェクトであり、ヴィレとヘンリが様々なパートを兼任する体制であった。また、ヴィレとヘンリは当時は様々なプロジェクトを立ち上げており、ムーンソロウもその内の一つであった[1]。この時期に、ヴィレとヘンリが立ち上げたプロジェクトとしては、ウッズ・オヴ・ベリアル (Woods of Belial)やクリプト (Crypt)、ソーンフロスト (Thornfrost)がある。結局、ヴィレとヘンリはムーンソロウをメインバンドに据えることを決定し、バンドメンバーを集めるようになる[1]。
1999年にマルコ・タルヴォネン (Ds)が加入。スリーピースバンドの体制となる。2000年に1stアルバム『Suden uni』のレコーディングを行う[1]。このレコーディングには、ミトヤ・ハルヴィラハティ (G, Vo)がサポート参加しており、レコーディング終了後から間を置かずに正式メンバーとしてムーンソロウに加入した[1]。同年に初ライヴも経験しているが、その際にキーボーディストのマルクス・エウレン (Key)が参加し、そのまま正式加入した[1]。これ以降、バンドメンバーの変更は発生しておらず、20年以上変わらないメンバーで活動を続けている[1]。
2001年初めに、スウェーデンのプラズマティカ・レコードより1stアルバム『Suden uni』をリリースしデビューを飾る[2]。更に母国フィンランドのスパイクファーム・レコードに移籍し、同年末には2ndアルバム『Voimasta ja kunniasta』をリリース[2]。2002年より、ライヴセッションメンバーとしてヤンネ・ペルッティラ (G, Vo)が参加するようになる[1]。ヤンネはライヴのみならずアルバムにもサポート参加しているものの、正式メンバーとなることなく参加し続けている[1]。2003年に3rdアルバム『Kivenkantaja』をリリース[2]。2005年に4thアルバム『Verisäkeet』をリリース[2]。2007年に5thアルバム『V: Hävitetty』をリリース[2]。2008年には、1stEP『Tulimyrsky EP』をリリースしている[2]。
2011年に6thアルバム『Varjoina kuljemme kuolleiden maassa』をリリース[2]。同アルバムリリース後、フィンランドフェスに参加するために初来日を果たす[1]。更に、6thアルバムが『我、死者の国を影のごとく彷徨う』という邦題でハウリング・ブル・エンターテイメントから日本盤がリリースされ、日本デビュー盤ともなった。その後、ドイツのセンチュリー・メディア・レコードに移籍し、2016年に7thアルバム『Jumalten aika』をリリースした。
2021年秋、急性の健康問題の為バンド活動を休止することが発表された[3]。なお、2022年夏迄には活動を再開する予定であること、健康問題の詳細については公表する予定は無く、インタビュー等の予定もないとされた[3]。その後、2022年4月下旬にドイツで開催された「ラグナロク・フェスティバル2022」に出演し、活動を再開した[4]。
また、2005年にマルクス・エウレンを除く4人のメンバーとヤンネ・ペルッティラ、1名のボーカリストを加えた6人でサイドプロジェクトとして、デスメタル/グラインドコアバンドのラクパーヴィ (Lakupaavi)を結成。同年に1stアルバム『Raah raah blääh』をリリースしている。
メンバー
[編集]現メンバー
[編集]- ヴィレ・"セポンポイカ"・ソルヴァリ (Ville "Seponpoika" Sorvali) - リードボーカル、ベース (1995 - )
- ヘンリ・"ウルポンポイカ"・ソルヴァリ (Henri "Urponpoika" Sorvali) - ギター、キーボード、ボーカル (1995 - )
- ミトヤ・ハルヴィラハティ (Mitja Harvilahti) - ギター、ボーカル (2000 - )
- シャドウ・カットなどでも活動。
- マルクス・エウレン (Markus Eurén) - キーボード (2000 - )
- アルテメシアなどでも活動。
- マルコ・"バロン"・タルヴォネン (Marko "Baron" Tarvonen) - ドラムス (1999 - )
- バレン・アース、オクトーバー・フォールズ、ザイ・サーペント、アルテメシア、カオスブリードなどでも活動。
セッションメンバー
[編集]- ヤンネ・ペルッティラ (Janne Perttilä) - ギター、ボーカル (2002 - )
- ライヴサポート及びアルバムセッション参加。
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]- 2001年 Suden uni
- 2001年 Voimasta ja kunniasta
- 2003年 Kivenkantaja
- 2005年 Verisäkeet
- 2007年 V: Hävitetty
- 2011年 Varjoina kuljemme kuolleiden maassa
- 2016年 Jumalten aika
EP/シングル
[編集]- 2008年 Tulimyrsky EP (EP)
- 2016年 Soulless / Non Serviam (Single)
コンピレーション
[編集]- 2014年 Heritage: 1995-2008 - The Collected Works
- 2019年 Back to North
デモ
[編集]- 1996年 Thorns of Ice (Demo)[注釈 3]
- 1997年 Promo (Demo)[注釈 3]
- 1997年 Metsä (Demo)
- 1999年 Tämä ikuinen talvi (Demo)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j HT-FOX、ムーンソロウ「我、死者の国を影のごとく彷徨う」(日本語)『Varjoina kuljemme kuolleiden maassa』、ハウリング・ブル・エンターテイメント、日本東京都渋谷区、2011年。HWCY-1295。
- ^ a b c d e f g “Moonsorrow – Discography”. Moonsorrow Official Website. 2020年4月18日閲覧。
- ^ a b “Due to urgent health issues,...”. Moonsorrow Official Facebook. 2022年1月25日閲覧。
- ^ “Thank you Ragnarök festival!,...”. Moonsorrow Official Facebook. 2022年8月26日閲覧。