ロストフ州
- ロストフ州
- ロシア語: Ростовская область
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ロストフ州旗 ロストフ州紋章 -
国歌 不明 公用語 ロシア語 首府 ロストフ・ナ・ドヌ ロストフ州知事 ヴァシリー・ゴルブエフ 構成体種別 州 連邦管区 南部 経済地区 北カフカス 面積
- 総計国内第32位
100,800km2人口(2021年国勢調査)
- 総計
- 人口密度
- 都市/地方比率国内第6位
4,200,729人
42人/km2
67.2% : 32.8%時間帯 UTC +3(DST: なし)モスクワ時間 ISO 3166-2:RU RU-ROS 番号 ウェブサイト http://www.donland.ru/
ロストフ州(ロストフしゅう、ロシア語: Ростовская область)は、ロシア連邦を構成する州(オーブラスチ)のひとつ。南部連邦管区に属し、北カフカスに位置する。
地理
[編集]歴史的にクバーニと呼ばれた地方である。
西側で、ウクライナとアゾフ海に接し、北でヴォロネジ州に、東でカルムイク共和国とヴォルゴグラード州に、南にクラスノダール地方と接する。主要河川としては、アゾフ海に流れ込むドン川が流れる。
南東部にはクマ=マヌィチ窪地があり、一帯には塩性湿地および栗色土の帯状植生、特にウシノケグサ属、ニガヨモギなどが生える乾燥性、半乾燥性のステップが発達している。一帯は2008年にユネスコの生物圏保護区に指定された[1]。
歴史
[編集]1773年のプガチョフの乱の混乱後、1775年にザポロージャのシーチが廃止。1786年に初めてドン軍管州(Земля Войска Донского、1786年 - 1870年)が設置される。1787年に露土戦争が勃発、急遽旧ザポロージャのシーチのウクライナ・コサックから黒海コサック軍が編成される。1792年に黒海コサック軍がクバーニへ移住。1860年にクバーニ・コサック軍となった。ドン軍管州(1870年 - 1920年)、ドン全大軍(1918年 - 1920年)を経て、ドン州(1920年 - 1924年)とドネツィク州に分割。北カフカス・クライにドン州を併入。1937年3月にグリゴリー・オルジョニキーゼにちなみオルジョニキーゼ・クライ(Орджоникидзевский край)と改名。1943年1月12日に北カフカス・クライが分割されロストフ州となる。 第二次世界大戦後には、タガンログに第475収容地区(グラーグ)が設置され、シベリア抑留を受けた日本人捕虜の一部が移送され、強制労働に従事した[2]。
ロシアのウクライナ侵攻に関連した動き
[編集]- 2023年7月28日、ロストフ州タガンログがウクライナのミサイル攻撃を受ける。ロシア国防省はミサイルの迎撃に成功して、市内に破片が落下したことを発表。また、州知事は市中心部でロケット弾が爆発して、割れたガラスで負傷者がでたことをSNSで伝えた。さらにロシア保健省は、負傷者数が14人がであることを発表した[3]。
歴代の州知事
[編集]- ウラジミール・チュブ(1991年10月8日-2010年6月14日)
- ヴァシリー・ゴルブエフ(2010年6月14日-現職、 2015年6月8日-9月29日は後任決まらず代行)
主な都市
[編集]標準時
[編集]この地域は、モスクワ時間帯の標準時を使用している。時差はUTC+3時間で、夏時間はない。(2011年3月までは、標準時がUTC+3で夏時間がUTC+4、同年3月から2014年10月までは通年UTC+4であった)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “Rostovsky Biosphere Reserve, Russian Federation” (英語). UNESCO (2019年4月23日). 2023年3月10日閲覧。
- ^ 長勢了治『シベリア抑留全史』原書房、2013年8月8日、186頁。ISBN 9784562049318。
- ^ “ロシア、ウクライナのミサイル迎撃と発表 14人負傷 南部ロストフ州”. CNN (2023年7月29日). 2023年7月29日閲覧。