コンテンツにスキップ

ロージー・ペレス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロージー・ペレス
Rosie Pérez
Rosie Pérez
2012年撮影
本名 Rosa María Pérez
生年月日 (1964-09-06) 1964年9月6日(60歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク
民族 プエルトリコ系アメリカ人
職業 女優
ダンサー
振付師
声優
ジャンル テレビ・映画・舞台
活動期間 1986年 - 現在
配偶者 Seth Zvi Rosenfeld (m. 1991–2001)
Eric Haze (m. 2013)
主な作品
フィアレス
ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY
受賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞
助演女優賞
1993年フィアレス
その他の賞
テンプレートを表示

ロージー・ペレスRosie Pérez, 1964年9月6日 - )は、アメリカ合衆国女優ダンサー振付師声優である。

映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』(1989年)のティナ役と『ハード・プレイ』(1992年)でブレイクし、『フィアレス』(1993年)では、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされるなど、高い評価を得ている。その後、『あなたに降る夢』(1994年)、『エル・ドラド 黄金の都』(2000年)、『スモーキング・ハイ』(2008年)、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020年)などの映画に出演している。

テレビ番組では『In Living Color』(1990~1994年)でプライムタイム・エミー賞に3回ノミネートされ、『フライト・アテンダント』(2020年~)でもエミー賞にノミネートされている。

ブロードウェイでは『The Ritz』『月の光の中のフランキーとジョニー』『Fish in the Dark』といった舞台劇に出演している。また、ABCのトーク番組『The View』では、同シリーズの第18シーズンに共同司会を務めた。

来歴

[編集]

1964年ニューヨークブルックリンに生まれる。両親はプエルトリコの家系だった[1]ニューヨークの高校で学んだ後に、カリフォルニア州へ移ってロサンゼルス・シティー・カレッジへ進学した[2]

19歳の時、テレビ番組『ソウル・トレイン』でダンサーとしてのキャリアをスタートさせた[3]。大学では生化学を専攻する予定だったが、ナイトクラブに行くことでストレスを発散していたという。『ソウル・トレイン』のスカウトがペレスに番組への出演を依頼した際、彼女はプロのダンサーではなかったが、あまりに気に入ったので大学を中退した[4]。24歳のときにダンスクラブで踊っているところをスパイク・リーから見出され、リー自ら主演した『ドゥ・ザ・ライト・シング』で映画デビューを果たす[5]

その後、振付師として、ジャネット・ジャクソンボビー・ブラウンダイアナ・ロスLL・クール・Jザ・ボーイズのミュージックビデオの振り付けを担当した[6]。FOXテレビのコメディ番組『In Living Color』で組成されたダンスグループ、フライガールズの振付師でもあり、番組プロデューサーも務めた[7]テレンス・マクナリー英語版の舞台劇『月の光の中のフランキーとジョニー』でブロードウェイデビューを果たした[8]

1991年ジム・ジャームッシュ監督、ウィノナ・ライダー主演の『ナイト・オン・ザ・プラネット』へ出演し、1992年ウェズリー・スナイプスウディ・ハレルソンと共演した『ハード・プレイ』から知名度が上昇。1993年には、ジェフ・ブリッジス主演の『フィアレス』へ出演してアカデミー助演女優賞にもノミネートされた。その後も出演した作品ではプライムタイム・エミー賞インディペンデント・スピリット賞 ロサンゼルス映画批評家協会賞 助演女優賞などの権威ある賞へノミネートされており、現在は映画、テレビ、ブロードウェイやオフ・ブロードウェイ舞台などの幅広い分野で活躍している。また近年、アメリカのヒップホップグループの「Felt」がペレスに敬意を表して『Felt 3: A Tribute to Rosie Perez』というアルバムも発売した。


主な出演作品

[編集]

映画

[編集]
公開年 邦題
原題
役名 備考
1989 ドゥ・ザ・ライト・シング
Do the Right Thing
ティナ
1990 クリミナル・ジャスティス
Criminal Justice
デニス・ムーア テレビ映画
1991 ナイト・オン・ザ・プラネット
Night on Earth
アンジェラ
1992 ハード・プレイ
White Men Can't Jump
グロリア・クレメンテ
1993 忘れられない人
Untamed Heart
シンディ
フィアレス
Fearless
カーラ・ロドリゴ アカデミー助演女優賞ノミネート
1994 あなたに降る夢
It Could Happen to You
ミュリエル・ラング
サムバディ・トゥ・ラブ
Somebody to Love
メルセデス
1997 レスキュアーズ/ 二つの家族
SUBWAYStories: Tales from the Underground
謎の女 テレビ映画
ペルディータ
Perdita Durango
ペルディータ・デュランゴ
2000 エル・ドラド 黄金の都
The Road to El Dorado
チェルl 声の出演
2001 ヒューマンネイチュア
Human Nature
ルイーズ
サンキュー、ボーイズ
Riding in Cars with Boys
シャーリー・ペロ
2005 ブルース・イン・ニューヨーク
Lackawanna Blues
バーサ テレビ映画
それでも生きる子供たちへ
All the Invisible Children
ルーシー
2007 ハード・クライム
The Take
マリーナ
2008 スモーキング・ハイ
Pineapple Express
キャロル
2010 見えない真実
Lies in Plain Sight
マリソル テレビ映画
アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!
The Other Guys
カメオ出演
2012 スモール・アパートメント ワケアリ物件の隣人たち
Small Apartments
ミズ・ベイカー
2013 悪の法則
The Counselor
ルース
2015 プエルトリカン・イン・パリ
Puerto Ricans in Paris
グロリア
2019 デッド・ドント・ダイ
The Dead Don't Die
ポージー・フアレス
2020 マクマホン・ファイル
The Last Thing He Wanted
アルマ・ゲレロ
ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY
Birds of Prey (and the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)
レニー・モントーヤ
Have a Good Trip: Adventures in Psychedelics 本人
Boss Bitch Fight Challenge 本人 短編ビデオ
For NYC - 短編
2021 With/In: Volume 1 ココ
でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード
Clifford the Big Red Dog
ルシール

テレビシリーズ

[編集]
放映年 邦題
原題
役名 備考
1990 21ジャンプストリート
21 Jump Street
ロージー・マルティネス 1エピソード
1990-1991 WIOU ルーシー・ヘルナンデス 3エピソード
2004 そりゃないぜ!? フレイジャー
Frasier
リズベス 1エピソード
2008-2009 リップスティック・ジャングル
Lipstick Jungle
ダリア・モラレス 6エピソード
2009 LAW & ORDER:性犯罪特捜班
Law & Order: Special Victims Unit
エヴァ・バンクス 1エピソード
2012 ナース・ジャッキー
Nurse Jackie
ジュールズ 1エピソード
2016 Search Party ロレイン・デ・コス 4エピソード
2017 Pure フィービィー・オライリー 6エピソード
Bounty Hunters ニーナ・モラレス 6エピソード
2017–19 アバローのプリンセス エレナ
Elena of Avalor
ドゥルセ(声の出演)
2018 Rise トレイシー・ウルフ 10エピソード
2019 High Maintenance アドリアナ エピソード「Proxy」
She's Gotta Have It ドナ・ルーシー・クリスティナ エピソード「#OhJudoKnow?」
2020-現在 フライト・アテンダント
The Flight Attendant
ミーガン・ブリスコー 16エピソード
2021 プリンセス・マヤと3人の戦士たち
Maya and the Three
シパクトリ(声の出演)
2022 Human Resources ペトラ(声の出演)
Now & Then フローラ・ネルダ
ビッグシティ・グリーン
Big City Greens
トレス夫人 シーズン3 第7話「The Delivernator」
2023 Your Honor/追い詰められた判事
Your Honor
オリヴィア・デルモント

テレビアニメ

[編集]
  • Happily Ever After: Fairy Tales for Every Child (1995, 1997)
  • Go, Diego! Go! (2005 - 2008)
  • The Cleveland Show (2012 - 2013)


脚注

[編集]

外部リンク

[編集]