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一勝地駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一勝地駅
駅舎(2012年1月)
いっしょうち
Isshōchi
球泉洞 (4.9 km)
(2.6 km) 那良口
地図
熊本県球磨郡球磨村大字一勝地甲友尻
北緯32度15分0.73秒 東経130度39分8.83秒 / 北緯32.2502028度 東経130.6524528度 / 32.2502028; 130.6524528座標: 北緯32度15分0.73秒 東経130度39分8.83秒 / 北緯32.2502028度 東経130.6524528度 / 32.2502028; 130.6524528
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 肥薩線
キロ程 39.8 km(八代起点)
電報略号 イチ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線[1]
開業年月日 1908年明治41年)6月1日[2]
備考 簡易委託駅
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一勝地駅(いっしょうちえき)は、熊本県球磨郡球磨村大字一勝地甲友尻にある、九州旅客鉄道(JR九州)肥薩線である。

歴史

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駅構造

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単式ホーム2面2線を有する地上駅[1]。以前は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の2面3線で、単式ホーム側に駅舎のある構造を持っていたが、島式ホーム内側の線路を撤去したことにより、ホーム・線路・ホーム・線路、の順の特異な配列を持つ2面2線の構造となった。回廊のある古い木造駅舎が残る。

地元農業協同組合であるJA球磨一勝地駅支所が同居する簡易委託駅。かつては有人駅で広い構内を持ちながら普通列車のみ停車する駅であった。無人化後しばらくは荒廃した無人駅となっていたが、旧駅舎にJA球磨一勝地駅支所が開設・入居してからは簡易委託駅となり、観光地も多いため九州新幹線開業後は観光誘致を目的として「SL人吉」や特急「くまがわ」「九州横断特急」の停車駅に昇格した。2016年3月26日ダイヤ改正で特急列車が廃止され、快速列車の停車駅となったが、2017年3月4日のタイヤ改正から観光特急かわせみ やませみ」及び観光列車「いさぶろう・しんぺい」が停車するようになった。乗車券や特急券、指定席券などは補充券や常備券での販売となる。

「SL人吉」運行日のみ、停車時間に合わせてホームで駅弁「一勝地弁当勝つ弁」が販売されている。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 肥薩線 下り 人吉吉松方面
2 上り 八代熊本方面

駅周辺

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集落が球磨川両岸と芋川両岸に広がっている。特に、球磨川に注ぐ芋川沿い(一勝地温泉方向)に集中している。当駅から東方向に約100mほどの距離の熊本県道・鹿児島県道15号人吉水俣線上には産交バスの一勝地駅前バス停が、約600mの距離にある対岸には一勝地バス停がある。

その他

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  • 縁起の良い名前の駅であるため、駅舎に入居しているJA球磨一勝地駅支所にて平日のみ「必勝お守り記念入場券」を販売している。スポーツ選手受験生などが勝利(合格)を祈願し買いに来る。また、駅に隣接する一勝地郵便局でもお守りを販売している。
  • 肥薩線真幸駅との乗車券は、「一生(一勝地駅)幸せ(真幸駅)」という語呂で親しまれており、JR九州でも「一生(一勝)幸せきっぷ」として販売されている。

隣の駅

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※特急「いさぶろう・しんぺい」「かわせみ やませみ」・臨時快速「SL人吉」の隣の停車駅は各列車記事を参照のこと。

九州旅客鉄道(JR九州)
肥薩線
球泉洞駅 - 一勝地駅 - 那良口駅

脚注

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  1. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 33号 熊本駅・嘉例川駅・大畑駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月31日、26頁。 
  2. ^ a b 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 2号、16頁
  3. ^ a b c d e 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 2号、19頁
  4. ^ 東京朝日新聞 1914年4月9日朝刊5面「一勝地駅全焼」
  5. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 2号、17頁
  6. ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、702頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  7. ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
  8. ^ 平成 28 年春ダイヤ改正” (PDF). 九州旅客鉄道 (2015-12-18日). 2015-12-19日閲覧。
  9. ^ 平成29年春ダイヤ改正について” (PDF). 九州旅客鉄道 (2016年12月16日). 2017年3月20日閲覧。
  10. ^ 平成30年3月にダイヤを見直します(熊本エリア)” (PDF). 九州旅客鉄道 (2017年12月15日). 2017年12月15日閲覧。
  11. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 2号、8頁

参考文献

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  • 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「肥薩線・吉都線・三角線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第2号、朝日新聞出版、2009年7月19日。 

関連項目

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外部リンク

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