三浦綾子記念文学館
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三浦綾子記念文学館 Miura Ayako Literature Museum | |
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施設情報 | |
専門分野 | 三浦綾子 |
館長 | 田中綾 |
事業主体 | 公益財団法人三浦綾子記念文化財団[1] |
管理運営 | 公益財団法人三浦綾子記念文化財団[1] |
開館 | 1998年(平成10年)6月13日[2] |
所在地 |
〒070-8007 日本 北海道旭川市神楽7条8丁目2-15 |
位置 | 北緯43度45分12.9秒 東経142度20分52.2秒 / 北緯43.753583度 東経142.347833度座標: 北緯43度45分12.9秒 東経142度20分52.2秒 / 北緯43.753583度 東経142.347833度 |
外部リンク | http://www.hyouten.com/ |
プロジェクト:GLAM |
三浦綾子記念文学館(みうらあやこきねんぶんがくかん)は、北海道旭川市神楽7条8丁目にある作家・三浦綾子の偉業の数々を展示している北海道の登録博物館。運営は、公益財団法人三浦綾子記念文化財団[1]。
概要
[編集]公益財団法人三浦綾子記念文化財団が設立・運営している文学館[1]。民立民営[1]。
特徴ある多角形の建物で、1998年(平成10年)6月13日開館[2]。
代表作「氷点」の舞台にもなった外国樹種見本林の中にあり[3]、建物の周りは静かで散策をするのにもよい。
2階建ての建物はエレベータや品の良いタイル張りの車イス使用可能の多目的トイレなど、バリアフリーになっている。
直筆の原稿や膨大な取材ノート・資料・プロフィール、三浦綾子の質素な書斎などの展示があり[4]、展示室のほか視聴覚室や図書コーナー[5]、喫茶室などもある。
夫で歌人の三浦光世の遺言により夫妻が生活していた旭川市内の自宅(三浦光世・綾子 居宅跡)は三浦綾子記念文化財団に寄贈されていたが、2016年2月に三浦綾子記念文化財団が三浦家家屋検討委員会を設置して保存と活用を検討した結果、書斎などを三浦綾子記念文学館に移築して保存するとともに新たに分館を新設することとなった[6]。尚、居宅跡は母屋も含め、2021年3月時点においても旭川市内に現存する。
歴史
[編集]- 1998年(平成10年)6月13日 - 開館[2]。
- 2008年(平成20年)10月 - 新収蔵庫が完成し、翌年から使用されることになった[7]。
- 2010年(平成22年)5月3日 - のべ入館者数が40万人を突破[8]。
- 2018年(平成30年)9月29日 - クラウドファンディングにより、分館がオープン。同市内にある居宅跡の書斎部屋をほぼ移築・再現している。
- 2019年(令和元年)7月 - 2022年の生誕100年に向け、「レイ」と名付けられた女性キャラクターが解説をするARアプリを導入開始(日本語版のレイは諸作品のオーディオライブラリーの朗読も担当する声優の七瀬真結)。
- 2020年(令和2年)12月10日 - 新型コロナウィルスの悪化を受け、開館後初となる長期休館が決定された。期間は同日から2021年1月5日を予定。
歴代館長
[編集]- 初代:高野斗志美(1998 - 2002) - 元旭川大学学長。三浦綾子と親交が深く、三浦文学の研究者でもある[9]。
- 第2代:三浦光世(2002 - 2014) - 三浦綾子の夫[10]。
- 第3代:田中綾(2017 - ) - 北海学園大学教授、歌人、文芸評論家。三浦夫妻の短歌の研究論文も発表している[11][12]。
ギャラリー
[編集]-
三浦綾子記念文学館
外国樹種見本林入口 -
三浦綾子記念文学館
-
記念文学館裏手の林
-
見本林で早朝によく
見かけるエゾリス
脚注
[編集]- ^ a b c d e “三浦綾子記念文化財団 法人賛助会員獲得に本腰 「民立民営」文学館を守ろう 維持費など支出増にらみ 財政基盤の強化図る”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2000年4月19日)
- ^ a b c “よみがえる「氷点」の世界 三浦綾子記念文学館オープン”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1998年6月13日)
- ^ “道北パノラマの夏 3 見本林=旭川市神楽 潤いある空間 「氷点」の舞台”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2004年8月11日)
- ^ “三浦綾子記念文学館 全容紹介 「心」問い続けた作品群 5つの空間に軌跡凝縮”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1998年6月12日)
- ^ “待望の三浦綾子記念文学館 建物部分が完成、6月13日に開設予定 内部を初公開 ぬくもりと壮厳さ”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1998年3月26日)
- ^ “三浦綾子さん書斎移転へ 自宅は解体 旭川の文学館新設の分館に” (日本語). 北海道新聞. どうしんウェブ/電子版(暮らし・話題) (北海道新聞社). (2016年12月20日). オリジナルの2016年12月21日時点におけるアーカイブ。 2016年12月21日閲覧。
- ^ “新収蔵庫が完成 原稿など 年明けに資料搬入 三浦文学館”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2008年10月21日)
- ^ (北海道新聞 2010年5月4日)
- ^ “三浦綾子記念文学館 館長・高野斗志美 ひかりと愛といのち 私たちの生き方に再生のメッセージ”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1998年6月12日)
- ^ “憲法九条守る会結成 札幌の教職員が集会”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2006年4月23日)
- ^ 渡辺康人 (2016年11月15日). “北海道)三浦綾子文学館新館長に歌人の田中綾氏” (日本語). 朝日新聞. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). オリジナルの2016年11月15日時点におけるアーカイブ。 2016年11月15日閲覧。
- ^ “三浦綾子文学館新館長に田中綾氏 北海学園大教授で歌人” (日本語). 北海道新聞. どうしんウェブ/電子版(文化・芸能) (北海道新聞社). (2016年11月14日). オリジナルの2016年11月15日時点におけるアーカイブ。 2016年11月15日閲覧。
関連項目
[編集]- 塩狩峠記念館 - 三浦の旧宅を移築した記念館。
外部リンク
[編集]- 三浦綾子記念文学館
- 三浦綾子記念文学館と外国樹種見本林 - 北海道遺産