中嶋隆
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人物情報 | |
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生誕 |
1952年??月??日 日本 長野県 |
出身校 | 早稲田大学 |
学問 | |
研究分野 | 日本近世文学 |
研究機関 |
横浜国立大学 大阪大谷大学 早稲田大学 |
博士課程指導教員 |
暉峻康隆 谷脇理史 神保五弥 |
学位 | 文学博士 |
主な業績 |
井原西鶴の研究 西村本の研究 |
主な受賞歴 |
第16回窪田空穂賞 第8回小学館文庫小説賞 |
中嶋 隆(なかじま たかし、1952年 - )は、日本の国文学者・小説家。専門は日本近世文学、特に井原西鶴をはじめとした浮世草子。学位は、文学博士(早稲田大学・論文博士・1997年)(学位論文「初期浮世草子の研究」)[1]。早稲田大学名誉教授。
人物
[編集]長野県小諸市生まれ[2]。都立九段高校を経て[2]、1977年早稲田大学第一文学部日本文学専攻卒業[3][4]、1978年同大学文学研究科博士前期課程修了[3][4]、1984年同大学院博士課程[3][4]。同年11月、第16回窪田空穂賞受賞[3][4]。1985年大谷女子大学日本文学科専任講師に着任[3][4]。横浜国立大学助教授(1988年 - 1995年)を勤め[3][4]、1995年早稲田大学教育学部助教授[3][4]、1996年同教授[1][3][4]。1996年「初期浮世草子の研究」で文学博士の学位を取得[3][4]。2023年、早稲田大学を定年退職[2]。
NHK Eテレ「古典への招待」講師を務めたほか、2007年『廓の与右衛門控え帳』で第8回小学館文庫小説賞を受賞し、作家デビュー[5]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『世間子息気質・世間娘容気 江戸の風俗小説』(社会思想社 1990)
- 『西鶴と元禄メディア その戦略と展開』(日本放送出版協会 NHKブックス 1994)
- 『初期浮世草子の展開』(若草書房 1996)
- 『西鶴と元禄文芸』(若草書房 2003)
- 『廓の与右衛門控え帳』(小学館 2007)、のち小学館文庫
- 『新版 西鶴と元禄メディア その戦略と展開』(笠間書院 2011)
- 『西鶴に学ぶ 貧者の教訓・富者の知恵』(創元社 2012)
- 『はぐれ雀』(小学館 2014)- 縄田一男の書評あり[6]
- 『補陀落ばしり物語』(ぷねうま舎 2020)
- 『西鶴「誹諧独吟一日千句」研究と註解』(文学通信 2023)
- 井原西鶴『好色一代男』(光文社古典新訳文庫 2023)
- 井原西鶴『世間胸算用』(光文社古典新訳文庫 2024)
共編
[編集]- 『くずし字速習帳 近世版 本篇』兼築信行共編(早稲田大学文学部 2005)
- 『21世紀日本文学ガイドブック 4 井原西鶴』編(ひつじ書房 2012)
- 『シリーズ日本人と宗教 生と死』島薗進ほか編(春秋社 2015)
- 『ことばの魔術師西鶴 矢数俳諧再考』篠原進共編(ひつじ書房 2016)
校訂
[編集]- 『都の錦集』校訂 (国書刊行会 叢書江戸文庫 1989)
- 『初期浮世草子』1-2 編(古典文庫 1992-94)
- 『浮世祝言揃 元禄3年板』解題翻刻 (太平書屋 古版好色本選集 2010)
- 『好色日用食性 元禄5年以前板』解題翻刻(太平書屋 古版好色本選集 2011)
- 『好色春の明ほの 元禄六年板』解題翻刻(太平書屋 古版好色本選集 2012)
分担執筆
[編集]- 『新視点による西鶴への誘い』谷脇理史・広嶋進編(清文堂 2011)
- 『もう一つの日本文学史』国文学研究資料館編(勉誠社 2016)
- 『古典文学の常識を疑う』松田浩ほか編(勉誠出版 2017)
- 『浮世草子大事典』長谷川強監修・『浮世草子大事典』編集委員会編(笠間書院 2017)
脚注
[編集]- ^ a b 中嶋隆 researchmap 2022年5月閲覧
- ^ a b c 「中嶋隆先生略年譜・主要著作等目録」『国文学研究』第198巻、早稲田大学国文学会、2023年6月、144-145頁。
- ^ a b c d e f g h i 「中嶋隆教授 略歴・業績」『学術研究 : 人文科学・社会科学編』第71巻、早稲田大学教育・総合科学学術院、2023年3月、265-270頁。
- ^ a b c d e f g h i 「中嶋隆教授 略歴・業績」『早稲田大学大学院教育学研究科紀要』第33巻、早稲田大学大学院教育学研究科、2023年3月、79-84頁。
- ^ 『はぐれ雀』著者紹介
- ^ 日本経済新聞社・日経BP社. “はぐれ雀 中嶋隆著 時間超えて迫る歴史の暗渠|null|NIKKEI STYLE”. NIKKEI STYLE. 2019年12月28日閲覧。