井上雅彦
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井上雅彦(いのうえ まさひこ、1960年1月13日 - )は、日本の小説家、アンソロジスト[1]。日本推理作家協会、日本SF作家クラブ会員。
東京都新宿区出身[2]。東京都立板橋高等学校を経て明治大学商学部卒業。1983年(昭和58年)「よけいなものが」で星新一ショートショート・コンクール優秀賞を受賞[1]。同作で作家としてデビューする[1]。アンソロジストとして、ホラーアンソロジー『異形コレクション』を監修[1]。1998年、同シリーズが第19回日本SF大賞特別賞を受賞[1][2]。
また、2009年から2011年まで日本SF作家クラブ事務局長をつとめた。2023年、第43回日本SF大賞選考委員。
作品リスト
[編集]単著
[編集]- 『異人館の妖魔』(1991年3月 ソノラマノベルス / 1999年12月 ソノラマ文庫ネクスト)
- 『世にも奇妙な物語』(1991年11月 OHTA NOVELS【第10巻】 / 1994年1月 OHTA BUNKO【第4巻】)
- 『鉤屋敷の夢魔』(1991年12月 ソノラマノベルス / 2000年2月 ソノラマ文庫ネクスト)
- 『ディオダティ館の夜』(1992年2月 トクマ・ノベルズ / 1996年6月 幻冬舎文庫)
- 『黒衣の武器商人』(1992年5月 富士見ファンタジア文庫)
- 『世にも奇妙な物語』(1992年10月 OHTA NOVELS【D巻】)
- 『信長の野望 妖魔編 ふたりの森蘭丸』(1993年3月 光栄)
- 『妖月の航海』(1992年11月 ケイブンシャノベルス / 1999年10月 ソノラマ文庫ネクスト)
- 『竹馬男の犯罪』(1993年8月 講談社ノベルス / 1997年8月 講談社文庫 / 2007年11月 講談社ノベルス【復刊】)
- 『異形博覧会』(1994年7月 角川ホラー文庫)
- 『骸骨城 スクリーンの異形』(1995年3月 学研ホラーノベルズ / 2000年3月 角川ホラー文庫)
- 『恐怖館主人 異形博覧会2』(1996年4月 角川ホラー文庫)
- 『ハイドラの弔鐘』(1996年7月 ワニ・ノベルス)
- 『1001秒の恐怖映画』(1997年4月 ぶんか社 / 2004年12月 創元推理文庫)
- 『くらら 怪物船團』(1998年12月 角川ホラー文庫)
- 『怪物晩餐会 異形博覧会3』(1999年8月 角川ホラー文庫)
- 『綺霊』(2000年8月 ハルキホラー文庫)
- 『奇妙な幻獣辞典』(2002年12月 実業之日本社)
- 【改題】『夢魔の幻獣辞典』(2007年3月 角川ホラー文庫)
- 『髏漫』(2004年7月 ハルキホラー文庫)
- 『ベアハウス』(2005年2月 光文社文庫)
- 『燦めく闇』(2005年3月 光文社 / 2009年11月 光文社文庫)
- 『遠い遠い街角』(2007年6月 東京創元社)
- 『夜の欧羅巴』(2011年3月 講談社 ミステリーランド)
- 『四角い魔術師』(2012年11月 出版芸術社 ふしぎ文学館)
- 『深川霊感三人娘』(2015年1月 廣済堂文庫)
- 『夜会 吸血鬼作品集』(2017年7月 河出書房新社)
- 『珈琲城のキネマと事件』(2019年11月 光文社文庫)
- 『ファーブル君の妖精図鑑』 (2020年10月 講談社)
アンソロジー収録
[編集]- 『死体蘇生』 (2016年2月 創土社 クトゥルー・ミュトス・ファイルズ)「女死体蘇生人ハーバル・ウエスト」
- 『人工知能の見る夢は AIショートショート集』(2017年5月 文春文庫)「魂のキャッチボール」
アンソロジー編纂
[編集]- 『予期せぬ結末1 ミッドナイトブルー』ジョン・コリア (扶桑社ミステリー) 2013年4月30日
- 『予期せぬ結末2 トロイメライ』チャールズ・ボーモント (扶桑社ミステリー) 2013年9月25日
- 『予期せぬ結末3 ハリウッドの恐怖』ロバート・ブロック (扶桑社ミステリー) 2014年5月31日
脚注
[編集]- ^ a b c d e “伝説の書き下ろしアンソロジー「異形コレクション」9年ぶり復活! 監修者・井上雅彦さんインタビュー|好書好日”. 好書好日. 2022年11月29日閲覧。
- ^ a b “会員名簿 井上雅彦|日本推理作家協会”. 日本推理作家協会. 2022年11月29日閲覧。