出井敏博
ジャイアンツ球場にて (2022年10月2日) | |
基本情報 | |
---|---|
国籍 | 日本 |
出身地 | 栃木県小山市 |
生年月日 | 1997年4月29日(27歳) |
身長 体重 |
185 cm 80 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2019年 育成選手ドラフト1位 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
派遣歴 | |
| |
この表について
|
出井 敏博(いでい としひろ、1997年4月29日 - )は、栃木県小山市出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。NPBでは育成選手だった。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]小学校3年生より野球を始め、5年生から投手を務めるようになる[1]。小中学校時代はエースとして活躍し、進学した埼玉栄高校[2]でも、1年生秋からエースナンバーを背負った[1]。高校卒業後は神奈川大学に進学[2]。しかし、硬式野球部では周りの選手のレベルの高さに圧倒され、野球を辞めようと何度も考えるようになった[1]。それでも踏みとどまり、主にリリーフでの起用で大学時代を過ごした[1][3]。
2019年10月17日に行われたドラフト会議において埼玉西武ライオンズから育成ドラフト1位で指名され、11月21日に支度金350万円、年俸400万円にて入団合意した[3]。背番号は120。
西武時代
[編集]2020年はイースタン・リーグに2試合登板。6イニングを投げて防御率3.00であった。
2021年は3月20日イースタン・リーグの開幕投手を任されたが[4]、その翌々日の3月22日に同年3月24日から5月31日までBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズに派遣されることが発表された[5][6]。埼玉では9試合に登板(うち先発8)して2勝1敗の成績を残し[7]、予定通り5月31日で派遣終了となった[8]。
2022年は、イースタン・リーグで28試合に登板し、2勝6敗、防御率5.52だった[9]。
2023年は、イースタン・リーグで20試合に登板し、3勝2敗1セーブ、防御率3.86を記録[10]。この年も支配下登録されることなく、10月4日に戦力外通告を受けた[11]。10月30日、現役を引退し、西武のチームスタッフに転身することが発表された[12]。11月26日、ベルーナドームで行われたファンフェスティバル「ライオンズ サンクスフェスタ 2023」で育成選手としては異例の引退セレモニーが開かれた[13]。
現役引退後
[編集]2024年からは先述の通り、西武のファーム打撃投手兼ファームスコアラーを務めることが発表された[14]。
選手としての特徴・人物
[編集]ストレートの最速は143km/h[3]。フォークが武器[2]。185cmと高身長であるが、体重が増えないのが弱み[15]。そのため、西武入団後は食事とウエイトトレーニングに力を入れていた[16]。自身によればコントロールとフィールディングも優れていた[17]。
神奈川大学在籍時の3学年上に濵口遥大がおり、実際に所属がかぶったのは1年間だけだったものの、濵口の野球に対する取り組みに大きく影響されたという[1]。西武入団後は1歳年下の今井達也を目標にしたい存在としていた[16]。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]- 一軍公式戦出場なし
独立リーグでの投手成績
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
背番号
[編集]- 120(2020年 - 2023年)
- 61(2021年)※埼玉武蔵ヒートベアーズでの背番号
- 09(2024年 - )
脚注
[編集]- ^ a b c d e 篠崎有理枝「「何度も辞めようと思って…」西武育成1位・出井を奮い立たせたDeNA左腕とは」『Full-Count』2020年9月25日、1頁。2020年10月29日閲覧。
- ^ a b c 「埼玉西武ライオンズからドラフト育成1位で指名された、神奈川大学野球部に所属する出井 敏博さん」タウンニュース、2019年11月7日。2020年2月23日閲覧。
- ^ a b c 「西武育成1位の出井、千賀目標にエースへ這い上がる!「フル回転できる投手に」」『スポーツニッポン』スポーツニッポン、2019年11月21日。2020年2月23日閲覧。
- ^ 『プロ野球カラー名鑑 2022』ベースボール・マガジン社、313頁。
- ^ 「新入団選手のお知らせ(NPBからの派遣)」埼玉武蔵ヒートベアーズ、2021年3月22日。2021年3月23日閲覧。
- ^ 「西武が育成右腕・出井をBC武蔵に期限付き派遣「試合にたくさん出てほしい」」BASEBALL KING、2021年3月22日。2021年3月23日閲覧。
- ^ 「出井敏博(埼玉武蔵ヒートベアーズ)選手名鑑」一球速報.com。2021年6月10日閲覧。
- ^ 「西武育成の出井 BC埼玉への派遣期間終了 前日7回零封「感謝の気持ち」」『日刊スポーツ』2021年5月31日。2021年6月1日閲覧。
- ^ 「2022年度 埼玉西武ライオンズ 個人投手成績(イースタン・リーグ)」『日本野球機構』。2023年10月30日閲覧。
- ^ 「2023年度 埼玉西武ライオンズ 個人投手成績(イースタン・リーグ)」『日本野球機構』。2023年10月30日閲覧。
- ^ 「西武、大量16選手に戦力外通告 引退の公文「悔しい」、病気療養の森脇「治療に専念」」『Full-Count』2023年10月4日。2023年10月30日閲覧。
- ^ 金子真仁「【西武】戦力外の出井敏博氏と斉藤誠人氏、来季からチームスタッフに就任」『日刊スポーツ』2023年10月30日。2023年11月30日閲覧。
- ^ 「「妻の応援よろしく」引退セレモニーで“異例”懇願 晴れやかな引き際…涙の記念撮影」『Full-Count』2023年11月27日。2023年11月30日閲覧。
- ^ 「【西武】戦力外の出井敏博氏と斉藤誠人氏、来季からチームスタッフに就任」『日刊スポーツ』2023年10月30日。2023年10月30日閲覧。
- ^ 「西武、育成1位・出井と入団合意 先輩DeNA浜口と対戦希望「いつか投げ合いたい」」Full-Count、2019年11月21日。2020年2月23日閲覧。
- ^ a b 篠崎有理枝「「何度も辞めようと思って…」西武育成1位・出井を奮い立たせたDeNA左腕とは」『Full-Count』2020年9月25日、2頁。2020年10月29日閲覧。
- ^ 「西武が新入団選手発表会を実施!ドラ1宮川「打撃に負けないくらいの投手力を」」BASEBALL KING、2019年12月12日。2020年2月23日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 出井敏博 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE