コンテンツにスキップ

刑事さん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
刑事さん
ジャンル 刑事ドラマ
脚本 長谷川公之
宮川一郎
水谷薫
池田雄一
宮田達男
押川國秋
武末勝
演出 村山新治
降旗康男
小西通雄
鷹森立一
小林恒夫
佐藤肇
小林義明
出演者 松本克平
神田隆
山本麟一
花沢徳衛 ほか
オープニング 作曲:菊池俊輔
製作
プロデューサー 吉津正
近藤照男
坪井久智
制作 NET(現・テレビ朝日)
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1967年4月30日〜6月25日
1968年1月2日〜3月26日
放送時間日曜日 20:00〜20:56
火曜日 22:00〜22:56
放送分56分
回数9(第1シリーズ)
13(第2シリーズ)

特記事項:
モノクロームで放送。
テンプレートを表示

刑事さん』(デカさん)は、1967年4月30日から同年6月25日まで、及び1968年1月2日から同年3月26日までの2期にわたってNETテレビ(現・テレビ朝日)系列にて放映された刑事ドラマ

概要

[編集]

1956年から1964年にわたって公開された刑事映画シリーズ『警視庁物語[注釈 1]の流れを汲む形の刑事ドラマ。『警視庁物語』に出演していた松本克平神田隆山本麟一花沢徳衛今井健二の俳優陣が役名そのままで本作にも引き続き出演、池田駿介田武謙三三上真一郎田畑孝ら新レギュラー陣を迎えて本作はスタートした。事件を追い、捜査につく刑事たちの姿をドキュメンタリータッチで描いた。

オープニングには「『刑事さん』これは市民の平和を守って日夜捜査にあたる人々の愛称である」のテロップが登場し、続いてタイトルバックに「犯罪は人間が犯し、それを防ぐのもまた人間である」というナレーションが流れた。

放映データ

[編集]

第1シリーズ

[編集]
  • 放映期間:1967年4月30日 - 1967年6月25日
  • 放映曜日・放映時間帯:毎週日曜日20時 - 20時56分
  • 放映話数:全9話
  • 放映形式:モノクロ16mmフィルム

第2シリーズ

[編集]
  • 放映期間:1968年1月2日 - 1968年3月26日
  • 放映曜日・放映時間帯:毎週火曜日22時 - 22時56分
  • 放映話数:全13話
  • 放映形式:モノクロ16mmフィルム

スタッフ

[編集]

出演者

[編集]

放映リスト

[編集]

第1シリーズ

[編集]
回数 放送日 サブタイトル 脚本 監督 ゲスト
1 1967年4月30日 可愛い脅迫者 長谷川公之
水谷薫
村山新治 大川栄子蜷川幸雄六本木真片山滉
2 5月7日 女の証言 長谷川公之
宮川一郎
降旗康男 岩本多代藤原釜足里木佐甫良
3 5月14日 陽かげの旅路 長谷川公之 小西通雄 江原真二郎左卜全
4 5月21日 羽田発五一七便 鷹森立一 渡辺文雄春川ますみ大原麗子
城野ゆき木暮実千代根上淳
5 5月28日 殺人の背景 小西通雄 原知佐子大辻伺郎
6 6月4日 勝利の報酬 小林恒夫 瞳麗子
7 6月11日 影なき男の影 村山新治 浮田左武郎楠田薫
8 6月18日 仮面の女 富士真奈美鶴見丈二
9 6月25日 偽背の罠 長谷川公之
宮川一郎
小西通雄 宮本信子伊豆肇皆川和子

第2シリーズ

[編集]
回数 放送日 サブタイトル 脚本 監督 ゲスト
1 1968年1月2日 血液型BMQE 宮川一郎 小西通雄 藤木孝田村奈巳渥美国泰国景子田中筆子
2 1月9日 私が殺した? 水谷薫 小林恒夫 村井国夫高須賀夫至子雪代敬子長山藍子
3 1月16日 歪んだ顔 池田雄一 佐藤肇 岩本多代山本耕一山本學高宮敬二路加奈子
4 1月23日 殺意の影 宮田達男 小西通雄 梅津栄瞳麗子花上晃
5 1月30日 爆発一分前 宮川一郎 小林勝彦宮園純子西沢利明蔵悦子森山周一郎
6 2月6日 逃亡者 押川國秋 小林義明[注釈 2] 石山律雄増田順司東郷晴子西尾三枝子松川純子
7 2月13日 死後約三ヶ月 村山新治 中田博久村田千栄子藤田佳子横山道代
中村是好折原啓子武内亨
8 2月20日 容疑の曲がり角 長谷川公之 渡辺篤史梓英子新井茂子佐々木孝丸
9 2月27日 タレ込み 小西通雄 北原義郎市川好郎小林裕子本郷淳
10 3月5日 カナリヤが見た! 池田雄一
武末勝
片山滉広村芳子稲垣昭三柳川慶子
11 3月12日 共犯者 宮田達男 村山新治 織本順吉森坂秀樹桜むつ子
12 3月19日 二度死んだ男 押川國秋 小西通雄 千秋実中原早苗根岸明美
13 3月26日 四つの兇弾 入江洋佑

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 連続テレビ映画として再編集されたものが1967年1月8日から同年4月23日まで放映され、本作の前番組にも当たる。
  2. ^ 本来は村山が担当する予定であったが、クランクイン直前に胆石で倒れたため、村山のもとで助監督を務めていた小林が抜擢された[1]。小林にとっては本作品が監督デビュー作となった[1]

出典

[編集]
  1. ^ a b 「スーパー戦隊制作の裏舞台 小林義明」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀』《1981 太陽戦隊サンバルカン講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2018年8月25日、33頁。ISBN 978-4-06-509606-2 
NET 日曜20:00〜20:56 枠
前番組 番組名 次番組
刑事さん(第1シリーズ)
(1967.4.30 - 6.25)
NET系 火曜22:00〜22:56 枠
刑事さん(第2シリーズ)
(1968.1.2 - 3.26)