北康利
表示
北 康利 (きた やすとし) | |
---|---|
ペンネーム | 司 亮一(つかさ りょういち) |
誕生 |
1960年12月24日(63歳) 愛知県名古屋市 |
職業 | 作家 |
最終学歴 | 東京大学法学部卒業 |
活動期間 | 1999年 - |
ジャンル | 人物伝、評伝 |
主題 | 安奈淳・岡倉天心・川本幸民・九鬼隆一・栗林忠道・西郷隆盛・白洲次郎・白洲正子・福澤諭吉・松下幸之助・安田善次郎・吉田茂 |
代表作 | 『白洲次郎 占領を背負った男』(2005年) |
主な受賞歴 | 山本七平賞(2005年) |
デビュー作 | 『ABS投資入門』(1999年) |
北 康利(きた やすとし、1960年〈昭和35年〉12月24日[1] - )は、日本の作家。100年経営の会顧問。日本将棋連盟アドバイザー。西郷隆盛、福澤諭吉、吉田茂など、偉人の評伝を多く執筆している。
来歴
[編集]愛知県名古屋市出身。大阪市立東我孫子中学校、大阪府立天王寺高等学校を経て、東京大学法学部卒業後、富士銀行に入行[1][2]。富士証券投資戦略部長、みずほ証券財務開発部長、業務企画部長等を経て[1][2]、2008年(平成20年)6月にみずほ証券を退職[1][2]。退職後は本格的な文筆業に入る[1][2]。2005年(平成17年)、『白洲次郎 占領を背負った男』で山本七平賞を受賞[2]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『ABS投資入門』シグマベイスキャピタル〈金融職人技シリーズ no.17〉、1999年4月。ISBN 4-916106-24-5。
- 『北摂三田の歴史』六甲タイムス社、2000年8月。
- 司亮一『男爵(バロン) 九鬼隆一 明治のドン・ジュアンたち』神戸新聞総合出版センター、2003年4月。ISBN 4-343-00223-3。
- 『九鬼と天心 明治のドン・ジュアンたち』PHPエディターズ・グループ、2008年9月12日。ISBN 978-4-569-70225-4。
- 司亮一『蘭学者 川本幸民 幕末の進取の息吹と共に』神戸新聞総合出版センター、2004年7月。ISBN 4-343-00275-6。
- 『蘭学者 川本幸民 近代の扉を開いた万能科学者の生涯』PHP研究所、2008年6月26日。ISBN 978-4-569-69963-9。
- 『白洲次郎 占領を背負った男』講談社、2005年8月2日。ISBN 4-06-212967-1。
- 『白洲次郎 占領を背負った男』 上、講談社〈講談社文庫〉、2008年12月12日。ISBN 978-4-06-276219-9。
- 『白洲次郎 占領を背負った男』 下、講談社〈講談社文庫〉、2008年12月12日。ISBN 978-4-06-276260-1。
- 『福沢諭吉 国を支えて国を頼らず』講談社、2007年3月29日。ISBN 978-4-06-213884-0。
- 『福沢諭吉 国を支えて国を頼らず』 上、講談社〈講談社文庫〉、2010年2月13日。ISBN 978-4-06-276571-8。
- 『福沢諭吉 国を支えて国を頼らず』 下、講談社〈講談社文庫〉、2010年2月13日。ISBN 978-4-06-276572-5。
- 『福沢諭吉 子どものための偉人伝』PHP研究所、2007年12月20日。ISBN 978-4-569-68747-6。
- 『匠(たくみ)の国日本 職人は国の宝、国の礎(いしずえ)』PHP研究所〈PHP新書〉、2008年1月15日。ISBN 978-4-569-69683-6。
- 『同行二人(どうぎょうににん) 松下幸之助と歩む旅』PHP研究所、2008年3月24日。ISBN 978-4-569-69799-4。
- 『レジェンド 伝説の男 白洲次郎』朝日新聞出版、2009年1月9日。ISBN 978-4-02-330296-9。
- 『レジェンド 伝説の男 白洲次郎』朝日新聞出版〈朝日文庫 き20-1〉、2012年2月7日。ISBN 978-4-02-261716-3。 - 北2009aの文庫化。「文庫版まえがき」を加筆。
- 『吉田茂 ポピュリズムに背を向けて』講談社、2009年5月2日。ISBN 978-4-06-214938-9。
- 『吉田茂 ポピュリズムに背を向けて』 上、講談社〈講談社文庫 き56-5〉、2012年11月15日。ISBN 978-4-06-277408-6。 - 2009年刊の分冊、加筆修正。
- 『吉田茂 ポピュリズムに背を向けて』 下、講談社〈講談社文庫 き56-6〉、2012年11月15日。ISBN 978-4-06-277409-3。 - 2009年刊の分冊、加筆修正。文献あり 年譜あり。
- 『吉田茂の見た夢 独立心なくして国家なし』扶桑社、2010年5月22日。ISBN 978-4-594-06178-4。
- 『安奈淳物語 私は歌う、命ある限り』PHP研究所、2010年5月28日。ISBN 978-4-569-77839-6。
- 『陰徳を積む 銀行王・安田善次郎伝』新潮社、2010年7月23日。ISBN 978-4-10-326011-0。
- 『銀行王 安田善次郎 陰徳を積む』新潮社〈新潮文庫 き-37-1〉、2013年6月1日。ISBN 978-4-10-127491-1。 - 『陰徳を積む』(2010年刊)の改題。
- 『松下幸之助 “経営の神様”に学ぶ、人生の無限の可能性』ロングセラーズ〈北康利の伝記シリーズ 1 子どもに語りたくなる偉人伝〉、2011年10月。ISBN 978-4-8454-2217-3。
- 『名銀行家(バンカー)列伝 日本経済を支えた“公器”の系譜』中央公論新社、2012年12月10日。ISBN 978-4-12-150438-8。
- 『西郷隆盛 命もいらず 名もいらず』ワック、2013年5月28日。ISBN 978-4-89831-404-3。
- 『叛骨の宰相 岸信介』KADOKAWA、2014年1月20日。ISBN 978-4-04-600141-2。
- 『佐治敬三と開高健 最強のふたり』講談社、2015年7月2日。
- 『胆斗の人太田垣士郎 黒四で龍になった男』文藝春秋、2018年10月2日。ISBN 9784163909035。
- 『思い邪なし 京セラ創業者稲盛和夫』毎日新聞出版、2019年4月2日。
- 『乃公出でずんば 渋沢栄一伝』KADOKAWA、2021年2月2日。
- 『本多静六 若者よ人生に投資せよ』実業之日本社、2022年10月2日。
共著
[編集]- 北康利 述 著「知とはイーグル・アイで考え、人と会って話を聞くこと」、知的生産の技術研究会 編『知の現場』久恒啓一 監修、東洋経済新報社、2009年12月22日。ISBN 978-4-492-04361-5。
- 北康利 述 著「戦後憲法はこうして生まれた。白洲次郎が見た占領下の日本」、半藤一利 編著 編『日本史はこんなに面白い』文藝春秋〈文春文庫 は8-18〉、2010年12月10日。ISBN 978-4-16-748318-0。
- 『栗林忠道からの手紙 硫黄島指揮官がいま私たちに問いかける、「忘れられていた日本人という生き方」』講談社、2007年8月1日。ISBN 978-4-06-378857-0。 - 付録DVDに北康利「長野・松代――栗林忠道の生家を訪ねる」を収録。
論文
[編集]- 資金循環における市場型間接金融の役割に関する研究会 編『「資金循環における市場型間接金融の役割に関する研究会」報告書』財務省財務総合政策研究所、2005年8月。
- 『不動産証券化実務家養成講座テキスト』不動産証券化協会、2006年8月。
編著
[編集]- 『白洲次郎・正子 珠玉の言葉』講談社、2009年9月14日。ISBN 978-4-06-215700-1。
CD
[編集]- 『北 康利が語る 白洲次郎 信念を貫く生き方~敗戦日本の危機に立ち向かった男に学ぶ〜』PHP研究所、2009年9月。ISBN 978-4-569-37718-6。
- 『気概の人・渋沢栄一に学ぶ人生発展の法則』致知出版社、2021年4月2日。
脚注
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 北 康利|人名事典|お楽しみ|PHP研究所
- 北康利プロフィール 講演依頼.com|講演会の講師紹介
- 北 康利への講演会依頼-作家 写真・プロフィール・著書|講演会・社内研修のご相談・ご依頼はシステムブレーンへ
- “講談社文庫|もうひとつのあとがき(北康利)”. 講談社 (2008年12月2日). 2011年4月7日閲覧。
- 久恒啓一 (2009年3月30日). “「白洲次郎 占領を背負った男」を書いた北康利さんにインタビュー”. はてなダイアリー. 2011年4月7日閲覧。
- “北康利 プロフィール”. アカデミーヒルズ (2009年4月7日). 2011年4月7日閲覧。