千葉元江
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千葉 元江(ちば もとえ、1909年(明治42年)1月15日[1] - 1992年(平成4年)11月5日[1])は日本の政治家。青森県青森市長(1期)。
来歴
[編集]青森県青森市出身[2]。青森県立青森中学校(現・青森県立青森高等学校)[3]、官立弘前高等学校を経て[3]、1933年、東京帝国大学法学部を卒業する[2]。卒業後は陸軍に入り、翌年満期除隊[3]。1937年に高等文官試験行政科に合格[3]、翌年台湾総督府に入り、台中妙農林課長などを歴任した[3]。太平洋戦争中の1942年に陸軍司政官となり、ビルマに派遣され、終戦を迎えた[3]。1946年に復員した[3]。
1947年、青森県庁に入り、人事課長、総務、商工水産の各部長などを経て、1949年に副知事に就任した[2][3]。副知事は1952年まで務め、その後は青森県北洋漁業協同組合理事、同副組合長、鮭鱒漁業協同組合理事などを務めた[3]。
1963年、青森市長選挙に立候補して当選[4]、市長を1期務めた。1967年の市長選挙に出馬して再選を目指したが、社会党の推薦を受けた元青森県議会議員の奈良岡末造に敗れた[4]。
市長退任後は青森テレビの設立に参加[2]、代表取締役専務、取締役副社長、同相談役を務めた[2]。1985年に勲四等旭日小綬章を受章[2]。1992年に死去した。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 歴代知事編纂会編『日本の歴代市長』第1巻、歴代知事編纂会、1983年。
- 『青森県人名事典』東奥日報社、2002年。
- 『「現代物故者事典」総索引 : 昭和元年~平成23年 1 (政治・経済・社会篇)』日外アソシエーツ、2012年。