コンテンツにスキップ

千葉元江

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

千葉 元江(ちば もとえ、1909年明治42年)1月15日[1] - 1992年平成4年)11月5日[1])は日本政治家青森県青森市長(1期)。

来歴

[編集]

青森県青森市出身[2]。青森県立青森中学校(現・青森県立青森高等学校[3]官立弘前高等学校を経て[3]1933年東京帝国大学法学部を卒業する[2]。卒業後は陸軍に入り、翌年満期除隊[3]1937年高等文官試験行政科に合格[3]、翌年台湾総督府に入り、台中妙農林課長などを歴任した[3]太平洋戦争中の1942年陸軍司政官となり、ビルマに派遣され、終戦を迎えた[3]1946年に復員した[3]

1947年青森県庁に入り、人事課長、総務、商工水産の各部長などを経て、1949年副知事に就任した[2][3]。副知事は1952年まで務め、その後は青森県北洋漁業協同組合理事、同副組合長、鮭鱒漁業協同組合理事などを務めた[3]

1963年、青森市長選挙に立候補して当選[4]、市長を1期務めた。1967年の市長選挙に出馬して再選を目指したが、社会党の推薦を受けた元青森県議会議員の奈良岡末造に敗れた[4]

市長退任後は青森テレビの設立に参加[2]、代表取締役専務、取締役副社長、同相談役を務めた[2]1985年勲四等旭日小綬章を受章[2]。1992年に死去した。

脚注

[編集]
  1. ^ a b 『「現代物故者事典」総索引 : 昭和元年~平成23年 1 (政治・経済・社会篇)』日外アソシエーツ、2012年、801頁。
  2. ^ a b c d e f 『青森県人名事典』423頁。
  3. ^ a b c d e f g h i 『日本の歴代市長』第1巻、197頁。
  4. ^ a b 青森市・市長選(青森県):政治データのブログ

参考文献

[編集]
  • 歴代知事編纂会編『日本の歴代市長』第1巻、歴代知事編纂会、1983年。
  • 『青森県人名事典』東奥日報社、2002年。
  • 『「現代物故者事典」総索引 : 昭和元年~平成23年 1 (政治・経済・社会篇)』日外アソシエーツ、2012年。