吉原政智
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吉原 政智(よしはら まさとも、1896年(明治29年) - 1988年(昭和63年)11月14日[1][2][3])は、日本の実業家。東洋汽船代表取締役社長や、東京會舘代表取締役社長、初代パレスホテル代表取締役社長、日本ホテル協会会長等を歴任した。
人物・経歴
[編集]1896年、佐賀県生まれ。1922年東京帝国大学法学部卒業、安田保善社(現安田不動産)入社。1941年安田保善社参事。1943年東洋汽船社長。1948年協立汽船会長、東京會舘社長[4]。1960年に商工省貿易庁直轄バイヤーズホテルの東京會舘への払い下げが行われたことを受け設立されたパレスホテルの初代社長に就任[5]。吉原政雄と親子2代にわたり、岳父小林一三の思想であったオフィス併設型にすることにより得る賃料収入による経営安定化というホテル経営を推し進めた[6]。1973年からは日本ホテル協会会長も務めた[5]。
親族
[編集]妻のとめ子は元阪神急行電鉄代表取締役社長の小林一三の長女。吉原政雄パレスホテル名誉会長は子。パレスホテル代表取締役会長の小林節は孫の夫[4][7]。現パレスホテル代表取締役社長は吉原大介[8]。
脚注
[編集]- ^ 「吉原 政智氏(よしはら・まさとも=パレスホテル、ホテルグランドパレス名誉会長)」『朝日新聞』1988年11月14日、15面。
- ^ 「吉原 政智氏(よしはら・まさとも=パレスホテル名誉会長)」『読売新聞』1988年11月14日、19面。
- ^ 「吉原 政智氏(よしはら・まさとも=パレスホテル、ホテルグランドパレス名誉会長)」『毎日新聞』1988年11月15日、27面。
- ^ a b 鶴田雅昭「小林一三とホテル事業 : 小林一三のホテル経営とその後継者」『大阪大学経済学』第64巻第2号、大阪大学経済学会、2014年9月、32-44頁、doi:10.18910/57128、ISSN 0473-4548、NAID 120005764169。
- ^ a b 特集パレスホテル開業 HOTERES 2012.6.15
- ^ 富田昭次『ホテルの社会史』117頁
- ^ 「名門パレスホテルが改修もままならなくて」 新潮社フォーサイト2007年7月号
- ^ 「新社長に吉原大介氏【パレスホテル】」 国際ホテル旅館
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