コンテンツにスキップ

吉田まゆみ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
吉田 まゆみ
生誕 (1954-12-19) 1954年12月19日(69歳)
東京都世田谷区
職業 漫画家
活動期間 1973年 -
ジャンル 少女漫画
代表作れもん白書
アイドルを探せ
受賞 第4回講談社漫画賞少女部門(1980年度)
テンプレートを表示

吉田 まゆみ(よしだ まゆみ、1954年12月19日 - )は、日本の漫画家東京都世田谷区出身[1]

経歴

[編集]

水野英子西谷祥子に憧れて小学生の頃から漫画を描き始め、高校入学後『週刊マーガレット』や『りぼん』に作品を投稿するようになり、賞金で小遣いを稼ぐようになった[1]。高校卒業後、1973年に『朋の願いはいつ…』(週刊少女フレンド)が入選し、同作で漫画家デビュー[1]1975年に「mimi」(講談社)で連載を開始した『年下のあンちくしょう』がヒットして『雨の中のあンちくしょう』などシリーズ化された。

れもん白書』(1979年連載開始、『mimi』講談社)で1980年度(第4回)講談社漫画賞(少女部門)を受賞[2][3]1984年から同誌に連載を開始した『アイドルを探せ』は、1980年代を代表する恋愛ドラマとも評され、1987年菊池桃子主演で映画化された[4]

娘のヨシダナツミはイラストレーター[5]。女性漫画家の赤星たみことは古くから親交があった。アシスタント経験者に久保ミツロウがいる[6][7]

主な作品

[編集]
  • 朋の願いはいつ…(週刊少女フレンド、1973年、デビュー作品)
  • 年下のあンちくしょう
  • 続 年下のあンちくしょう
  • 雨の中のあンちくしょう
  • 五番街のメルヘン
  • 緑の風を走りぬけ
  • 雨にぬれてホットミルク
  • はいすく〜る
  • カラフルSTORY
  • センチメンタル
  • れもん白書
  • れもんカンパニー
  • アイドルを探せ
  • ひとりじゃないってば
  • ガールズ
  • ロコモーション
  • エリーDOING!
  • アンコール★エリーDOING!
  • ふらいんぐ マギー
  • セシール気分
  • 真理&郎
  • くしゃみ3回
  • カブキなさい
  • 真夏の恋人
  • 岸辺のアルバム(原作:山田太一

単行本

[編集]

その他

[編集]
  • 『吉田まゆみ IVYイラスト集』、講談社、1980年
  • 『吉田まゆみ ポストカード・コレクション』吉田まゆみ、講談社〈講談社ポストカード・コレクション〉、1984年、ISBN 978-4-0618-9661-1
  • 『アイドルを探せ’95 - したくないけど、したい結婚』、吉田まゆみ・倉橋燿子著、講談社、1995年、ISBN 978-4-0633-0402-2 ※小説

関連番組

[編集]
  • 趣味百科『少女コミックを描く』第3回(1991年4月16日、NHK教育) - アトリエ訪問コーナーに登場

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c 長谷邦夫『ニッポン漫画家名鑑―漫画家500人のデータブック』データハウス、1994年、382頁
  2. ^ 1970年代〜1980年代のマンガ賞・年表”. 講談社マンガIPサーチ. 2024年4月27日閲覧。
  3. ^ れもん白書 (1)”. 講談社マンガIPサーチ. 2024年4月27日閲覧。
  4. ^ アイドルを探せ」『小学館デジタル大辞泉プラス』https://kotobank.jp/word/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AB%E3%82%92%E6%8E%A2%E3%81%9Bコトバンクより2024年4月27日閲覧 
  5. ^ レトロ風イラストにキュン!少年少女×大人なくすみカラーにときめき”. ウォーカープラス. KADOKAWA (2021年6月26日). 2023年9月7日閲覧。
  6. ^ 千葉雄大×ヒャダインの台湾旅行もお届け「久保みねヒャダ明けましてこじらせナイト寿SP」”. cinemacafe.net (2019年12月31日). 2023年9月7日閲覧。
  7. ^ 読むとユーミンが聴こえる?伝説の漫画『アイドルを探せ』が表す「明るいのに切ない」80年代”. FRaU (2022年3月23日). 2024年4月27日閲覧。