大池町 (名古屋市)
表示
大池町 | |
---|---|
国 | 日本 |
都道府県 | 愛知県 |
市 | 名古屋市 |
行政区 | 中区 |
町名制定 | 1909年(明治42年)10月1日[1] |
町名廃止 | 1977年(昭和52年)10月23日[1] |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
市外局番 | 052[WEB 1] |
ナンバープレート | 名古屋[WEB 2] |
地理
[編集]町名の由来ともなった大池と通称される麹ヶ池は、前津小林村字田面(後に大池町三丁目)にあり、名古屋城下から少し離れた物見遊山の地であった[2]。『名古屋市史地理編』によれば、その大きさは縦が90間、横が68間、面積は6100坪、周囲は4町58間3尺であったといい、周囲の水田約15町3段8畝26歩を潤す灌漑用水であったとされる[3]。
歴史
[編集]町名の由来
[編集]地内の麹ヶ池の通称である大池に由来するという[4]。この麹ヶ池は町の発展に伴い、埋め立てられて現存しない[4]。
沿革
[編集]- 1909年(明治42年)10月1日 - 大字御器所の一部により、名古屋市大池町として成立[1]。
- 1911年(明治44年)11月1日 - 上前津町および前津小林町の各一部を編入する[5]。
- 1942年(昭和17年)2月1日 - 三田町の一部を編入する[5]。
- 1969年(昭和44年)10月21日 - 一部が大須四丁目に編入される[6]。また、千代田二丁目・同三丁目に編入される[1]。
- 1912年(大正元年)11月25日 - 名古屋市会において、旧大池敷地について、財団法人戴恩会に無償譲渡することを決する[7]。
- 1974年(昭和49年)5月11日 - 一部が上前津二丁目に編入される[8]。また、千代田三丁目に一部が編入される[1]。
- 1977年(昭和52年)10月23日 - 一部が千代田三丁目および同五丁目に編入され、廃止[1]。
脚注
[編集]WEB
[編集]書籍
[編集]- ^ a b c d e f 名古屋市計画局 1992, p. 787.
- ^ 名古屋市文化財調査保存委員会 1954, p. 111.
- ^ 名古屋市役所 1916, p. 798.
- ^ a b 名古屋市計画局 1992, p. 317.
- ^ a b 名古屋市計画局 1992, p. 786.
- ^ 名古屋市計画局 1992, p. 788.
- ^ 名古屋市会事務局 1963, p. 188.
- ^ 名古屋市計画局 1992, p. 789.
参考文献
[編集]- 名古屋市役所 編『名古屋市史地理編』1916年3月30日。
- 名古屋市文化財調査保存委員会 編『名古屋史蹟名勝紀要』芸術案内社、1954年12月25日。
- 名古屋市会事務所 編『名古屋市会史 別巻第2 総合名古屋市年表(大正編)』名古屋市会事務所、1963年3月10日。全国書誌番号:49011382。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。
- 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。