大相撲平成29年1月場所
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大相撲平成29年1月場所(おおずもうへいせい29ねん1がつばしょ)は、2017年1月8日から1月22日まで両国国技館で開催された大相撲本場所。
場所前の話題など
[編集]番付・星取表
[編集]東 | 番付 | 西 | ||||
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四股名 | 成績 | 結果 | 四股名 | 成績 | 結果 | |
鶴竜 | 5勝6敗4休 | 横綱 | 日馬富士 | 4勝3敗8休 | ||
白鵬 | 11勝4敗 | 横綱 | ||||
稀勢の里 | 14勝1敗 | 優勝 | 大関 | 豪栄道 | 8勝5敗2休 | |
照ノ富士 | 4勝11敗 | 大関 | 琴奨菊 | 5勝10敗 | ||
玉鷲 | 9勝6敗 | 関脇 | 正代 | 7勝8敗 | ||
髙安 | 11勝4敗 | 敢闘賞 | 小結 | 栃ノ心 | 0勝6敗9休 | |
宝富士 | 6勝9敗 | 前頭1 | 御嶽海 | 11勝4敗 | 技能賞 | |
松鳳山 | 7勝8敗 | 前頭2 | 荒鷲 | 6勝9敗 | ||
隠岐の海 | 4勝11敗 | 前頭3 | 勢 | 8勝7敗 | ||
栃煌山 | 3勝12敗 | 前頭4 | 遠藤 | 7勝8敗 | ||
豪風 | 10勝5敗 | 前頭5 | 嘉風 | 8勝7敗 | ||
千代翔馬 | 7勝8敗 | 前頭6 | 琴勇輝 | 6勝9敗 | ||
妙義龍 | 4勝11敗 | 前頭7 | 碧山 | 8勝7敗 | ||
北勝富士 | 9勝6敗 | 前頭8 | 千代の国 | 9勝6敗 | ||
魁聖 | 8勝7敗 | 前頭9 | 石浦 | 6勝9敗 | ||
貴ノ岩 | 11勝4敗 | 殊勲賞 | 前頭10 | 蒼国来 | 12勝3敗 | 技能賞、優勝次点 |
輝 | 8勝7敗 | 前頭11 | 錦木 | 5勝10敗 | ||
貴景勝 | 7勝8敗 | 前頭12 | 大翔丸 | 7勝8敗 | ||
臥牙丸 | 5勝10敗 | 前頭13 | 逸ノ城 | 11勝4敗 | ||
千代鳳 | 6勝9敗 | 前頭14 | 千代大龍 | 6勝9敗 | ||
千代皇 | 7勝8敗 | 前頭15 | 佐田の海 | 8勝7敗 | ||
大砂嵐 | 4勝11敗 | 前頭16 |
優勝争い
[編集]先場所優勝の鶴竜と、日馬富士の2横綱が休場したこの場所は、初日から白鵬と稀勢の里の二人が7連勝で場所を引っ張る。しかし8日目、稀勢の里は隠岐の海を土俵際の逆転で破って全勝をキープしたものの、白鵬は初顔の荒鷲にまさかの不覚を取り1敗に後退。続く9日目は稀勢の里がカド番で2勝6敗と絶不調の琴奨菊に敗れて全勝が消えたものの、白鵬もその弟弟子である高安にあっさりと押し出され2敗に後退。この時点で2敗だった貴ノ岩、逸ノ城、蒼国来に並んだ。その後二人が白星を積み重ねたのに対し、蒼国来は12日目に、貴ノ岩と逸ノ城は13日目に3敗目を喫した。そして14日目、稀勢の里が逸ノ城を破ったことで3敗勢の優勝可能性が消滅。そしてその後の取り組みで白鵬がまたしても初顔の貴ノ岩に敗れ3敗となったことで、稀勢の里の初優勝が決定した。稀勢の里は千秋楽の白鵬戦でも土俵際のすくい投げで勝利し、優勝に花を添えた。
各段優勝 ・三賞
[編集]タイトル | 四股名 | 地位 | 成績 | 部屋 | 出身 | 回数・備考 | |
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幕内最高優勝 | 稀勢の里寛 | 東大関 | 14勝1敗 | 田子ノ浦部屋 | 茨城県牛久市 | 初優勝 | |
三賞 | 殊勲賞 | 貴ノ岩義司 | 東前頭10枚目 | 11勝4敗 | 貴乃花部屋 | モンゴル国ウランバートル | 初受賞 |
敢闘賞 | 髙安晃 | 東小結 | 11勝4敗 | 田子ノ浦部屋 | 茨城県土浦市 | 2場所ぶり4回目 | |
技能賞 | 御嶽海久司 | 西前頭筆頭 | 11勝4敗 | 出羽海部屋 | 長野県木曽郡上松町 | 初受賞 | |
蒼国来栄吉 | 西前頭10枚目 | 12勝3敗 | 荒汐部屋 | 中華人民共和国内モンゴル自治区 | 初受賞 | ||
十両優勝 | 大栄翔勇人 | 西十両2枚目 | 12勝3敗 | 追手風部屋 | 埼玉県朝霞市 | 初優勝 | |
幕下優勝 | 石橋広暉 | 西幕下7枚目 | 7戦全勝 | 高砂部屋 | 富山県富山市 | ||
三段目優勝 | 武政進之介 | 西三段目16枚目 | 7戦全勝 | 阿武松部屋 | 高知県土佐清水市 | ||
序二段優勝 | 錦富士隆聖 | 東序二段10枚目 | 7戦全勝 | 伊勢ヶ濱部屋 | 青森県十和田市 | 翠富士との同部屋優勝決定戦に勝利 | |
序ノ口優勝 | 若山聡 | 西序ノ口16枚目 | 6勝1敗 | 阿武松部屋 | 千葉県勝浦市 | 鳴滝との優勝決定戦に勝利 |
トピック
[編集]- 7日目から横綱日馬富士が、右足の負傷のため途中休場。日馬富士の休場は横綱昇進以降では5回目。
- 7日目で横綱白鵬の横綱としての出場回数が819回となり、北の湖の記録を抜いて歴代単独1位となる。
- 11日目、前日までに5敗を喫していた横綱鶴竜が、2日目の松鳳山戦で左肩と首を痛め、頸椎の筋損傷と左肩鎖関節の脱臼で全治約1か月と診断されたとしてこの日から休場。鶴竜の休場は2016年名古屋場所以来3場所ぶり、2横綱同時休場となるのは2015年秋場所以来8場所ぶり。
- 12日目、角番の大関琴奨菊が関脇玉鷲に敗れ4勝8敗となり、2場所連続の負け越し、大関在位史上10位タイの32場所で関脇への降格が決定。大関からの降格は、2013年九州場所の琴欧洲以来16人(19例)目。
- 14日目、大関稀勢の里が逸ノ城を破り13勝1敗、唯一2敗だった横綱白鵬が貴ノ岩に敗れ11勝3敗となったため、稀勢の里の幕内最高優勝が決定。稀勢の里は初優勝で、大関在位31場所での初優勝は昭和以降では最も遅い。一方横綱白鵬は、横綱昇進後初めて4場所連続で優勝を逃した。
- 幕内最高優勝の稀勢の里は、場所後の1月23日に開かれた横綱審議委員会において全会一致で横綱に推挙され、それを受けて1月25日の番付編成会議・臨時理事会にて正式に横綱昇進が決定した。これにより日本出身力士として19年ぶりの新横綱となった。
- 御嶽海が技能賞受賞。出羽海部屋からの三賞および技能賞は、平成17年7月場所の普天王以来。
- 元十両飛翔富士が引退。
参考文献
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1月場所 | 3月場所 | 5月場所 | ||
7月場所 | 9月場所 | 11月場所 |