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天神コア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
天神コア
TENJIN CORE
2011年撮影
店舗概要
所在地 810-0001
福岡県福岡市中央区天神一丁目11番11号
座標 北緯33度35分26.5秒 東経130度23分59.3秒 / 北緯33.590694度 東経130.399806度 / 33.590694; 130.399806 (天神コア)座標: 北緯33度35分26.5秒 東経130度23分59.3秒 / 北緯33.590694度 東経130.399806度 / 33.590694; 130.399806 (天神コア)
開業日 1976年昭和51年)6月5日
閉業日 2020年令和2年)3月31日[3]
正式名称 天神コアビル[1]
施設所有者 株式会社因幡
西日本鉄道株式会社
福岡地所株式会社[2]
施設管理者 西鉄天神コアビル株式会社

西鉄ビル管理株式会社

西鉄天神ソラリア株式会社

西日本鉄道株式会社[注 1]
施工者 鹿島間組JV
延床面積 25,000 m²
商業施設面積 11,919 m²[4]
店舗数 136
営業時間 店舗によって異なる
前身 西鉄街・銀座通り商店街
最寄駅
最寄IC 福岡高速環状線 天神北出入口
外部リンク www.tenjincore.com/
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天神コア(てんじんコア)は、福岡県福岡市中央区天神において大手私鉄である西日本鉄道(西鉄)が運営していたファッションビル。天神エリアの再開発計画である「福ビル街区建替プロジェクト」に伴い2020年令和2年)3月31日をもって閉館した。

1976年昭和51年)の開業であり、九州最大の繁華街である天神に建ち並ぶビルの中でも歴史の古いビルであり、西鉄が手がける初めての都市型ファッションビルであった。若者向けのショップが軒を連ね、特にギャル系ショップが多いが[5]、6階には109MEN'Sなど男性向けショップも存在し、7階にはレストラン街もあった。地下2階 - 8階と屋上の全11フロアあった。

略歴・概要

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1976年(昭和51年)6月5日にオープン。2006年平成18年)11月に改装し、リニューアルオープン[6]2011年(平成23年)9月には43店舗を改装・新規入店し、より一新した[7]。天神コアができる前は西鉄街や銀座通り商店街といった商店街であった。また、開業前の1976年(昭和51年)6月22日には、テナント組織として「天神コア名店会」を結成している[8]。商店街時代からこの地に店を構え、天神コアに出店している店舗もあった。

「コアとあなたは『暮らすメイト』」をコンセプトに、「新宿、原宿のセンスを福岡に直輸入する」をキャッチフレーズに据えた[9]。天神の中心地においてギャル系ファッションビルとして最先端のトレンドを発信し続け、福岡・天神の「ギャルの聖地」「若者文化の情報発信基地」としての地位を確立していた[10]。来館者数は、平日で約4万人、土日祝日で約7万人。全館売上高は、約129億6千万円(2006年(平成18年)度実績)。

地下2階から6階までと8階はファッションのフロア(地階は飲食店街、福家書店、2階にはヘアサロン)、7階は飲食店街である。屋上は緑化されており、無料で休憩できるスペースとなっている。2007年(平成19年)3月まで6階にて営業していた紀伊国屋書店は、ゆめタウン博多へ移転(その後博多バスターミナルに出店)。2007年(平成19年)9月25日、その跡に東急モールズデベロップメントが運営する109が「109MEN'S 天神コア」として、12店舗の男性向けショップを出店した。天神ビブレも同一のビルに入居しており、渡辺通りに面したビルの西側半分が天神コアである。連絡通路があり、回遊できる。

ルビンの壺をベースとしたロゴマークは、福田繁雄によってデザインされた。「出会い」や「コミュニケーション」の意味が込められたもので、天神のローマ字表記の頭文字「T」を中心に人の顔が向かい合っているというものである[11]

しかし福岡市が進める天神ビッグバン計画2020年(令和2年)3月31日をもって閉館[3][12]。跡地は隣接する福岡ビル天神ビブレとともに、2024年(令和6年)に商業施設・オフィス・ホテルの大型複合ビル((仮称)福ビル街区建替プロジェクト)に再開発される予定である[10][13]。複合ビルの名前は2024年4月に「ONE FUKUOKA BLDG.(ワン・フクオカ・ビルディング、略称:ワンビル)」[14]と決定し、2025年春開業予定。

ギャラリー

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脚注

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注釈

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  1. ^ 開業時は、西鉄天神コアビル社が管理・運営を担当。その後、西鉄グループの再編に伴西鉄ビル管理(1999年)→西鉄天神ソラリア(2005年)→西鉄本体(2009年)と管理会社が変化していった。

出典

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  1. ^ 大規模小売店舗の変更の届出 ~「天神ビブレビル ほか5ビル」の営業時間変更の届出~”. 福岡市公告. 2011年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年4月12日閲覧。
  2. ^ “大規模小売店舗の変更の届出(第271号)”. 福岡市広報 第5940号(別冊2). 福岡市役所 総務企画局行政部法制課. (2012-07-19). p. 3. オリジナルの2012年9月8日~2013年6月4日時点におけるアーカイブ。. https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8220040/www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/5644/1/5940-2.pdf 2012年8月24日閲覧。 
  3. ^ a b “「天神コア」2020年3月閉店、西鉄「福ビル」「ビブレ」と一体開発へ”. 西日本新聞. (2018年4月16日). https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/408861/ 2018年4月16日閲覧。 
  4. ^ “'82福岡商圏調査-地下鉄開通に伴う影響分析-”. 西日本新聞. (1982年) 
  5. ^ 福岡エリア別情報 > 天神周辺エリア > 天神コア”. うふふ福岡. 九州旅客鉄道. 2013年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月31日閲覧。
  6. ^ 天神コアが30周年で大規模リニューアル 天神経済新聞 2006年10月26日
  7. ^ 『天神コア』9月16日リニューアルオープン 西日本鉄道株式会社 2011年8月31日(PDF)
  8. ^ 天神の旗・都心界40年の歩み編集委員会『福岡天神 都心界50年の歩み』都心界、1999年3月、67-68頁。 
  9. ^ 天神コア閉館、44年の歴史に幕 セレモニーは無観客でWEB配信”. 天神経済新聞 (2020年3月31日). 2020年4月2日閲覧。
  10. ^ a b 天神コアきょう閉店、44年前「原宿のセンス直輸入」:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2020年3月31日). 2020年4月2日閲覧。
  11. ^ 天神コアのロゴタイプ 福岡のデザイン100
  12. ^ 「天神コア」2020年3月31日閉館へ - 西日本鉄道 2019年6月13日(2019年6月14日閲覧)
  13. ^ 「福ビル街区建替プロジェクト」第1期事業の計画について - 西日本鉄道 2018年8月3日(2018年8月4日閲覧)
  14. ^ 福ビル街区建替プロジェクト「(仮称)新福岡ビル」の正式名称が決定! 『ONE FUKUOKA BLDG.』-ワン・フクオカ・ビルディング- 「福ビル」から「ワンビル」へ!天神の新ランドマーク 2025年春、開業。』(プレスリリース)西日本鉄道、2024年4月19日https://www.nishitetsu.co.jp/ja/news/news20240419/main/0/link/24_012.pdf2024年4月19日閲覧 

外部リンク

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