奥三面ダム
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奥三面ダム | |
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左岸所在地 | 新潟県村上市三面 |
位置 | |
河川 | 三面川 |
ダム湖 | あさひ湖 |
ダム諸元 | |
ダム型式 | アーチ式コンクリートダム[1] |
堤高 | 116.0[1] m |
堤頂長 | 244.0[1] m |
堤体積 | 257,000[1] m3 |
流域面積 | 174.5[1] km2 |
湛水面積 | 430[1] ha |
総貯水容量 | 125,000,000[1] m3 |
有効貯水容量 | 108,000,000[1] m3 |
利用目的 | 洪水調節・流水の機能維持・発電[2] |
事業主体 | 新潟県 |
発電所名 (認可出力) | 奥三面発電所 |
施工業者 | 鹿島建設・青木建設・本間組 |
着手年 / 竣工年 | 1971年 / 2001年 |
奥三面ダム(おくみおもてダム)は、新潟県村上市、三面川本流に建設されたダムである。ダム工学会「平成16年度ダム工学会技術賞」受賞[3]。
概要
[編集]高さ116.0メートルのアーチ式コンクリートダムであり、三面川流域の洪水防止、流水の正常な機能維持ならびに発電を目的として建設した多目的ダムである[4]。
冬期間は積雪によりダムへの道路が閉鎖されるため、月1回、ヘリコプターでのアクセスにより点検が行われる[5]。
沿革
[編集]三面川では1953年(昭和28年)に三面ダムが完成していた。1967年(昭和42年)の羽越水害では人的被害はなかったものの沿川は大きな被害を受けたため、これを契機に当ダムの建設計画が始まった[6]。
ダム建設に伴いマタギの里と呼ばれた旧三面集落、さらに縄文時代を中心とした奥三面遺跡群が水没した。旧三面集落跡にはメモリアルパークが作られ、石碑が立っている。なお、三面集落に住んでいた人々は、そのほとんどが村上市松山地区に集団移転したが、移転先で「村上市松山大字三面」として名を残している[7]。
また、これらに関する資料は2005年(平成17年)7月にオープンした「縄文の里・朝日 奥三面歴史交流館」で公開されている[4]。
周辺
[編集]周辺は磐梯朝日国立公園となっている。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h “ダムの諸元”. 新潟県 村上地域振興局地域整備部. 2019年9月14日閲覧。
- ^ “ダムの役割”. 新潟県 村上地域振興局地域整備部. 2019年9月14日閲覧。
- ^ ダム工学賞 歴代受賞者一覧 - 一般社団法人ダム工学会.2019年1月16日閲覧。
- ^ a b “三面ダムと奥三面ダム”. 新潟県 村上地域振興局地域整備部. 2019年9月14日閲覧。
- ^ 奥三面ダム(村上市)/にいがた土木構造物めぐり - 土木学会関東支部新潟会.2019年1月17日閲覧。
- ^ 三面川総合開発事業 奥三面ダム建設工事 (PDF) - 全日本建設技術協会
- ^ “旧三面集落の暮らしと移転”. 新潟県 村上地域振興局地域整備部. 2019年9月14日閲覧。
関連項目
[編集]- 三面ダム
- 山形県道・新潟県道349号鶴岡村上線(朝日スーパーライン)
- 日本の多目的ダム一覧#新潟県
- 中部地方のダム一覧