安芸高田市サッカー公園
安芸高田市サッカー公園 吉田サッカー公園 | |
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施設情報 | |
所在地 | 広島県安芸高田市吉田町西浦10187-1 |
位置 | 北緯34度39分53.3秒 東経132度39分59.8秒 / 北緯34.664806度 東経132.666611度座標: 北緯34度39分53.3秒 東経132度39分59.8秒 / 北緯34.664806度 東経132.666611度 |
起工 | 1997年 |
開場 | 1999年 |
修繕 |
2003年:ロングパイル人工芝に張替 2010年:人工芝張替 |
所有者 | 安芸高田市 |
運用者 | サンフレッチェ広島 |
グラウンド | 天然芝、ロングパイル人工芝 |
ピッチサイズ |
天然 105m×68m×2面(一体型) 人工 105m×68m×1面 |
使用チーム、大会 | |
Jリーグ・サンフレッチェ広島練習場 中国サッカーリーグ 高円宮杯U-18サッカーリーグ 全国高等学校サッカー選手権大会広島県予選 Jリーグユース選手権大会 | |
収容人員 | |
- (観客席はない) | |
アクセス | |
JR芸備線向原駅 |
安芸高田市サッカー公園(あきたかたしサッカーこうえん)は、広島県安芸高田市吉田町にあるサッカーグラウンド。旧称吉田サッカー公園。
施設は安芸高田市が所有し、2022年4月1日より(株)サンフレッチェ広島が指定管理者として運営管理を行っている[1]。
主にJリーグサンフレッチェ広島トップチームおよびサンフレッチェ広島ユース(U-18)の練習場として利用されており、中国サッカーリーグや高校・クラブユース年代以下の公式戦会場としても使用されている。また安芸高田市「みつやの里スポーツクラブ」が施設を用いている。
施設
[編集]クラブハウスはトレーニングジムや会議場のほか、サンフレッチェ広島のグッズ販売や、過去の歴史などを紹介したミュージアムもある。かつてクラブハウス内のトレーニングジムは一般開放されていたが2022年から一般利用禁止となった[1]。
遊具付きの憩いスペースもあり[2]、隣には安芸高田市温水プールや花や緑のあふれる自然公園が整備されている[3]。
- 敷地 : 18.5ha[3][4]
- 標高 : 288m[3]
- フィールド
- 管理棟(クラブハウス)
- 鉄骨鉄筋コンクリート構造地上2階建[3]
- 延床面積 : 1,312m2 [3]
- 照明
- 得点板、客席などはない。見学用としてベンチがある[2]。
- 駐車場 : 約160台分利用可能[2][1]
一方で不便な面もある。
- 広島市内からは遠距離で、公共交通機関で行こうと思うと非常に行きにくい。JR芸備線向原駅からバスで行けるが、本数が少ない上に、公園最寄りのバス停からは徒歩15分程度かかる。また向原駅からはタクシーで15分程度だが、行きは駅前からなので問題はないが、帰りのタクシーを拾うことが困難である。
- 山地付近にあるので冬になると雪の影響を受けやすく、積雪により公園自体が閉鎖されることもある。
- 簡易観客席がないため、練習や試合が見づらい。
以上の理由から、サンフレッチェは広島広域公園陸上競技場やその補助競技場で練習をおこなうこともある。
沿革
[編集]映像外部リンク | |
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サンフレッチェ広島の前身であるマツダSCは、練習場にはマツダの福利厚生施設を用いていた。この流れは1992年4月サンフレッチェ広島誕生以降も続き、トップチームは呉市郷原のマツダ健保グラウンド(現呉市総合スポーツセンター)、サテライトチームは安芸郡坂のマツダ鯛尾グランド、機械的なトレーニングやマッサージ等の体の手入れは南区大州のマツダ体育館と、それぞれが離れた位置にあり不便な状況だった[5]。また1993年に発足したサンフレッチェ広島ユースにしても、広島市内での練習場の確保すらままならない状況だった。
これと平行して、サンフレッチェ広島誕生以降、チーム名を毛利元就の故事「三本の矢」にちなんで命名されたことから、元就ゆかりの地である高田郡吉田町(現安芸高田市)とサンフレッチェとの交流が始まった[3]。その交流のなかで1993年9月、吉田町がサッカー公園の整備を行い、サンフレッチェのトップチームの練習拠点とユースチーム育成の拠点を町内に置くことが決められた[3]。当時の吉田町は高齢化時代を迎えており、この事業は町の活性化「若者定住促進等緊急プロジェクト」として整備が進められた[3]。早速ユースが吉田運動公園を拠点に活動を開始、1994年ユース寮が完成した[3]。
1998年11月「吉田サッカー公園」開場、11月23日に完成式典が行われ、1999年2月からトップチームの練習を開始した[3][4]。吉田町の事業費24億9,600万円[3]。
2003年、人工芝の大規模な改善を図り、ロングパイル芝に張替を行っている[3]。その整備費用には、同年に移籍した久保竜彦や藤本主税の移籍金で賄われている[6]。2004年、市町村合併に伴い安芸高田市所有となる。2005年、隣に吉田温水プールが完成した。
2007年指定管理者制度を導入、公益財団法人安芸高田市地域振興事業団が指定管理者となり、年約5,700万円で運営管理を担った[4]。2010年、事業費6,993万円(うち3,000万円はスポーツ振興くじの助成金を活用)をかけ人工芝を張り替えている[7]。
サンフレッチェ広島が創立30周年を迎えるにあたり練習環境の充実や安芸高田市との関係をより強化にする目的で[4]、2022年4月サンフレッチェが指定管理者となり、施設名称は「安芸高田市サッカー公園」に変更となった[1]。
交通
[編集]- JR
- 車
- バス
脚注
[編集]- ^ a b c d “安芸高田市サッカー公園”. 安芸高田市. 2022年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月27日閲覧。
- ^ a b c d “吉田サッカー公園”. 広島ニュース 食べタインジャー (2020年9月2日). 2022年8月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r “練習見学について”. サンフレッチェ広島. 2022年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月27日閲覧。
- ^ a b c d “サンフレ、練習拠点・吉田公園の指定管理者へ 創立30周年の22年度から”. 中国新聞 (2021年12月10日). 2022年8月27日閲覧。
- ^ “イレブンから不満続出 施設面でも改善を要求”. 中国新聞 (1997年11月3日). 2014年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月27日閲覧。
- ^ 中野和也『サンフレッチェ情熱史』ソル・メディア、2013年12月、209頁。ISBN 4905349141。
- ^ “サンフレ本拠地の人工芝更新”. 中国新聞 (2010年7月12日). 2014年1月22日閲覧。[リンク切れ]