小澤正明
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小澤 正明(おざわ せいめい、1921年(大正10年)5月14日 - 2012年(平成24年)6月14日)は、日本の国文学者。元八幡大学学長、名誉教授、文学博士(関西学院大学・論文博士・1979年)[1]。九州近代文学会理事。静岡県沼津市出身。
経歴
[編集]- 旧制沼津中学校、国学院専門学校に学ぶ。1945年 台北帝国大学文政学部国文科卒業。帝大では瀧田貞治に師事[2]。以後九州帝国大学国文科卒業。九州大学大学院修了。
- 1948年 戸畑専門学校就任。
- 1949年 八幡専門学校助教授。
- 1950年 八幡大学助教授。
- 1968年 ハーバード大学極東語文科大学院留学。ハーバード大学ではライシャワー教授の指導を受ける。また日本昭和初期文学の指導講座を担当した[2]。
- 1983年 八幡大学第10代学長就任[3]。
- 1993年 名誉教授授与。
台北帝大時代、海軍予備学生として学徒出陣、長崎相浦海軍基地で出陣を待ったが終戦となる。1947年(昭和22年)戸畑専門学校で発足したサークル文芸部では戸専文学を発行。他に単行詩集、文学雑誌などを相次いで発行し文学啓蒙運動に力を注いだ[4]。川端康成の研究でも知られており「川端康成文芸の世界」で文学博士号を取得している。
主要著書
[編集]- 明治文学の流れ
- 文芸研究の系譜
- 良識昭和文学史 1959年
- 口述昭和文芸 桜楓社 1970年
- 朱熹集註論語全訳 白帝社 1988年