平成紅梅亭
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『平成紅梅亭』(へいせいこうばいてい)は、1995年[1]から2か月に1回、水曜日深夜(日付上は木曜日未明)に読売テレビで放送されている演芸バラエティ番組である。
概要
[編集]明治から大正まで、法善寺横丁界隈にあった演芸場(寄席)「紅梅亭」をモチーフとしたセットで、普段テレビでは見られない落語などの演芸を放送する。当初は漫才等も放送されていたが、現在は落語のみの放送となっている。出演者は上方落語の噺家が多いが、『笑点』メンバーをはじめとした江戸落語の噺家が登場することもある。
開始当初からハイビジョンで撮影されているが、放送画面は2000年代までレターボックスになっていた。
歴史
[編集]1995年8月に放映開始[2]。当初の予定では、笑福亭松葉と桂吉朝をレギュラーに据え、先輩2人がゲスト出演するという8回シリーズが設定されていた。実際には1995年12月放送分が松葉最後の出演となった(1996年9月22日死去)。
- 1995年笑福亭仁鶴、桂米朝 8月:
- 1995年10月:桂ざこば、3代目桂春團治
- 1995年12月:桂文珍、5代目桂文枝
- 1996年月亭八方、露の五郎 2月:
- 1996年6代目笑福亭松喬、桂枝雀 4月:
- 1996年林家染丸、笑福亭仁鶴 6月:
- 1996年桂南光、笑福亭松之助 8月:
- 1996年10月:笑福亭福笑、桂三枝「創作落語特集」
2015年3月19日の桂米朝死去に伴い、追悼番組として過去に出演した米朝の回を寄席チャンネルにて3月21日から4月4日にかけて放送した[3]。同年9月16日には20周年を迎え過去の故人のアーカイブを放送、ナビゲーターは落語に造詣の深い松尾貴史。
2017年11月21日の第100回では、「上方落語四天王」の門下(孫弟子の7代目松喬以外は直弟子)を代表して、6代桂文枝・桂米團治・桂福團治・7代目笑福亭松喬が出演した[1]。
令和への改元後も、番組タイトルは変更されない。新型コロナウイルス感染症流行の影響のため2020年4月1日放送を最後にいったん中断し、12月9日に再開した。
DVD
[編集]- 平成紅梅亭 特選落語会 特選!噺家の会(ポニーキャニオン、2004年11月17日)
- 平成紅梅亭 特選落語会 饗宴!夢の前夜祭(ポニーキャニオン、2004年11月17日)
- 平成紅梅亭 特選落語会 上方落語の神髄 大御所の会(ポニーキャニオン、2004年11月17日)
- 平成紅梅亭 特選落語会(ポニーキャニオン、2004年11月17日)
- 桂米朝 らくごの世界(EMIミュージック・ジャパン、2010年11月24日)
- 平成紅梅亭20周年記念 ~今蘇る!名人芸ベストセレクション~(ポリドール映像、2016年6月29日)
脚注
[編集]- ^ a b “演芸番組「平成紅梅亭」100回到達、桂文枝らが“上方落語四天王”語る”. お笑いナタリー. (2017年11月20日) 2020年2月1日閲覧。
- ^ 戸田学(編)『六代目松鶴はなし』岩波書店、2004年、p.91(笑福亭松葉の注釈)
- ^ 平成紅梅亭 | 平成紅梅亭 | 寄席チャンネル
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 読売テレビ内「平成紅梅亭」公式サイト
- 平成紅梅亭【公式】 (@heiseikobaitei) - X(旧Twitter)