平田俊子
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平田 俊子(ひらた としこ、1955年6月30日 - )は、日本の詩人、小説家、劇作家。ブラックユーモアを多用した乾いた作風。
経歴
[編集]島根県隠岐島生まれ。父親が海上保安官であったことから、鳥取県境港市、福岡県北九州市、山口県徳山市などを転々とした。山口県立徳山高等学校、立命館大学文学部日本文学科卒業。大阪文学学校に学ぶ。1982年、「鼻茸」で第1回現代詩新人賞受賞。1998年、『ターミナル』で第39回晩翠賞受賞。1999年、「詩のボクシング 第3回世界ライト級王座決定戦」で白石かずこを破り第3代チャンピオン。2000年、舞台芸術創作奨励賞(現代演劇部門)。2001年、「甘い傷」で第45回岸田國士戯曲賞候補。2004年、『詩七日』で第12回萩原朔太郎賞受賞。2005年、『二人乗り』で第27回野間文芸新人賞受賞。2012年、立教大学文学部特任教授に就任。2015年、長田弘の後を受け、読売新聞「こどもの詩」担当者に就任。2016年、『戯れ言の自由』で第26回紫式部文学賞受賞。バスファンであり、バスについてのエッセイも執筆した。
作品リスト
[編集]詩集
[編集]- 『ラッキョウの恩返し』(1984年、思潮社 叢書・女性詩の現在)
- 『アトランティスは水くさい!』(1987年、書肆山田)
- 『夜ごとふとる女』(1991年、思潮社)
- 『(お)もろい夫婦』(1993年、思潮社)
- 『ターミナル』(1997年、思潮社)
- 『平田俊子詩集』現代詩文庫(1999年、思潮社)
- 『手紙、のち雨』(2000年、思潮社)
- 『詩七日』(2004年、思潮社)
- 『宝物』(2007年、書肆山田)
- 『戯れ言の自由』(2015年、思潮社)
小説
[編集]- 『ピアノ・サンド』2003年、講談社 のち文庫
- ピアノ・サンド(『群像』2001年4月号)
- ブラック・ジャム(『群像』2001年10月号)
- 方南町の空―かなり長めの「あとがき」
- 『二人乗り』(2005年、講談社)
- 嵐子さんの岩(『群像』2003年8月号)
- 二人乗り(『群像』2004年6月号)
- エジソンの灯台(『群像』2005年3月号)
- 『さよなら、日だまり』(2007年、集英社)
- 初出:『すばる』2007年4月号
- 『殴られた話』講談社 2008
- 殴られた話(『群像』2005年12月号)
- キャミ(『群像』2007年1月号)
- 亀と学問のブルース(『群像』2007年11月号、雑誌掲載時「嘘つきペニス」)
- 『私の赤くて柔らかな部分』角川書店 2009
- 『スロープ』講談社、2010
戯曲集
[編集]- 『開運ラジオ』(2000年、毎日新聞社)
- (甘い傷、開運ラジオ)
随筆
[編集]編著
[編集]- 『詩、ってなに?』(2016年、小学館)
共著
[編集]関連項目
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