持明院基征
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持明院 基征(じみょういん もとゆき、? - 慶長20年5月7日(1615年6月3日))は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての公家。
略歴
[編集]弟に河鰭基秀、富小路頼直[1](1611-1658)、妹に権大納言・持明院基定室、豊国神社社務・萩原兼従室、権大納言・持明院基時(1635-1704)[2]室がいる。
慶長19年11月19日に 大坂冬の陣勃発すると公家でありながら父・基久や富小路良直[3]と共に大坂に入城。
夏の陣における天王寺・岡山の合戦で戦死した。また、戦死せずに落ち延びたともいう。
持明院家は義弟で養子の基貞が継ぎ、以降栄えた。
系譜
[編集]脚注
[編集]- ^ 富小路秀直(1564-1621)養子。1620 従五位下。1635 従五位上。1635 右兵衛佐。1639 正五位下。1643 従四位下。1647 従四位上。1651 正四位下。1656 従三位。
- ^ 父は権大納言 持明院基定。1639 従五位下。1644 従五位上。 1644 侍従。1648 正五位下。1650 左近衛少将。1652 従四位下。1655 左近衛中将。1655 従四位上。1659 正四位下。1663 従三位。1667 正三位。1673-1679 参議。1675-1679 右衛門督。1677 従二位。1689-1690 権中納言。 1691 正二位。1699 権大納言。
- ^ 富小路秀直の子。大坂の陣での戦死後、基征の弟・頼直が富小路家を継ぐ。