新座駅
新座駅[* 1] | |
---|---|
南口(2009年3月) | |
にいざ Niiza | |
◄JM 30 東所沢 (4.0 km) | |
所在地 | 埼玉県新座市野火止5丁目[1] |
駅番号 | JM29 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■武蔵野線 |
キロ程 |
48.5 km(鶴見起点) 府中本町から19.7 km |
電報略号 | イサ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
20,188人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1973年(昭和48年)4月1日[1] |
備考 | |
新座駅(にいざえき)は、埼玉県新座市野火止5丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)武蔵野線の駅である[1]。駅番号はJM 29[2]。
歴史
[編集]- 1973年(昭和48年)4月1日:日本国有鉄道(国鉄)武蔵野線の駅として、旅客駅として新座市大字野火止字南側に開業[4]。開業当初に自動改集札機が試験設置された12駅の一つ[5]。業務委託駅[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[広報 1]。
- 2002年(平成14年):駅南口が再開発される。
- 2004年(平成16年)4月11日:新座市に特別住民登録されている『鉄腕アトム』生誕1周年を記念して、発車メロディが『鉄腕アトム』のテーマになる[6]。新座市に手塚プロダクションが立地している[6]。
- 2020年(令和2年)5月31日:みどりの窓口の営業を終了[7]。
- 2021年(令和3年)10月26日:改札外に駅ナカシェアオフィス「STATION WORK」のテレワークブース「STATION BOOTH」が開設[8]。
反対運動
[編集]開業後も2002年(平成14年)に駅南口が再開発[9]されるまでは、駅南側は数人の大地主のブドウ畑[9][6]・ボウリング場で占められ、全く駅前の様相はなく、北側もロータリーがあったものの駅前までの道は中型車が通るのが限度であり、隣の北朝霞駅との間に工場や倉庫が点在するだけで[6]、利用者数低迷の原因となった。
武蔵野線新座駅の建設には反対運動が起こったが、大和田町(現新座市)はかつては鉄道を誘致したことがある。現在の東武東上線は敷設にあたり、川越街道(国道254号)の大和田宿附近を通る予定だった。大和田町はこのルートに賛成だったが、志木町の住人が強く鉄道を誘致した。一方大和田町も誘致したが結局敗れ、ルートは現在の志木駅を通るように変更された[10]。
駅構造
[編集]ややカーブした相対式ホーム2面2線を有する高架駅で、その2線の間に中線1線を持つ[6][11]。この中線は新座貨物ターミナル駅に入る際の連絡線として使われ、上り線から新座貨物ターミナル駅へ入線する列車はすべてここを通ることになる[6]。駅本屋の施工は東急建設による[12]。改札から各ホームへはエスカレーターとエレベーターが整備されている。両番線ともホームの両端は屋根が設置されていない。
立川統括センター管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)である。ただし、お客さまサポートコールシステムが導入されており、一部時間帯は遠隔対応のため改札係員は不在となる[1]。また、多機能券売機[1]・指定席券売機[1]・自動改札機が設置されている。
駅カラーは近辺に多く所在するブドウ畑にちなんで紫色となっている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 武蔵野線 | 上り | 西国分寺・府中本町方面 |
2 | 下り | 南浦和・新松戸・西船橋方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
-
改札口(2019年9月)
-
ホーム(2019年9月)
利用状況
[編集]2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は20,188人である[利用客数 1]。武蔵野線内26駅中東松戸駅に次ぐ15位で、同線内の単独駅では東浦和、越谷レイクタウンに次いで第3位。直近10年以上増加傾向であり、2016年度に2万人を上回った。
1990年度(平成2年度)以降の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。年度全体の乗車人員を365(閏日が入る年度は366)で除して1日平均乗車人員を求めており、計算で生じた小数点以下の値は切り捨てているため、定期外と定期の和は必ずしも合計と一致しない。
年度 | 1日平均乗車人員 | 出典 | ||
---|---|---|---|---|
定期外 | 定期 | 合計 | ||
1990年(平成 | 2年)8,846 | |||
1991年(平成 | 3年)9,723 | |||
1992年(平成 | 4年)10,598 | |||
1993年(平成 | 5年)11,011 | |||
1994年(平成 | 6年)11,461 | |||
1995年(平成 | 7年)11,687 | |||
1996年(平成 | 8年)11,635 | |||
1997年(平成 | 9年)11,429 | |||
1998年(平成10年) | 11,628 | |||
1999年(平成11年) | 11,832 | [埼玉県統計 1] | ||
2000年(平成12年) | [JR 1]12,031 | [埼玉県統計 2] | ||
2001年(平成13年) | [JR 2]12,130 | [埼玉県統計 3] | ||
2002年(平成14年) | [JR 3]12,646 | [埼玉県統計 4] | ||
2003年(平成15年) | [JR 4]12,881 | [埼玉県統計 5] | ||
2004年(平成16年) | [JR 5]13,668 | [埼玉県統計 6] | ||
2005年(平成17年) | [JR 6]14,549 | [埼玉県統計 7] | ||
2006年(平成18年) | [JR 7]15,427 | [埼玉県統計 8] | ||
2007年(平成19年) | [JR 8]16,349 | [埼玉県統計 9] | ||
2008年(平成20年) | [JR 9]16,887 | [埼玉県統計 10] | ||
2009年(平成21年) | [JR 10]16,978 | [埼玉県統計 11] | ||
2010年(平成22年) | [JR 11]17,714 | [埼玉県統計 12] | ||
2011年(平成23年) | [JR 12]17,834 | [埼玉県統計 13] | ||
2012年(平成24年) | [JR 13]4,870 | [JR 13]13,869 | [JR 13]18,739 | [埼玉県統計 14] |
2013年(平成25年) | [JR 14]4,957 | [JR 14]14,473 | [JR 14]19,431 | [埼玉県統計 15] |
2014年(平成26年) | [JR 15]5,025 | [JR 15]14,038 | [JR 15]19,063 | [埼玉県統計 16] |
2015年(平成27年) | [JR 16]5,191 | [JR 16]14,503 | [JR 16]19,695 | [埼玉県統計 17] |
2016年(平成28年) | [JR 17]5,339 | [JR 17]14,930 | [JR 17]20,270 | [埼玉県統計 18] |
2017年(平成29年) | [JR 18]5,407 | [JR 18]15,208 | [JR 18]20,615 | [埼玉県統計 19] |
2018年(平成30年) | [JR 19]5,467 | [JR 19]15,536 | [JR 19]21,004 | [埼玉県統計 20] |
2019年(令和元年) | [JR 20]5,306 | [JR 20]15,906 | [JR 20]21,213 | [埼玉県統計 21] |
2020年(令和 | 2年)[JR 21]3,794 | [JR 21]10,482 | [JR 21]14,277 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 22]4.746 | [JR 22]12,253 | [JR 22]17,000 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 23]5,209 | [JR 23]14,067 | [JR 23]19,276 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 24]5,577 | [JR 24]14,611 | [JR 24]20,188 |
駅周辺
[編集]- 南口
- 北口
- 新座貨物ターミナル駅
- 凸版印刷朝霞工場
- あさか野農業協同組合野火止支店
- 新座大和田郵便局
- 立教大学新座キャンパス[6]
- 跡見学園女子大学新座キャンパス[6]
- 西武台新座中学校・西武台高等学校
- 埼玉県立新座柳瀬高等学校
- 新座市立大和田小学校
- 国道463号(浦和所沢バイパス)
- 英インターチェンジ - 川越街道と国道463号の立体交差地。
- 埼玉県道109号新座和光線(旧川越街道)
- くみまちモールにいざ
バス路線
[編集]最寄り停留所は「新座駅南口」と「新座駅北入口」の2か所である。「新座駅北入口」停留所は、駅から少し離れた旧川越街道上にある。池袋駅西口発深夜急行バス新座駅南口終点(国際興業バス池袋営業所)・コミュニティバス「にいバス」(東武バスウエスト新座営業事務所)・スクールバス(西武総合企画)以外は、西武バスの運行である。
のりば | 運行事業者 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|---|
新座駅南口 | |||
1 | 西武バス | ||
2 | |||
3 |
| ||
西武総合企画 | 立教新座キャンパス(直通スクールバス) | ||
- | にいバス | ||
新座駅北入口 | |||
南側 | 西武バス | 所52:所沢駅東口 | |
にいバス | 志木コース:志木駅南口方面(右回り) | ||
北側 | 西武バス | 所52:志木駅南口 | |
にいバス | 志木コース:新座市役所 |
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f “駅の情報(新座駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月4日閲覧。
- ^ 『首都圏エリアへ「駅ナンバリング」を導入します 〜2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据え、よりわかりやすくご利用いただける駅を目指します〜』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2016年4月6日。オリジナルの2020年2月11日時点におけるアーカイブ 。2021年1月31日閲覧。
- ^ 事業概要 - JR東日本 (PDF)
- ^ 1973年(昭和48年)3月10日日本国有鉄道公示第414号「運輸営業の開始の件」
- ^ a b 「今日から開業 武蔵野線 2駅は民間委託」『朝日新聞』朝日新聞社、1973年4月1日、東京 朝刊、22面。
- ^ a b c d e f g h i j k 武蔵野線まるごと探見、pp.46-47。
- ^ “駅の情報(新座駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2020年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月23日閲覧。
- ^ 『便利な駅の改札口付近に「STATION BOOTH」続々OPEN!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2021年10月18日。オリジナルの2021年10月18日時点におけるアーカイブ 。2021年10月18日閲覧。
- ^ a b 区画整理(社団法人街づくり区画整理協会 刊)2005年6月号 p.52 - 57
- ^ 『志木市史 通史編 下』1989年
- ^ 武蔵野線まるごと探見、pp.168-169。
- ^ 『鉄道建築ニュース 1973年4月』、鉄道建築協会、1973年4月。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
[編集]- ^ “Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月23日閲覧。
利用状況
[編集]- JRの1日平均利用客数
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- JRの統計データ
- 埼玉県統計年鑑
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成30年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(令和元年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(令和2年)
参考文献
[編集]- 三好好三、垣本泰宏『武蔵野線まるごと探見』JTBパブリッシング、2010年2月1日。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(新座駅):JR東日本