コンテンツにスキップ

星光一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
星 光一
生誕 1907年9月11日
福島県会津若松市
死没 (1991-04-13) 1991年4月13日(83歳没)
出身校 北海道帝国大学工学部機械工学科[1]
職業 北海道大学工学部教授
旭川工業高等専門学校校長
テンプレートを表示

星 光一(ほし こういち、1907年明治40年)9月11日[2] - 1991年平成3年)4月13日)は、日本の工学者切削工学を専門とした北海道大学教授、同名誉教授である。旭川工業高等専門学校校長、精密工学会名誉会員[1]。「金属切削における構成刃先の研究」で東京大学工学博士[3]

生涯

[編集]
経歴

福島県会津若松市出身[2]会津中学[* 1]などを経て1933年(昭和8年)に北海道帝国大学を卒業。基隆炭鉱栗本鉄工所新潟鐵工所に勤務する[1]。北大に精密工学科が設置された1958年(昭和33年)[4]に教授となり、1972年(昭和47年)には名誉教授の称号を授与される。この間の1970年(昭和45年)に旭川工業高等専門学校校長に就任。1979年(昭和54年)の退官までに、同校では設備の充実が図られた[5]。学外では1960年(昭和35年)以来精密工学会の役職に就き、評議員、理事を経て昭和45年度の副会長[6][* 2]などを歴任した[1]。1977年、勲三等旭日中綬章を受章。

著書
  • 『切削技術』山海堂出版部、1943年
  • 『金属切削 構成刃先について』丸善、1960年
研究

脚注

[編集]
注釈
  1. ^ 31回生で柏村信雄星冬四郎が同級生である。
  2. ^ 会長は谷口紀男、副会長に奥島啓弐など。
出典
  1. ^ a b c d 「故名誉会員 工学博士星光一先生」
  2. ^ a b 『現代物故者事典1991~1993』(日外アソシエーツ、1994年)p.528
  3. ^ 星光一 金属切削における構成刃先の研究”. 国立国会図書館サーチ. 2014年9月10日閲覧。
  4. ^ 歴史 沿革”. 北海道大学大学院情報科学研究科. 2014年9月17日閲覧。
  5. ^ 学校案内”. 旭川工業高等専門学校. 2014年9月19日閲覧。
  6. ^ 歴代会長・副会長”. 公益社団法人 精密工学会. 2014年9月17日閲覧。
  7. ^ a b 科学研究費助成事業データベース”. 国立情報科学研究所. 2014年9月19日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 臼井英治「故名誉会員 工学博士星光一先生」『精密工学会誌』(掲載巻57掲載号6 - 臼井は星逝去時の精密工学会会長)