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暁に斬る!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
暁に斬る!
ジャンル 時代劇
脚本 和久田正明村尾昭小川英石川孝人池上金男田上雄宮川一郎尾西兼一森崎東鈴木則文胡桃哲
監督 長谷部安春長谷和夫原田雄一吉川一義関本郁夫岡林可典鷹森立一
出演者 北大路欣也
山城新伍
若林豪
名取裕子
星セント・ルイス
五月みどり
御木本伸介
清水善三 ほか
エンディング 『狼よ一人で走れ』 泉洋次とスパンキー
製作
プロデューサー 岡林可典、山口謙二
制作 関西テレビ放送、ヴァンフィル
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1982年10月5日 - 1983年3月29日
放送時間火曜 22:00 - 20:54
放送枠関西テレビ制作・火曜夜10時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数26
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暁に斬る!』(あかつきにきる)は、関西テレビ放送制作でフジテレビ系列にて1982年10月5日から1983年3月29日毎週火曜22時からの1時間枠で放送された連続テレビ時代劇。全26話。

内容

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元武士の並木平四郎が武藤半兵衛と共に、閻魔を名乗って悪を斬り捨てる物語。

ただし、斬り捨てるのは悪事を働いた本人のみで、何も知らない悪人の手下を斬らずに済むようにしている。

武士を捨てた並木と女房のお春の過去が物語の主軸となっているため、随所にちりばめられた桃太郎の入浴などといった色気シーンが陰惨なドラマ展開に対する清涼剤の役割を果たしていた。

キャスト

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スタッフ

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当初は三船プロの実制作で企画が進んでいたが、同社の担当プロデューサーの元村武が無断で退社する騒動が起きた。この騒動では東北新社植村伴次郎が仲裁に入り、東北新社が子会社として「株式会社ヴァンフィル」を設立し、同じく無断退社するプロデューサー「伊藤満」と元村が当該会社に移籍することになった[1]。これに伴い、番組の企画制作はヴァンフィルと三船プロが共同で行うこととなった。

  • 制作:内海佑治、元村武
  • 企画:巻幡展男、三船敏郎
  • プロデューサー:岡林可典、山口謙二
  • 音楽:伊部晴美
  • 選曲:山本逸
  • 撮影:村尾信明
  • 照明:遠藤克己
  • 美術:望月正照
  • 録音:板寺昇
  • 殺陣:高倉英二
  • 編集:阿良木佳弘
  • 助監督:横井洋
  • 記録:小島秀子
  • 製作担当:荻原静
  • 演技事務:真鍋和己
  • 広報:赤間慎一
  • 協力:三船プロダクション
  • 主題歌:泉洋次とスパンキー『狼よ一人で走れ』(作詞:門谷憲二、作曲:泉洋次、編曲:大規ひろゆき
  • 制作:KTV、ヴァンフィル

サブタイトルリスト

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サブタイトル            放送日 脚本      監督      ゲスト
1 燃えろ!好色寺 1982/10/5 小川英 長谷部安春 大場久美子西田健柴田侊彦名和宏内田勝正永井秀明飛鳥裕子渡辺とく子堀田真三、三輪猛雄、辻三太郎、岩瀬裕子、逸見慶子、森岡隆児、井村昴、水谷大輔、森卓三
2 夫婦橋慕情 1982/10/12 村尾昭 鷹森立一 倉田保昭戸浦六宏頭師佳孝折原啓子片桐竜次根岸一正菅野直行、三重街恒二、武田博、山口正一郎、大島光幸、柿木恵至、石崎洋光、甲斐武、郷内栄喜、渋谷さだ子、田城英子
3 晒された悪夢 1982/10/19 和久田正明 長谷和夫 金田龍之介京春上草薙良一遠藤征慈福山象三大前均森下明、中瀬博文、和田正義、甲斐武、森岡隆児、鈴木実、大貫幸雄、里見千草、菊川与市、砂田篤志、清水進一、鶴見晃弘
4 忍びを愛した女 1982/10/26 石川孝人 高岡健二江角英小林伊津子高野真二宮島美智子入江正徳小緑淳子北村大造、吉中六、大島光幸、内藤路代、原田千枝子、二家本辰巳、矢野博、岡野明、渋谷さだ子
5 医者が差し出す女体御供 1982/11/2 宮川一郎 長谷部安春 有島一郎范文雀久富惟晴勝部演之山科ゆり伊吹徹山本昌平、晴海勇三、花かおる、水谷大輔、森卓三
6 生娘殺し 1982/11/9 池上金男 原田雄一 丹波義隆綿引勝彦竹井みどり早川研吉小沢象河原さぶ津山栄一、小坂明央、高橋義治、西屋東、坂本由美、角川博子、長塚美登、山口正一郎
7 誤診の罠 1982/11/16 小川英
尾西兼一
長谷部安春 山本ゆか里にしきのあきらひし美ゆり子堺左千夫三角八朗西田良三夏紳、大島光幸、戸塚孝、藤田康之、中瀬博文、森岡隆児、田城英子、水谷大輔、森卓三
8 ふんどし異聞 1982/11/23 森崎東 原田雄一 待田京介宮野智賀子中山昭二北公次稲吉靖司山吹まゆみ、小池雄介、相川圭子、橘雪子、中村光次郎、草薙庄一郎
9 かっぽれ哀歌 1982/11/30 村尾昭 長谷部安春 角替和枝深江章喜戸川京子八名信夫吉原正皓中真千子新山真弓続圭子今西正男、杉山孝、倉富勝士、佐藤了一、甲斐武、森岡隆児、大貫幸雄
10 血塗られた白い肌 1982/12/7 和久田正明 日向明子郷鍈治南利明倉島襄、松枝錦治、加藤大樹、仙波和之、平野邦洋、永井英里、喜田晋平、森下章、星野晃、大島光幸、有馬明良、柿木恵至、石崎洋光、二家本辰巳
11 男と女の異国船 1982/12/14 石川孝人 長谷和夫 島村佳江加納竜長谷川弘唐沢民賢原口剛、大竹義夫、サイトウヒロシ、西沢正代、星野晃、柿木恵至、田城英子、水谷大輔、森卓三
12 邪恋・若妻殺し 1982/12/21 池上金男 金沢碧松橋登田中浩伊沢一郎大竹修造、近藤準、林弘造、田中洋介、大山豊、鈴木実、森岡隆児、市川勉、木場剛
13 霧雨は娼婦のしのび泣き 1982/12/28 和久田正明 吉川一義 中島ゆたか亀石征一郎中村孝雄高杉玄原田力、大川義幸、久遠利三、入江正徳、竹田光裕、広森信吾、石崎京美
14 大江戸ゴッドファーザー 1983/1/4 田上雄 下元勉平泉征田武謙三下塚誠沖田駿一京唄子鳳啓助青空球児・好児岩城力也住吉正博藤江リカ潮健児岩城力也潮健児、丘野桃子、石垣恵三郎、武田ヒロシ、吉田太門
15 越後湯けむり女の情 1983/1/11 和久田正明 長谷和夫 赤座美代子森川正太草薙幸二郎天地真理丹古母鬼馬二、草薙良一、吉川なよ子、徳弘夏生、堀礼文、森岡隆児、大島光幸、郷内栄喜、古川隆
16 非情の町のこぼれ花 1983/1/18 村尾昭 関本郁夫 藤木敬士、頭師佳孝、立川光貴武内文平、福山象三、松村和美、信実一徳、松浪志保花原照子、丸岡将嗣、石原昭宏、田中哲也、島敬輔、谷本小夜子、橘比呂子、山中康司、篠田薫、酒井郷博
17 紅鶴はやわ肌に燃える 1983/1/25 鈴木則文 木村元幸田宗丸堀之紀天草四郎、保科三良、渡辺とく子、内田タクマ吉沢由起野路きくみ久里みのる、大島光幸、甲斐武、柿木恵至、郷内栄喜、大貫幸雄、北斗太郎、深作覚、高橋正昭
18 亭主一人に女房が三人 1983/2/1 村尾昭 岡林可典 野川由美子峰岸徹丸山秀美保積ペペ、山本昌平、大下哲矢、星野晃、清水忠一、大貫幸雄、二家本辰巳
19 (秘)尼寺の闇をあばけ[2] 1983/2/8 小川英
胡桃哲
仁和令子小林稔侍左右田一平水島美奈子榊ひろみ松風はる美、吉中六、井上三千男、大山豊、大島光幸、竹田恵利子、早瀬さとみ
20 甘き女体の罠 1983/2/15 田上雄 原田雄一 児島美ゆき小野進也加山麗子大木正司、兼松隆、小坂明央、団巌、岩瀬裕美、荻原紀、森岡隆児、藤原益二、中瀬博文、石崎洋光、草薙庄一郎、和田正義
21 女スリの乳房がうずく 1983/2/22 村尾昭 林宏樹 風祭ゆき小林勝彦松本朝夫、片桐竜次、中真千子、加瀬悦孝、倉島襄、友金敏雄、星野晃、大貫幸雄、甲斐武、森岡隆児、北斗太郎、柿木恵至、深作覚、石崎洋光
22 新説 ねずみ小僧伝 1983/3/1 和久田正明 蟹江敬三服部まこ、内田勝正、山岡徹也宮城健太郎、都築宏一郎、高橋義治、天野良昭、阿部光子、岡田和子、沢柳廸子、山田博幸、郷内栄喜、城野勝巳
23 天女が仕掛けた恋の罠 1983/3/8 石川孝人 斎藤光正 三浦真弓宮口二郎小野武彦、根岸一正、矢野間啓二、杉山孝、甲斐武、花野育子、星野晃、村上久勝、大貫幸雄、高橋正昭、森下明、柿木恵至、三浦裕子
24 新妻の叫び"私を殺して" 1983/3/15 村尾昭 長谷部安春 山本みどり石田信之、長谷川弘、唐沢民賢、椎谷建治、加藤大樹、佐藤了一、続雅也子、賀川幸四郎、荻原紀、森岡隆児、武田博、山部由香里
25 悪魔にさらして白い肌 1983/3/22 和久田正明 長谷和夫 菅貫太郎中村亜湖奥村公延川崎公明新海丈夫、小山友成、竹田光裕、小田草之介、門脇三郎、甲斐武、戸塚孝、大貫幸雄、有馬明良、柿木恵至、城野勝巳
26 平四郎 怒りの死闘!! 1983/3/29 村尾昭 川辺久造、榊ひろみ、睦五郎須藤健武藤英司北町嘉朗、仙波和之、久里みのる、堀光昭、野口隆哉、槙村香、喜田晋平、永谷悟一、宮川せい六、穴原正義、小川真喜子、大島光幸、和田正義、中村光次郎、三浦裕美子

脚注

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  1. ^ 日刊スポーツ1982年8月24日分記事より
  2. ^ ※(秘)は『秘』の文字を丸で囲んだ記号

関連項目

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フジテレビ 火曜22時台
前番組 番組名 次番組
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