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林雄司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

林 雄司(はやし ゆうじ、1971年3月6日[1] - )は、日本のライターである。

東京都練馬区出身[2]1996年以降、個人でウェブサイト『東京トイレマップ』『Webやぎの目』等を開設し、『Webやぎの目』内のコンテンツ『死ぬかと思った』等をまとめた書籍を著す。また自らが設立したデイリーポータルZ株式会社の社長であり、同社によるウェブサイト「デイリーポータルZ」のウェブマスターおよび編集長を務めている[3]

「デイリーポータルZ」のライターでもあるイラストレーターべつやくれいは妻[4]別役実岳父[5]

来歴

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1971年、東京都練馬区に生まれる。東京都立西高等学校卒業後[6][7]埼玉大学教養学部でコミュニケーション論を専攻する[8]

1993年に富士通子会社の株式会社ジー・サーチに入社、富士通のプロバイダー事業の運営に関わる[2]

1996年、個人サイトとして『東京トイレマップ』を立ち上げ、多くのメディアに取り上げられた[2]。個人サイト『Webやぎの目』も同年に開始[9]。同サイト内の、読者が命の危機を感じた体験を投稿する『死ぬかと思った』は書籍化され、その売り上げはシリーズ累計150万部を超えている[10][11]

1999年に複数のプロバイダーを@niftyに一本化することになり、その運営母体であるニフティに出向、約1年後にニフティに転籍した[2]

ニフティでは旅行サイト「Travel@nifty」や、ポータルサイト「portal.nifty.com」の立ち上げに関わる[12]。2002年より「デイリーポータルZ」を開始[2]。以後、同サイトのウェブマスターおよび編集長としてサイト全体の運営を行う[3]

2017年11月1日に、デイリーポータルZの事業譲渡に伴い、編集部員と共にニフティからイッツ・コミュニケーションズに転籍した[13]

2021年4月1日に、デイリーポータルZの事業譲渡に伴い、編集部員と共にイッツ・コミュニケーションズから東急メディア・コミュニケーションズに転籍した[14]

2024年1月1日に、デイリーポータルZの事業譲渡に伴い、東急メディア・コミュニケーションズから林が新規設立したデイリーポータルZ株式会社に転籍。新会社は林一名のみの所属となり、一部の編集部員は業務委託の形で継続してサイト運営に関わることとなる。[15][16]

著書

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  • 『においカミングアウト』光進社、2001年6月
  • 『牛肉きどり』オーエス出版社、2002年8月[17]
  • 『やぎの目絵日記』林雄司 著,田尻彩子 編、アスペクト、2005年4月[18]
  • 『小エロのひみつ』イースト・プレス、2006年1月
  • 『やぎの目ゴールデンベスト』アスキー、2006年11月[19]
  • 『世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書』扶桑社、2014年
  • 『会社でビリのサラリーマンが1年でエリートになれるかもしれない話』扶桑社、2015年

編著

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  • 『死ぬかと思った』1 - 9、アスペクト、1巻-2000年2月、2巻-2001年1月、3巻-2002年7月、4巻-2003年3月、5巻-2004年3月、6巻-2005年3月、7巻-2006年3月、8巻-2007年3月、9巻-2008年3月[20]
  • 『低レベル臨死体験 死ぬかと思った』 アスペクト、2013年

共著

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出演

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テレビ

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ラジオ

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脚注

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  1. ^ 林雄司 (2003年3月10日). “誕生日特典ツアー”. @nifty:デイリーポータルZ. ニフティ. 2016年8月8日閲覧。
  2. ^ a b c d e 川下和彦 (2015年7月25日). “究極の「ダメサイト」を築いた男の、苦節10年 デイリーポータルZ"変集長"、林雄司の考え方”. 東洋経済オンライン 組織内変人列伝. 東洋経済新報社. 2016年8月8日閲覧。
  3. ^ a b ライター一覧”. デイリーポータルZ. 2024年1月1日閲覧。
  4. ^ 【お部屋訪問】デイリーポータルZ編集長・林雄司編”. CHINTAI情報局. CHINTAI (2014年10月30日). 2016年8月8日閲覧。
  5. ^ 徹, 柳瀬. “「伊勢丹に行くたびに、負けられないなって思うんです」みたいな”. 文春オンライン. 2021年3月23日閲覧。
  6. ^ 林雄司 (2016年5月17日). “新宿の秘境を堪能する”. @nifty:デイリーポータルZ. ニフティ. 2016年8月8日閲覧。
  7. ^ yaginomeのツイート(680339125015298048)
  8. ^ 米光一成. “デジタルコンテンツ仕事術”. 2016年8月8日閲覧。
  9. ^ このサイトについて”. webやぎの目. 林雄司. 2016年8月8日閲覧。
  10. ^ 死ぬかと思った”. 林雄司. 2016年8月10日閲覧。
  11. ^ 編集会議に潜入!デイリーポータルZ・林雄司が書いた「ビジネス書」は、やる気が出る特効薬!”. モバレコKindle案内所. オールコネクト. 2016年3月30日閲覧。
  12. ^ デイリーポータルZサービス開始”. THE HISTORY OF NIFTY. ニフティ. 2016年8月8日閲覧。
  13. ^ デイリーポータルZと東京カルチャーカルチャーのオフィスは引っ越しました」『』デイリーポータルZ、2017年11月1日。2024年1月1日閲覧。
  14. ^ 「東京カルチャーカルチャー」と「デイリーポータルZ」の事業譲渡について | ニュースリリース”. イッツ・コミュニケーションズコーポレートサイト. 2024年1月1日閲覧。
  15. ^ デイリーポータルZは2024年1月1日から運営会社が変わります”. デイリーポータルZ (2023年12月20日). 2024年1月1日閲覧。
  16. ^ “「デイリーポータルZ」独立 編集長・林雄司さんの新会社に譲渡 屋根はなくなるが、より自由に”. ITmedia NEWS (アイティメディア). (2023年12月20日). https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2312/20/news151.html 2024年1月1日閲覧。 
  17. ^ ビッダーズのメルマガでのコラムと「ガスタンク2001」を収録。
  18. ^ EZweb公式メニュー「携帯4コマ.com」掲載分を単行本化。4コマまんが集。
  19. ^ 「webやぎの目」に掲載された約5000本のやぎポエムから約250本を収録したコラム集。
  20. ^ 「Webやぎの目」のコーナー企画からの書籍化。

外部リンク

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