楽道入
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楽 道入(らく どうにゅう、1599年(慶長4年) - 1656年3月20日(明暦2年2月25日))は、日本の安土桃山時代から江戸時代初頭にかけての陶芸家。三代目楽吉左衛門家当主である。黒釉茶碗に妙技をふるった。法名は知見院道入日宝居士。
概要
[編集]二代目楽常慶の長男。名は吉兵衛、のち吉左衛門。別名「ノンコウ」。
「ノンコウ」の由来は、千宗旦が道入に花入れを贈り、これに「のんこう」(乃無己かという)と銘し、道入を訪問するのを「のんこう」へ行くと言ったという説や、江戸時代初期の男性の髪形に「のんこ」があり、それに関連していたという説がある。
のんこう七種は、獅子(黒)如心斎書付、升(黒)原叟書付、稲妻(黒)江岑書付、鳳林(赤)江岑書付、若山(赤)如心斎書付、鵺(赤)原叟書付、千鳥(黒)原叡書付。
のんこう後窯七種は、検校、貧僧、大黒、小黒、鉢の子、早船、小雲雀。
加賀七種は、桔梗(黒)、善福寺(黒)、青山(黒)、霞(黒)啐啄斎書付、此花(黒)、香久山(黒)江岑書付、今枝(黒)。