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渡邉和也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
渡邉 和也 Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム わたなべ かずや
ラテン文字 Kazuya Watanabe
国籍 日本の旗 日本
競技 短距離走
種目 100m、200m、400m、走幅跳
大学 東北福祉大学
東北福祉大学大学院
生年月日 (1988-07-20) 1988年7月20日(36歳)
出身地 宮城県柴田町
身長 170cm
体重 61kg
成績
地域大会決勝 アジア選手権
4x400mR 2位 (2013年)
国内大会決勝 日本選手権
400m 2位 (2014年)
自己ベスト
100m 10秒50 (2015年)
200m 21秒24 (2011年)
400m 45秒71 (2013年)
走幅跳 7m35 (2006年)
獲得メダル
陸上競技
日本の旗 日本
アジア選手権
2013 プネー 4x400mR
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渡邉 和也(わたなべ かずや、1988年7月20日 - )は、宮城県柴田町出身で短距離走が専門の陸上競技選手400mで45秒71の自己ベストを持つ。2014年世界リレー男子4×400m日本代表

経歴

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宮城県柴田町出身。柴田町立船岡中学校宮城県柴田高等学校東北福祉大学卒業、東北福祉大学大学院修了。

高校生時代まで

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陸上競技は小学4年の時に始め、高校まで走幅跳中心の選手だった[1][2]船岡中学校時代にジュニアオリンピックD優勝、全日本中学校選手権9位、国民体育大会少年Bで4位に入り、記録面でも7m05の宮城県中学記録(2003年日本中学ランキング1位)を樹立している。柴田高校時代にはインターハイ走幅跳で9位、4×100mRで8位、国民体育大会少年B走幅跳で3位などの成績を残した。

大学生・大学院生時代

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東北福祉大学進学後に「走ることのほうが好きだった」と短距離中心の選手になり[1]、2年時に日本学生個人選手権200mで5位。3年になってから始めた400mでは46秒台をマークした[2]。 4年時には日本インカレで400mで初の決勝進出を果たし8位に入賞している。

東北福祉大学大学院では、1年時に日本インカレの200mと400mで決勝進出を果たし、それぞれ8位と4位。10月の国体成年400mでも中野弘幸に次ぐ2位になり、自己ベストも46秒43に伸ばした[2]。 2年時には6月の日本選手権400mに初出場を果たして6位。日本学生個人選手権400mで46秒76の大会新記録を樹立して初の大学日本一に輝くと[3]、関東学連主催のトワイライトゲームス400mで優勝、実業団・学生対抗陸上400mでも実業団選手をおさえて優勝し、9月の日本インカレ400mでは中野弘幸に次ぐ2位で過去最高成績を記録した。10月の国体成年400mでは4位に入賞している。

社会人時代

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社会人1年目となった2013年からはミズノチームミズノアスレティックに所属をし、5月の静岡国際400mで45秒71の自己ベストをマークすると、6月の日本選手権400mに2年連続の出場を果たし、石塚祐輔と同着の4位。この結果を受けて7月に行われるアジア選手権の日本代表に選出され、初めて日の丸を背負うことになった。アジア選手権には400mと4×400mリレーに出場し、400mは準決勝で敗退したが、4×400mリレーでは3走を務めて銀メダルを獲得した[4]。初出場となった9月の全日本実業団選手権は400mで石塚祐輔に次ぐ2位。10月の国体成年400mでも石塚祐輔に次ぐ2位で初優勝を逃した。12月には日本陸上競技連盟がリレー種目強化のために発足したナショナルチーム(男子24名、女子14名)の一員に選ばれた[5]

2014年、2月にアジア室内選手権400mに出場し5位[6]。5月に世界リレー日本代表に選出され、4×400mのアンカーを務めてB決勝2位に貢献した[7]。6月の日本選手権400mでは、この種目で10連覇を達成した金丸祐三に次ぐ2位。この結果を受けて9月のアジア大会日本代表に選出されたが、後に右足の怪我のため出場を辞退した[8]

2013年シーズンからミズノチームミズノアスレティックに所属していたが、2015年シーズンよりミズノトラッククラブに昇格した[9]。その後、2016年シーズンをもって退部となった[10]

2017年10月1日付で東北福祉大学に入職したことを、同日に自身のツイッターで明らかにした。

人物・エピソード

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  • 中学1年の時に、学校の砂場が狭いために走幅跳の練習をしているとよく飛び越えてしまっていた。そのことを顧問が柴田町の町長に伝えたところ、砂場を改修してもらったという[1]
  • 趣味は温泉[1]。よく自身のツイッターで温泉に行った様子を報告している。
  • 2016年に入籍し「永浦」姓となった。

自己ベスト

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記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 10秒50 (+0.8) 2015年4月25日 日本の旗 利府町
200m 21秒24 (+0.8) 2011年9月10日 日本の旗 熊本市
400m 45秒71 2013年5月3日 日本の旗 袋井市
走幅跳 7m35 (+0.5) 2006年8月4日 日本の旗 大阪市
室内
400m 48秒68 2014年2月15日 中華人民共和国の旗 杭州市

主要大会成績

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備考欄の記録は当時のもの

国際大会

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大会 場所 種目 結果 記録 備考
2013 アジア選手権 インドの旗 プネー 400m 準決勝2組7着 47秒80
4x400mR 2位 3分04秒46 (3走)
2014 アジア室内選手権 (en 中華人民共和国の旗 杭州市 400m 5位 48秒68 自己ベスト
2014 世界リレー (en バハマの旗 ナッソー 4x400mR B決勝2位 3分03秒24 (4走)

日本選手権

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4x400mRは日本選手権リレーの成績

大会 場所 種目 結果 記録 備考
2012 日本選手権 横浜市 4x400mR 予選2組6着 3分14秒92 (3走)
2012 日本選手権 大阪市 400m 6位 47秒05
2013 日本選手権 調布市 400m 4位 46秒33
2014 日本選手権 福島市 400m 2位 46秒30
2015 日本選手権 新潟市 400m 予選3組3着 46秒03
2016 日本選手権 名古屋市 400m 予選2組4着 47秒38

その他

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大会 場所 種目 結果 記録 備考
中学生
2001 ジュニアオリンピック 横浜市 走幅跳 優勝 6m09
2002 ジュニアオリンピック 横浜市 走幅跳 予選B組7位 5m89
4x100mR 準決勝3組3着 43秒72 (3走)
2003 全日本中学校選手権 札幌市 走幅跳 9位 6m57 (+2.5)
国民体育大会 袋井市 走幅跳 4位 7m05 (0.0) 2003年日本中学ランキング1位
高校生
2004 国民体育大会 熊谷市 走幅跳 3位 7m14 (0.0)
4x100mR 準決勝棄権 DNS 予選41秒28 (1走)
2005 インターハイ 千葉市 走幅跳 予選2組15位 6m85
4x100mR 準決勝1組5着 41秒81 (2走)
4x400mR 予選8組3着 3分20秒11 (4走)
2006 インターハイ 大阪市 走幅跳 9位 7m02 (0.0)
4x100mR 8位 41秒46 (2走)
4x400mR 準決勝2組8着 3分20秒07 (4走)
国民体育大会 神戸市 100m 予選5組6着 10秒91 (+1.9)
大学生
2007 日本インカレ 東京都 4x100mR 予選3組3着 40秒66 (4走)
2008 日本学生個人選手権 平塚市 200m 5位 21秒49 (+1.1)
2009 日本学生個人選手権 平塚市 200m 予選6組5着 21秒77 (+0.8)
日本インカレ 東京都 200m 準決勝3組5着 21秒52 (+0.9)
400m 予選1組3着 47秒65
4x100mR 予選5組4着 40秒50 (1走)
2010 静岡国際 袋井市 400m 決勝1組7着 47秒83
日本学生個人選手権 平塚市 200m 準決勝2組6着 22秒16 (-0.2)
日本インカレ 東京都 400m 8位 48秒28
4x100mR 予選4組7着 41秒37 (1走)
4x400mR 予選1組7着 3分11秒82 (2走)
大学院生
2011 日本学生個人選手権 平塚市 400m 7位 47秒71
日本インカレ 熊本市 200m 8位 21秒34 (0.0)
400m 4位 46秒85
国民体育大会 山口市 400m 2位 46秒43
2012 静岡国際 袋井市 400m 6位 46秒81
日本学生個人選手権 平塚市 400m 優勝 46秒76 大会記録
トワイライト・ゲームス 東京都 400m 優勝 46秒64
日本インカレ 東京都 400m 2位 46秒63
国民体育大会 岐阜市 400m 4位 46秒62
実業団学生対抗 小田原市 400m 優勝 47秒00
メドレーR 2位 1分50秒50 (4走)
社会人
2013 出雲陸上 出雲市 300m 3位 33秒61
静岡国際 袋井市 400m 2位 45秒71 自己ベスト
東日本実業団選手権 那珂市 400m 4位 47秒60
トワイライト・ゲームス 東京都 400m 5位 47秒31
全日本実業団選手権 熊谷市 200m B決勝4位 21秒36 (+0.4)
400m 2位 46秒82
国民体育大会 調布市 400m 2位 46秒36
4x100mR 準決勝2組3着 40秒37 (1走)
実業団学生対抗 平塚市 400m 優勝 47秒48 2連覇
メドレーR 2位 1分52秒42 (4走)
2014 出雲陸上 出雲市 300m 決勝2組7着 33秒43
静岡国際 袋井市 400m 6位 46秒53
2015 織田記念国際 広島市 400m 6位 46秒95
静岡国際 袋井市 400m 3位 46秒78
全日本実業団選手権 岐阜市 400m 8位 54秒72
4x100mR 2位 39秒62 (4走)
4x400mR 優勝 3分07秒36 (1走)
国民体育大会 和歌山市 400m 4位 47秒17
2016 出雲陸上 出雲市 300m 3位 33秒38
静岡国際 袋井市 400m 決勝3組6着 47秒08
全日本実業団選手権 大阪市 400m 予選4組2着 47秒93
4x100mR 優勝 39秒37 (4走)
4x400mR 優勝 3分04秒51 (1走) 大会記録
国民体育大会 北上市 400m 予選3組7着 48秒59
4x100mR 予選3組7着 41秒79 (1走)

脚注

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  1. ^ a b c d 「マイプライバシー」『月刊陸上競技』第46巻第13号、講談社、2012年12月号、215頁。 
  2. ^ a b c 選手紹介ページ 第20回アジア陸上競技選手権大会 メディアガイドブック (PDF, 11.7 MB) 2014年7月12日閲覧
  3. ^ 五輪代表の棒高跳び山本3連覇/陸上 日刊スポーツ nikkansports.com (2012-6-24). 2014年7月12日閲覧。
  4. ^ 第20回アジア陸上競技選手権大会 日本代表リザルト 日本陸上競技連盟 (PDF, 86.7 KB) 2014年7月12日閲覧
  5. ^ ナショナルリレーチーム 日本陸上競技連盟 (PDF, 125 KB) 2014年7月12日閲覧
  6. ^ 第6回アジア室内選手権1日目リザルト アジア陸上競技連盟 (PDF, 184 KB) 2014年7月12日閲覧
  7. ^ 男子400mリレーで桐生らの日本5位 日刊スポーツ nikkansports.com (2014-5-26). 2014年7月12日閲覧。
  8. ^ 高平がア大会リレー代表に 右足負傷辞退の渡辺に代わり スポニチ Sponichi Annex (2014-8-15) 2014年10月6日閲覧。
  9. ^ 2015年シーズン始動!ミズノ陸上 チーム編成について”. ミズノ (2015年3月22日). 2015年3月31日閲覧。
  10. ^ 2017年シーズン MTC・TMAチーム編成について”. ミズノ (2017年2月28日). 2017年3月1日閲覧。

外部リンク

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