焰 (U2の曲)
「焰」 | ||||||||
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U2 の シングル | ||||||||
初出アルバム『焰』 | ||||||||
B面 |
Love Comes Tumbling The Three Sunrises Sixty Seconds in Kingdom Come Bass Trap | |||||||
リリース | ||||||||
規格 |
7インチ・シングル 12インチ・シングル カセット・シングル CD | |||||||
ジャンル | ロック | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | アイランド・レコード | |||||||
作詞・作曲 | 作詞ボノ 作曲U2 | |||||||
プロデュース | ブライアン・イーノ、ダニエル・ラノワ | |||||||
チャート最高順位 | ||||||||
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U2 シングル 年表 | ||||||||
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「焰」(ほのお、The Unforgettable Fire)は、U2の同名アルバムからの2枚目のシングル。U2のシングルとして初めてアイルランド・チャート1位を記録した曲である。
解説
[編集]「The Unforgettable Fire」のレコーディングに入る前、エッジがブロンディのジミー・デストリとセッションした時に、「Be There」(未発表曲)や「Endless Deep」と一緒に書いた曲。当初はサウンドトラック向けでU2に相応しくないと考えていたが、Warツアーが終わり、アイルランドに戻った後、ボノと2人でドラムマシンとシンセサイザーを使って手を加え、さらにアダムとラリーも加わって、曲の原型を作った。歌詞は、シカゴ平和博物館で見た広島・長崎の原爆被爆者が描いた絵に触発されたボノが、Warツアーで来日中、宿泊先の京王プラザホテルの窓の外から東京の夜景を眺めながら書いたものである。ちなみに、アルバムのタイトルが「The Unforgettable Fire」と決まった後にこの曲を書き、相応しいタイトルを考えた挙句、タイトル曲になった。ボノは、この曲の歌詞もスケッチ風と評している。
あの曲は木っ端微塵のイメージなんだけど、東京の京王プラザホテルの上の方の部屋で僕が書いた。窓から輝く街とスカイラインを眺めててさ…夜のクリスマス・ツリーみたいなんだよ。その頃の僕はものすごく落ち込んでいたもんだから部屋が滅茶苦茶になってて、部屋中のものがひっくり返ってた。僕はワイン1本でひどいことになっちゃうんだよ。あの頃は元気もなくて。歌詞を見てもらえばわかると思うけど、ボロボロになった状態を綴った記録なんだ。[1] — ボノ
レコーディングの際は、ギターの音入れに苦労したが、結局、ジャズミュージシャンで「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」のRTEオーケストラの指揮者だったノエル・ケレハンの力を借りて、アンビエント風なものになった。当初はもっと激しい曲調だったが、最終的に今の形に落ち着いたのだという。エッジはこの曲についてクラシック音楽のような曲と述べている[2]。
ちなみに、曲が始まって4~7秒のところでラリーがスティックを叩いた後、「糞」と呟き、22秒あたりからドラムを再開する音が聞こえる。「ザ・ベスト・オブU2 1980-1990」に収録された際も訂正されていない。
B面
[編集]Love Comes Tumbling
[編集]場違いな感じの甘い(そして暗い)ラブソングである。
The Three Sunrises
[編集]ニール・マコーミックがU2のアウトテイクで最高のものの一つと評する曲。たしかにいい曲だが、アルバムの雰囲気と合わないためにB面に回された。エッジのギターはナイジェリアのミュージシャンKing Sunny Adeに影響を受けているとのこと。
Sixty Seconds in Kingdom Come
[編集]埋草のようなインスト曲。
Bass Trap
[編集]イーノ色の濃いインスト曲。エッジはフィリップ・グラス風と評している。
収録曲
[編集]7インチ・シングル(UK盤)
[編集]- "The Unforgettable Fire"
- "A Sort of Homecoming" (Live from Wembley)"
7インチ・シングル(オーストラリア、ニュージーランド盤)
[編集]- "The Unforgettable Fire"
- "MLK"
2×7インチ・シングル(アイルランド、UK盤)
[編集]- "The Unforgettable Fire"
- "A Sort of Homecoming" (Live from Wembley)"
- "Love Comes Tumbling"
- "The Three Sunrises"
- "Sixty Seconds in Kingdom Come"
12インチ・シングル(ドイツ、カナダ盤)
[編集]- "The Three Sunrises"
- "The Unforgettable Fire"
- "A Sort of Homecoming" (Live from Wembley)
- "Love Comes Tumbling"
- "Bass Trap"
12インチ・シングル(オーストラリア盤)
[編集]- "The Three Sunrises"
- "The Unforgettable Fire"
- "A Sort of Homecoming" (Live from Wembley)
- "Love Comes Tumbling(Alternate Version)"
- "Bass Trap"
PV
[編集]監督はメイアート・エイヴィス。80年代のU2のPVでもっとも映像的に凝ったものの1つ。
カバー
[編集]評価
[編集]イヤーオブ
[編集]- 1985年ホットプレス読者が選ぶ年間ベストアイリッシュシングル第1位[3]
オールタイム
[編集]脚注
[編集]- ^ http://www.u2japan.com/japan/itookashi.html
- ^ Niall Stokes著『U2: Into the Heart: The Stories Behind Every Song』 Omnibus Press
- ^ http://www.rocklistmusic.co.uk/hotpress.htm#1985
- ^ http://www.rocklistmusic.co.uk/veronica.html
- ^ http://www.rocklistmusic.co.uk/veronica.html#80s