石崎隆之
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石崎隆之 | |
---|---|
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 北海道中川郡美深町 |
生年月日 | 1956年1月29日(68歳) |
騎手情報 | |
所属団体 | 千葉県競馬組合 |
所属厩舎 | 千葉県騎手会 |
勝負服 | 胴桃・右緑襷、袖緑 |
初免許年 | 1973年 |
免許区分 | 平地 |
騎手引退日 | 2019年 |
重賞勝利 | 189勝(うち中央1勝)[1] |
G1級勝利 | 5勝[1] |
通算勝利 |
36121戦6269勝(地方) 1089戦74勝(中央) |
経歴 | |
所属 |
出川己代造(船橋) →出川龍一(船橋) →千葉県騎手会 |
石崎 隆之(いしざき たかゆき、1956年1月29日 - )は、地方競馬の船橋競馬場に所属していた元騎手である。同じ船橋競馬所属騎手の石崎駿は長男。
来歴
[編集]船橋の名門・出川己代造厩舎から騎手デビュー。同期に川崎の原三男調教師などがいる。1973年の初騎乗以来伸び悩んでいたが、結核や骨折を克服して地方競馬の全国リーディングを通算10回、1990年より始まったNARグランプリ最優秀騎手賞は創設以来2002年まで一貫して受賞し続けるなど、南関東公営競馬のみならず全国の地方競馬を代表するトップジョッキーである。日本国内では佐々木竹見、的場文男と並ぶ6,000勝ジョッキーの一人。
中央競馬にも積極的に参戦し、1994年にワールドスーパージョッキーズシリーズで優勝。また1997年にはアブクマポーロで東海ウインターステークスを制覇している。一時ほぼ毎週のように中央競馬に参戦して騎乗していたが、2007年から2012年までは騎乗しなかった(2013年1月21日の中山競馬で久々に中央参戦した)。
所属していた出川龍一調教師が前日付で勇退したことに伴い、同厩舎所属の庄司大輔騎手とともに2012年6月1日付けで千葉県騎手会所属となった[2]。
60歳を超えても騎乗を続けてきたが、2019年3月末をもって騎手免許の更新を行わず、騎手を引退する方向であることが伝えられた[3]。前年(2018年)7月に病気で半月ほど入院し、その後は調教にも騎乗せず、秋頃に騎手免許を更新しないことを決意したという[4]。
2019年3月15日、船橋競馬場において引退式が行われた[4]。
主な騎乗馬
[編集]- ダイハードコトブキ(NTV盃)
- トムカウント(帝王賞、東京記念、報知オールスターカップ、NTV盃)
- フオーモサカウント(アラブダービー、千鳥賞、ワード賞)
- フジノダンサー(東京プリンセス賞、ダイオライト記念、かしわ記念)
- ヒカリカツオーヒ(ロジータ記念、クイーン賞、トゥインクルレディー賞、エンプレス杯)
- コスモノーブル(全日本アラブ大賞典連覇、船橋記念、報知グランプリカップ2回、シルバーカップ)
- グレイドショウリ(東京ダービー、東京王冠賞)
- ホマレショウハイ(アラブダービー、全日本アラブ争覇、ブルーバードカップ)
- パルブライト(大井記念)
- アマゾンオペラ(グランドチャンピオン2000、マイルグランプリ、川崎記念、金盃、報知オールスターカップ3連覇など)
- コンサートボーイ(マイルグランプリ、金盃、報知グランプリカップ)
- イシノサンデー(ダービーグランプリ)
- マキバサイレント(クイーン賞、ロジータ記念、東京記念など)
- サプライズパワー(日本テレビ盃、かしわ記念、東京ダービー、東京王冠賞など)
- カガヤキローマン(東京盃、北海道スプリントカップ)
- アブクマポーロ(川崎記念、ダイオライト記念連覇、帝王賞、東京大賞典など)
- トーシンブリザード(全日本3歳優駿、羽田盃、東京王冠賞、東京ダービー、ジャパンダートダービー。無敗の南関東四冠馬)
- ラヴァリーフリッグ(マリーンカップ、ロジータ記念、桜花賞、東京2歳優駿牝馬、ローレル賞、ひまわり賞)
- セレン(勝島王冠、大井記念)
- アクチブハトリ(10戦10勝も重賞を走る前に死亡)
各年成績
[編集]西暦 | 騎乗数 | 1着数 | 勝率 |
---|---|---|---|
1973年 | 93 | 7 | .075 |
1974年 | 183 | 14 | .076 |
1975年 | 205 | 15 | .073 |
1976年 | 350 | 40 | .114 |
1977年 | 316 | 29 | .091 |
1978年 | 227 | 20 | .088 |
1979年 | 202 | 38 | .188 |
1980年 | 253 | 41 | .162 |
1981年 | 306 | 65 | .212 |
1982年 | 264 | 45 | .170 |
1983年 | 300 | 63 | .210 |
1984年 | 489 | 85 | .173 |
1985年 | 517 | 102 | .197 |
1986年 | 949 | 186 | .195 |
1987年 | 1302 | 256 | .196 |
1998年 | 1326 | 212 | .159 |
1989年 | 1129 | 187 | .165 |
1990年 | 1208 | 267 | .221 |
1991年 | 1228 | 226 | .184 |
1992年 | 1247 | 228 | .182 |
1993年 | 1289 | 229 | .177 |
1994年 | 1136 | 193 | .169 |
1995年 | 1225 | 270 | .220 |
1996年 | 1292 | 241 | .186 |
1997年 | 1340 | 287 | .214 |
1998年 | 1296 | 253 | .195 |
1999年 | 1472 | 281 | .191 |
2000年 | 1535 | 312 | .203 |
2001年 | 1684 | 414 | .245 |
2002年 | 1681 | 357 | .212 |
2003年 | 1731 | 317 | .183 |
2004年 | 1415 | 187 | .132 |
2005年 | 1273 | 178 | .139 |
2006年 | 981 | 132 | .134 |
2007年 | 817 | 112 | .137 |
2008年 | 850 | 89 | .104 |
2009年 | 696 | 77 | .111 |
2010年 | 570 | 65 | .114 |
2011年 | 359 | 22 | .061 |
2012年 | 365 | 47 | .129 |
2013年 | 364 | 32 | .088 |
2014年 | 198 | 12 | .061 |
2015年 | 200 | 8 | .040 |
2016年 | 108 | 9 | .083 |
2017年 | 100 | 17 | .170 |
2018年 | 50 | 2 | .040 |
通算 | 36121 | 6269 | .174 |
- 数字は全て地方競馬での数字に限る。
- 勝利数の太字は地方競馬全国リーディング。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ a b “石崎隆之騎手が引退式「悔いはない」地方6269勝”. 日刊スポーツ. (2019年3月16日) 2019年3月20日閲覧。
- ^ “石崎隆之騎手、庄司大輔騎手の所属変更について”. 船橋ケイバ (2012年5月29日). 2012年10月15日閲覧。
- ^ 「船橋の名手」石崎隆之騎手、3月末で現役引退 地方競馬歴代3位の通算6269勝をマーク - スポーツ報知 2019年2月8日
- ^ a b 石崎隆之騎手が引退式「悔いはない」地方6269勝 - 日刊スポーツ 2019年3月15日
戦績の出典
[編集]- デビューから2002年まで:「石崎隆之騎手(船橋)地方競馬通算5000勝達成!」地方競馬全国協会『Furlong』2003年4月号、5頁。
- 2003年以降:keiba.go.jp, 騎手リーディング情報(2014年8月27日閲覧)。
外部リンク
[編集]- 騎手登録情報 - 地方競馬情報サイト
- 騎手詳細データ - nankankeiba.com
- 石崎 隆之イシザキ タカユキ - 船橋ケイバ