西田宣善
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にしだ のぶよし 西田 宣善 | |||||
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生年月日 | 1963年7月29日(61歳) | ||||
出生地 | 日本 京都府京都市 | ||||
職業 | 映画プロデューサー | ||||
ジャンル | 映画 | ||||
主な作品 | |||||
映画 『信虎』 『冬の河童』 『無伴奏』 『嵐電』 | |||||
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西田 宣善(にしだ のぶよし 1963年7月29日-)は、日本の映画プロデューサー・編集者。映画配信サービス「鳴滝」主宰。
人物
[編集]京都市生まれ。京都市立御室小学校、京都市立双ヶ丘中学校、京都府立嵯峨野高等学校を経て、1987年、明治大学文学部文学科(文芸学専攻)卒業。株式会社キネマ旬報社、株式会社ゼアリズなどを経て、独立。有限会社オムロ代表。父、西田智(にしだ さとる)は溝口健二組の俳優として「武蔵野夫人」「新・平家物語」などに出演している。母方の祖父は元長崎県知事の西岡竹次郎。伯父(母の兄)は元文部大臣、元参議院議長の西岡武夫。映画を志す前は、熱心な切手収集家であった。
日本映画製作者協会会員。日本映画プロフェッショナル大賞選考委員。日本アカデミー賞協会会員。東京フィルムセンター映画・俳優専門学校にて講師(プロデュース、配給宣伝、ライター基礎)を務めた。
2020年から22年にかけて、多摩美術大学芸術学科、日本大学芸術学部、母校である明治大学大学院にてゲスト講師を務めた。
略歴
[編集]- 1975年 御室郵趣会設立。「すたんぷ」創刊。1981年まで35号を発行。
- 1979年 京都府立嵯峨野高校入学。ワンダーフォーゲル部に所属。全国ジュニア切手展で「國寶」佳作入選。
- 1980年 はじめて8ミリのキャメラを手にする。全国ジュニア切手展で「鉄道の世界」銀賞を受賞。
- 1981年 8ミリでの初の監督作品『ホムルンクス』を共同監督・主演。全国ジュニア切手展で「鉄道の動力」銀銅賞を受賞。
- 1982年 高校を卒業。大学受験に失敗し、京都で浪人生活を送る。予備校は、大島渚監督が理事を務めていた京都学院。
- 1983年 明治大学文学部入学。駿台映画製作研究部に入部。
- 1984年 長編映画『piece of mind』を製作。PFF(ぴあフィルムフェスティバル)は落選し、文芸地下での上映作品はすべて見る。
- 1985年 初の長編『VIRIDIAN ROAD』を脚本・監督。脚本を作家の辻真先に評価される。PFFでは、最初の予選を通過するが、次の段階で落選し、入選は遠かった。PFFの映写技師をしていた山崎幹夫の『極星』の編中に、エンディングの音楽が引用される。
- 1986年 中編『中国好きな娘』を監督。PFF(ぴあフィルムフェスティバル)では、やはり落選するが、印象に残った作品として、小口詩子に言及される。
- 1987年 明治大学を卒業。油業報知新聞社で長期アルバイト。
- 1988年 株式会社キネマ旬報社にアルバイト入社。「日本映画テレビ監督全集」を編集。ぴあ株式会社(PFF事務局)でアルバイト。「環太平洋映画祭1989」パンフレットを編集。
- 1989年 株式会社ゼアリズ入社。映画・イベントの宣伝、ライターを担当する。最後に宣伝を担当したのがクリント・イーストウッド監督『ホワイトハンター ブラックハート』。
- 1990年 株式会社キネマ旬報社と契約。「映画ビデオイヤーブック1991」編集。
- 1991年 株式会社キネマ旬報社入社。「溝口健二集成」「映画ビデオイヤーブック1992」編集。「キネマ旬報」本誌にて、淀川長治、蓮實重彦による溝口健二に関する対談を企画、構成。
- 1992年 別冊•単行本担当からキネマ旬報本誌へ異動するが、直後に、株式会社キネマ旬報社を退社。退社後に、『紅の豚』『バットマン・リターンズ』巻頭特集の編集を担当。7月31日、有限会社オムロピクチャーズ設立。東京都千代田区神保町に事務所。初の16ミリ短編映画『ウィリアム・テロル, タイ・ブレイク』を製作(公開は1994年)。
- 1995年 映画『冬の河童』公開。ロッテルダム国際映画祭第1回タイガー・アワード受賞。この時、初の海外渡航。ロッテルダム、アムステルダム、パリを回る。キネマ旬報増刊で、「世界映画オールタイムベストテン」「日本映画オールタイムベストテン」「宮崎駿、高畑勲とスタジオジブリのアニメーションたち」の編集を担当、いずれも大きく売り上げる。
- 1996年 有限会社オムロピクチャーズ内に、函館山ロープウェイ映画祭東京事務局開設。第1回シナリオ大賞。
- 1997年 株式会社キネマ旬報社発行「フィルムメーカーズ」シリーズ創刊、①はリュック・ベッソン。佐相勉と共編著「映畫読本 溝口健二」刊行。第1回京都映画祭東京広報事務所。
- 1998年 「フィルムメーカーズ②北野武」(淀川長治責任編集)は4万部以上を売り上げる大ヒット。
- 1999年 第2回京都映画祭では、東京広報事務所の他、デザインワーク全般、カタログ編集も担当。
- 2001年 有限会社オムロピクチャーズ、有限会社オムロと改称。東京都新宿区矢来町に事務所移転。函館山ロープウェイ映画祭、函館港イルミナシオン映画祭と改称、東京事務局を続ける。キネマ旬報社での「フィルムメーカーズ」シリーズ終刊。
- 2002年 株式会社日本出版社発行の映画カルチャー雑誌「C +(シープラス)」創刊(2号まで)。川崎市市民ミュージアムにて開催の「夢幻彷徨 映画美術監督木村威夫の世界」企画協力。映画インタビュー雑誌「映画人」(辰巳出版)編集長(創刊号で終了)。
- 2003年 配給した映画『ラストシーン』中田秀夫監督が芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
- 2005年 太秦株式会社設立。エグゼクティブ・プロデューサーに就任(後に辞任)。
- 2006年 企画開発した『クローンは故郷をめざす』がサンダンスNHK映像作家賞を受賞。授賞式出席のため、中嶋莞爾監督とサンダンス映画祭を訪れる。同賞の審査委員長であったヴィム・ヴェンダースに、同作のエグゼクティブ・プロデューサーを依頼する。
- 2013年 企画編集を担当した「溝口健二著作集」発行。のち、イタリア語版の翻訳権を契約。
- 2014年 プロデュースした映画『リベンジポルノ』公開。ヒットして、シリーズ化され、3作目までプロデューサーを務める。
- 2015年 「キネマ旬報」本誌にて、蓮實重彦、青山真治による「溝口健二著作集」に関する対談を企画、司会、構成。
- 2016年 映画『無伴奏』公開。サハリン国際映画祭にて審査員特別賞受賞。映画『レミングスの夏』公開。函館港イルミナシオン映画祭第1回オーディエンスアワード(観客賞)受賞。
- 2017年 有限会社オムロ、京都市移転。拠点を京都市に移す。
- 2018年 株式会社宮帯出版社入社。企画編集を担当した「フィルムメーカーズ」復刊。復刊1巻目はスティーブン・スピルバーグ。
- 2019年 映画『嵐電』公開、京都では大ヒット、全国でも単館規模ではヒットする。高崎映画祭、TAMA映画賞にて最優秀作品賞を受賞。キネマ旬報ベスト・テン第9位。映画芸術ベストテン第4位。シネマヴェーラ渋谷でのキム・ギヨン特集のパンフレットを編集。
- 2020年 宮帯出版社退社。多摩美術大学芸術学科にて、ゲスト講師を勤める。
- 2021年 映画配信メディア「鳴滝」を立ち上げ、主宰に就任。日本大学芸術学部にて、ゲスト講師を勤める。ミヤオビピクチャーズにてプロデューサーを担当した映画『信虎』公開。特殊メイクの江川悦子が芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。マドリード国際映画祭最優秀監督賞、最優秀衣裳賞を受賞。シネマヴェーラ渋谷での勅使河原宏特集、新・文芸坐での熊井啓特集をそれぞれ企画。
- 2022年 配給作品『森のムラブリ』公開。国立映画アーカイブでの石田民三小特集を企画。長塚圭史演出によるミュージカル「夜の女たち」パンフレットにおいて、溝口健二と同監督によるオリジナル映画について執筆。明治大学大学院にて、ゲスト講師を勤める。
- 2023年 配給作品『東京組曲2020』公開。オムロ発行で「フィルムメーカーズ24 ホン・サンス」(責任編集筒井真理子)発売。
映画
[編集]製作
[編集]- 1980年『サテライト・オペレーション』 監督:松山和弘 製作総指揮(撮影・編集・出演も兼任)
- 1984年『piece of mind』 監督:牧正之 製作(共同脚本・共同撮影・出演も兼任)
- 1994年 『ウィリアム・テロル,タイ・ブレイク』 監督:荻野洋一 製作(配給も兼任)
- 1995年 『冬の河童』 監督:風間志織 製作 ※ロッテルダム国際映画祭グランプリ(タイガー・アワード)、日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞受賞
- 1995年 『残雪』 監督:小林英彦 プロデュース (配給も兼任)
- 2002年 『血を吸う宇宙外伝・変身』 監督:佐々木浩久 ライン・プロデューサー(出演兼任)
- 2004年 『オパール』 監督:白尾一博 製作 ※未完成
- 2006年 『マスター・オブ・サンダー 決戦‼封魔龍虎伝』 監督:谷垣健治 製作委員会(製作出資)
- 2007年 『クローンは故郷をめざす』 監督:中嶋莞爾 協力(実質的な企画開発プロデューサー) ※サンダンスNHK国際映像作家賞受賞、菊島隆三賞ノミネート
- 2014年 『リベンジポルノ』 監督:羽生研司 プロデューサー
- 2015年 『35歳の童貞男』 監督:吉行由実 プロデューサー ※DVD発売
- 2015年 『リベンジポルノ LOVE IS DEAD』 監督:羽生研司 プロデューサー ※DVD発売
- 2016年 『無伴奏』 監督:矢崎仁司 製作 ※サハリン国際映画祭審査員特別賞受賞
- 2016年 『リベンジポルノ PAINT IT BLACK』 監督:木部公亮 プロデューサー ※DVD発売
- 2016年 『レミングスの夏』 監督:五藤利弘 プロデューサー ※函館港イルミナシオン映画祭オーディエンス・アワード(観客賞)受賞
- 2016年 『侵略する発狂』 監督:佐々木浩久 プロデューサー(配給・出演も兼任)
- 2017年 『凶愛 デートレイプ』 監督:木部公亮 製作(カメオ出演も兼任) ※DVD発売
- 2017年 『佐藤敬子先生を探して』 監督:あがた森魚 プロデューサー ※函館港イルミナシオン映画祭上映
- 2019年 『嵐電』 監督:鈴木卓爾 企画・プロデュース ※TAMA映画賞最優秀作品賞、最優秀男優賞(井浦新)、高崎映画祭最優秀作品賞受賞 キネマ旬報ベスト・テン第9位、映画芸術ベストテン第4位、日本映画プロフェッショナル大賞ベストテン第8位、京都造形芸術大学KUAD PROJECT SHOWCASE 2019入賞。
- 2021年 『信虎』 監督:金子修介 プロデューサー ※芸術選奨文部科学大臣賞(江川悦子)、マドリード国際映画祭最優秀監督賞、最優秀衣裳賞受賞。ローマ国際映画祭(FFI)外国語映画部門最優秀作品賞、最優秀助演女優賞(谷村美月)受賞。ロンドン国際映画祭(FFI)外国語映画部門最優秀男優賞(寺田農)受賞。ニース国際映画祭 外国語映画部門最優秀オリジナル脚本賞、最優秀VFX賞、ノイダ国際映画祭最優秀男優賞(寺田農)、最優秀撮影賞(上野彰吾)受賞。
監督
[編集]- 1980年 『シケン作品第一号』(製作・撮影も兼任)
- 1981年 『ホムルンクス』 (木上雅雄、松山和弘と共同、一部脚色・編集・主演も兼任)
- 1981年 『北山の冬』(製作・共同撮影・編集も兼任)
- 1983年 『澱 SEDIMENT』(脚本・編集も兼任)
- 1984年 『I wait…』 (製作・原作・主演・編集も兼任)※パーソナル・フォーカス出品
- 1985年 『フォレスト・G・アッカーマン氏を追って』(製作・脚本・撮影・編集も兼任)※パーソナル・フォーカス出品
- 1985年 『精霊流し』(撮影・編集も兼任)※『嵐電』に一部引用
- 1985年 『信州魔界郷』(撮影・編集も兼任)
- 1985年 『VIRIDIAN ROAD』 (製作=牧正之、河村幸夫、尾曽功一と共同・脚本・編集・出演・主題歌作詞=牧正之、福島衛と共同、歌も兼任)
- 1986年 『路傍の科学』(河村幸夫と共同、製作・共同撮影・共同編集・出演も兼任)
- 1986年 『夏の夜、冬の海』(製作・脚本・撮影・編集も兼任)※パーソナル・フォーカス出品
- 1986年 『中国好きな娘』 (製作・脚本=山川雅彦と共同・撮影・編集も兼任)
- 1986年 『影の人々』(製作・脚本・撮影・編集も兼任)
- 1987年 『みづうみ』(製作・脚本・撮影・編集も兼任)※パーソナル・フォーカス出品
- 1988年 『アスファルト作戦』(製作・脚本=山川雅彦と共同・出演・編集も兼任)
- 1988年 『ひっこしやつれ』(製作・撮影・編集も兼任)※パーソナル・フォーカス出品
- 1989年 『生霊』(製作・撮影・編集も兼任)※パーソナル・フォーカス出品
- 1991年 『オメラスから歩み去る人々』(製作・撮影・編集・ナレーションも兼任)※パーソナル・フォーカス出品
- 2004年 『ぱんちらさま』 (製作も兼任) ※未完成
- 2010年 『第3章』8ミリ版(製作・撮影も兼任)※パーソナル・フォーカス出品
- 2012年 『第3章』ビデオ版(製作・撮影も兼任)※2013年 函館港イルミナシオン映画祭出品
- 2020年 『比叡日記』(製作・脚本・出演も兼任) ※2020年 京まちなか映画祭にて上映
出演
[編集]- 1984年 『TARGET:京都』 監督:若山佳三 主演 ※グリーンリボン賞技術賞
- 1986年 『A FINE PLOT』 監督:岡部克己 ダブル主演
- 1992年 『地獄の警備員』 監督:黒沢清
- 1996年 『歪んだ欲望 EMOTIONAL BLUE』監督:篠原哲雄 ※ビデオ作品 クレジットされているが、出演シーンはカット
- 2004年 『悪魔の刑事まつり』「刑事発狂」 監督:佐々木浩久
- 2004年 『Do Androids Dream of Electric Santa?』 監督:佐々木浩久+谷垣健治 ※未公開
- 2004年 『ケータイ刑事 銭形泪』 2ndシリーズ 第22話「相棒を射殺せよ! ~催眠術殺人事件~」 監督:佐々木浩久 ※テレビ作品
- 2005年 『スパイ道』 「万事順調よ」 監督:佐々木浩久
- 2009年 『東京少女 真野恵里菜』 監督:佐々木浩久 ※テレビ作品
- 2010年 『トカレフ2010 運命の撃鉄』 監督:木部公亮 (共同脚本・制作部も兼任)※DVD作品
- 2010年 『AKiBa童貞ボーイズ』 監督:羽生研司(クレジットが誤植、制作進行も兼任)※DVD作品
- 2013年 『高速ばあば』 監督:内藤瑛亮
- 2024年 『一月の声に歓びを刻め』監督:三島有紀子(エキストラだが、クレジットあり)
配給
[編集]- 1997年 『CLOSING TIME』 監督:小林政広 (配給協力)
- 1997年 『HOBOS』 監督:熊澤尚人
- 1999年 『ローカルニュース』 監督:中村義洋
- 2000年 『花を摘む少女と虫を殺す少女』 監督:矢崎仁司
- 2002年 『ラストシーン』 監督:中田秀夫 共同配給:オズ ※芸術選奨文部科学大臣新人賞(中田秀夫)受賞
- 2004年 『Movie Box-ing』(「RUN-ing」 監督:大滝純、「自転少年」 監督:深川栄洋、「巡査と夏服」 監督:斉藤玲子)
- 2004年 『IZO』 監督:三池崇史(配給協力)配給:チームオクヤマ
- 2004年 『eiko』 監督:加門幾生(配給協力)
- 2004年 『キスとキズ』 監督:堀江慶(配給協力)配給:フューズ
- 2005年 『天上草原』 監督:サイフ/マイリース
- 2007年『馬頭琴夜想曲』監督:木村威夫(太秦所属時代)
- 2007年『レター 僕を忘れないで』監督:パウーン・チャンタラシリ(太秦所属時代)共同配給:IMX
- 2013年 『食卓の肖像』 監督:金子サトシ 共同配給:『食卓の肖像』上映委員会 ※キネマ旬報文化映画ベスト・テン第10位(公開前の決定)
- 2015年 『ニート・オブ・ザ・デッド』 監督:南木顕生
- 2015年 『遺言』 監督:木部公亮(出演も兼任)
- 2015年 『3泊4日、5時の鐘』監督:三澤拓哉 共同配給:和エンタテインメント
- 2022年 『森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民』監督:金子遊 共同配給:幻視社
- 2023年 『東京組曲2020』監督:三島有紀子 *チョンジュ国際映画祭出品
- 2024年『ひとつの空』監督:遠藤一平(配給協力) 配給:ボーダレスナイン
宣伝
[編集]- 1989年 『末代皇帝』 (ギャガ・コミュニケーションズ)※ビデオ発売
- 1989年 『グッドバイ』 監督:加藤哲
- 1990年 『ウディ・アレンの重罪と軽罪』 監督:ウディ・アレン(ワーナー・ブラザース)
- 1990年 『ホワイトハンター ブラックハート』 監督:クリント・イーストウッド(ワーナー・ブラザース)
- 1992年 『シーズン・オフ』 監督:中原俊(ジャパンホームビデオ)
- 1993年 『アダダ』監督:イム・グォンテク (アジア映画社/ジューン企画)
- 1993年 『部屋 THE ROOM』 宣伝協力 監督:園子温(アンカーズ・プロダクション)
- 1993年 『ベティ・ブルー インテグラル〈完全版〉』 監督:ジャン=ジャック・ベネックス(ギャガ・コミュニケーションズ)
- 1993年 『ぼのぼの』 監督:いがらしみきお(ギャガ・コミュニケーションズ)
- 1993年 『リキッド•ドリーム』監督:マーク・マノス(FCE)
- 1994年 『妻はフィリピーナ』 宣伝協力(万福寺シネマ)
- 1994年 『屋根裏の散歩者』 監督:実相寺昭雄(バンダイビジュアル)
- 1994年 『押繪と旅する男』 監督:川島透(バンダイビジュアル)
- 1994年 『スリー・オブ・ハーツ』(ギャガ・コミュニケーションズ)
- 1995年 『三たびの海峡』 監督:神山征二郎(アルゴ・ピクチャーズ)配給=松竹
- 1995年 『北斗の拳』 (東映ビデオ)
- 1995年 『東京兄妹』 監督:市川準(ギャガ・コミュニケーションズ) ※キネマ旬報ベスト・テン第2位
- 1995年 『301・302』(カルチュア・パブリッシャーズ)
- 1996年 『チンピラ』 監督:青山真治(ゼアリズ)
- 1996年 『LUNATIC』 監督:サトウトシキ(エクセレントフィルム)
- 1996年 『ロシア52人虐殺犯 チカチーロ』 (カルチュア・パブリッシャーズ)
- 1996年 『薔薇ホテル』監督:斎藤耕一(ゼアリズ)
- 1997年 『マザー、サン』 監督:アレクサンドル・ソクーロフ(パンドラ)
- 1997年 『豚が井戸に落ちた日』 監督:ホン・サンス(パンドラ)
- 1997年 『美乳大作戦メスパイ』 監督:河崎実(東映ビデオ)
- 1997年 『秋桜(コスモス)』 監督:すずきじゅんいち(エースピクチャーズ=全国映画センター=「秋桜」製作委員会)
- 1998年 『D坂の殺人事件』監督:実相寺昭雄 (東京テアトル)
- 1998年 『ダウンタウン・シャドー』監督:チャン・シウチョン(キングレコード=丸紅=ツイン)
- 1999年 『Soundtrack』監督:二階健(ギャガ・コミュニケーションズ)
- 1999年 『猿の惑星』 監督:フランクリン・J・シャフナー(ギャガ・コミュニケーションズ)リバイバル
- 1999年 『ワン・ナイト・スタンド』 監督:マイク・フィギス(ギャガ・コミュニケーションズ)
- 2000年 『発狂する唇』監督:佐々木浩久 (オメガ・プロジェクト)
- 2001年 『血を吸う宇宙』 監督:佐々木浩久(オメガ・ピクチャーズ)
- 2001年 『ダンジョン&ドラゴン』 (ギャガ・コミュニケーションズ)
- 2001年 『修羅雪姫』 製作宣伝 監督:佐藤信介(東京テアトル=ザナドゥー)
- 2002年 『もうひとりいる』 監督:柴田一成(キングレコード)
- 2002年 『群青の夜の羽毛布』 監督:磯村一路(ギャガ・コミュニケーションズ)
- 2002年 『カタクリ家の幸福』 監督:三池崇史(松竹)
- 2003年 『ホーム・スイートホーム2 日傘の来た道』監督:栗山富夫(シネマエンジェル)製作宣伝
- 2003年 『蒸発旅日記』 監督:山田勲男(ワイズ出版)
- 2003年 『許されざる者』監督:三池崇史 (シネマパラダイス)
- 2003年 『ROCKERS』 製作宣伝 監督:陣内孝則 (ギャガ・コミュニケーションズ)
- 2004年 『歌舞伎町案内人』 監督:張加貝(キネマモーションピクチャーズ)
- 2006年『13の月』監督:池内博之(株式会社シェア)(太秦所属時代)
- 2010年『あなたがいてこそ』監督:S・S・ラージャマウリ(太秦)
- 2010年『バードシャー テルグの皇帝』監督:シュリーヌ・ヴァイトラ(太秦)
- 2013年 『今日子と修一の場合』監督:奥田瑛二 (彩プロ)
映画祭・イベント
[編集]- 1996年 『篠原哲雄小事典』 (篠原哲雄小事典編纂委員会)企画制作・宣伝・パンフレット編集
- 1996年 - 1998年 『函館山ロープウェイ映画祭』東京事務局
- 1997年 『第1回京都映画祭』 東京広報事務所
- 1997年 『彩の国さいたま中国映画祭』(埼玉県)(第1回)宣伝
- 1997年 『超イケてる監督 河崎実の傑作大全集!』 (リバー・トップ)企画・宣伝
- 1999年 『第2回京都映画祭』 東京広報事務所
- 1999年 - 2005年 『函館港イルミナシオン映画祭』 (「函館山ロープウェイ映画祭」改称)東京事務局
- 2000年 『追悼・宮川一夫 光と影による映画史』(三百人劇場)企画・宣伝
- 2002年 『夢幻彷徨 映画美術監督・木村威夫の世界』 (川崎市市民ミュージアム)企画協力
- 2006年 「ニュージーランド映画祭2006」宣伝(太秦所属時代)
- 2006年 「美の改革者 武智鉄二全集」(彩プロ)宣伝(太秦所属時代)
- 2015年 長門洋平トークショー「映画と音楽の深いお話」(大阪・ワイルドバンチ)
- 2021年 勅使河原宏特集 企画(シネマヴェーラ渋谷)
- 2021年 熊井啓特集 企画(新・文芸坐)
- 2022年 石田民三小特集 企画(国立映画アーカイブ)
その他
[編集]2022年 『ヒゲの校長』監督:谷進一 編集アドバイザー
2024年 『つぎとまります』監督:片岡れいこ 企画協力
出版
[編集]編著
[編集]- 1997年『映畫読本 溝口健二』(佐相勉・西田宣善編/フィルムアート社)
発行(発行=オムロ)
[編集]- 2003年 『アニメーターズ① カレル・ゼマン』(発売=日本出版社)
- 2013年 『溝口健二著作集』(発売=キネマ旬報社)企画編集も ※日本図書館協会選定図書、イタリア語版も出版予定
- 2016年 『映画「無伴奏」フォトブック』
- 2017年 『南木顕生遺稿集』
- 2023年 『フィルムメーカーズ24 ホン・サンス』(責任編集=筒井真理子)企画編集も
編集など 特記ないものは編集担当
[編集]- 1988年『日本映画テレビ監督全集(キネマ旬報社)
- 1988年 環太平洋映画祭パンフレット(ぴあ)
- 1991年『映画ビデオイヤーブック1991』(キネマ旬報社)
- 1991年『黒澤明集成Ⅱ』(キネマ旬報社)
- 1991年『溝口健二集成』(キネマ旬報社)日本図書館協会選定図書
- 1992年『映画ビデオイヤーブック1992』(キネマ旬報社)
- 1993年『小津安二郎集成Ⅱ』 (キネマ旬報社)
- 1993年『シネファージュ』 アジア映画特集(フランス・シネファージュ社)日本映画のコーディネート
- 1993年『黒澤明集成Ⅲ』 (キネマ旬報社)神田三省堂書店映画書年間売り上げベスト・ワン
- 1993年『ユリイカ』 特集溝口健二(青土社)執筆:西田宣善(原稿の一部がフランス版 「カイエ・ デュ・シネマ」に転載)
- 1994年『ベスト・オブ・キネマ旬報』上・下(キネマ旬報社)プロデュース
- 1994年 キネマ旬報増刊『小津と語る』 (キネマ旬報社)
- 1995年 キネマ旬報増刊『日本映画オールタイム・ベストテン』(キネマ旬報社)
- 1995年 キネマ旬報増刊『世界映画オールタイム・ベストテン』(キネマ旬報社)神田三省堂書店映画書年間売り上げベスト・ワン
- 1995年 キネマ旬報増刊『宮崎駿、高畑勲とスタジオジブリのアニメーションたち』(キネマ旬報社)
- 1995年『映画・ビデオイヤーブック1995』(キネマ旬報社)
- 1996年『映画・ビデオイヤーブック1996』 (キネマ旬報社)
- 1997年『成瀬巳喜男 日常のきらめき』 (スザンネ・シェアマン著/キネマ旬報社)
- 1997年『日本映画人名事典・監督篇』 自主映画のパート(キネマ旬報社)
- 1997年『フィルムメーカーズ1リュック・ベッソン』 (責任編集=大林千茱萸)(キネマ旬報社)
- 1997年『映画・ビデオイヤーブック1997』 (キネマ旬報社)
- 1997年『HK ORIENT EXTREME CINEMA』 (フランス発行アジア映画専門雑誌)日本の特派記事執筆:西田宣善
- 1998年『映画・ビデオイヤーブック1998』 (キネマ旬報社)
- 1998年『INTERVIEW 映画の青春』 (発行=京都府京都文化博物館、発売=キネマ旬報社
- 1998年『フィルムメーカーズ2北野武』 (責任編集=淀川長冶)(キネマ旬報社)
- 1998年『フィルムメーカーズ3クエンティン・タランティーノ』 (責任編集=小出幸子)(キネマ旬報社)企画
- 1998年『フィルムメーカーズ4ジェームズ・キャメロン』 (責任編集=石上三登志)(キネマ旬報社)
- 1998年『フィルムメーカーズ5コーエン兄弟』(責任編集=ロバート・ハリス)(キネマ旬報社)企画
- 1999年『フィルムメーカーズ6 宮崎駿』(責任編集=養老孟司)(キネマ旬報社)企画
- 1999年『フィルムメーカーズ7 デイヴィッド・リンチ』(責任編集=滝本誠)(キネマ旬報社)企画
- 1999年『フィルムメーカーズ8 スタンリー・キューブリック』(責任編集=巽孝之)(キネマ旬報社)企画
- 1999年『フィルムメーカーズ9 大島渚』(責任編集=田中千世子)(キネマ旬報社)企画
- 1999年第2回京都映画祭公式カタログ
- 1999年エスクァイア臨時増刊「それゆけ!オースティン・パワーズ やっぱりボクらはおバカ好き!」(エスクァイアマガジンジャパン)
- 1999年『映画・ビデオイヤーブック1999』 (キネマ旬報社)
- 2000年『フィルムメーカーズ10 ティム・バートン』 (責任編集=柳下毅一郎)(キネマ旬報社)
- 2000年『フィルムメーカーズ11 ヴィム・ヴェンダース』 (責任編集=青山真治)(キネマ旬報社)企画
- 2000年『フィルムメーカーズ12 ジョン・ウー』 (責任編集=宇田川幸洋)(キネマ旬報社)企画
- 2000年「フィルムメーカーズ13クリント・イーストウッド』 (責任編集=稲川方人)(キネマ旬報社)
- 2000年『撮影監督・宮川一夫の世界 光と影の映画史」(キネマ旬報社)
- 2000年エスクァイア3月号「恐怖の館へ、ご招待。」 Scary Movies 86 血も凍るビデオカタログ。 構成
- 2001年『黒澤明 天才の苦悩と創造』(責任編集=野上照代) (キネマ旬報社)
- 2001年『フィルムメーカーズ14 ウォン・カーウァイ』 (責任編集=小倉エージ)(キネマ旬報社)企画
- 2001年『フィルムメーカーズ15竹中直人』 (責任編集=忌野清志郎)(キネマ旬報社)
- 2001年『フィルムメーカーズ16 リドリー・スコット』 (責任編集=風間賢二)(キネマ旬報社)企画
- 2001年『MY SWEET ANIME 私のお気に入りアニメ』 (エスクァイア マガジン ジャパン)
- 2001年 - 2002年 『C+(シープラス)』 1号、2号(日本出版社)企画
- 2002年『映画人』(辰巳出版)編集長
- 2002年『仲根かすみ主演「八月の幻」フォト・ストーリーブック』(竹書房)
- 2005年『山田洋次・作品クロニクル 『二階の他人』から『隠し剣 鬼の爪』まで』(ぴあ)執筆
- 2009年『俳優座養成所卒業生たちのいま』(今井康夫)執筆(ノークレジット)
- 2012年『外国映画に愛をこめて 外配協の50年』(外国映画輸入配給協会)封切リスト作成
- 2019年『フィルムメーカーズ18 スティーヴン・スピルバーグ』(責任編集=南波克行)(宮帯出版社)企画編集
- 2019年『フィルムメーカーズ19 ギジェルモ・デル・トロ』(責任編集=大森望)(宮帯出版社)企画編集
- 2019年『小説嵐電』(木俣冬著)(宮帯出版社)企画
- 2019年『フィルムメーカーズ20 大林宣彦』(責任編集=樋口尚文)(宮帯出版社)企画編集
- 2019年『生誕100年記念 異端の天才 キム・ギヨン』(アジア映画社)
- 2020年『フィルムメーカーズ21 ジャン=リュック・ゴダール』(責任編集=佐々木敦)(宮帯出版社)企画編集
- 2021年『フィルムメーカーズ22 勅使河原宏』(責任編集=友田義行)(宮帯出版社)企画編集
- 2023年『フィルムメーカーズ23 熊井啓』(責任編集=奥田瑛二)(宮帯出版社)企画編集