西都城駅
西都城駅 | |
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駅舎(2018年5月) | |
にしみやこのじょう Nishi-Miyakonojō | |
◄都城 (2.5 km) (2.8 km) 五十市► | |
所在地 | 宮崎県都城市松元町1-1 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■日豊本線 |
キロ程 | 392.4 km(小倉起点) |
電報略号 | ニコ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
466人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1923年(大正12年)1月14日[1] |
備考 | 業務委託駅[2] |
西都城駅 | |
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にしみやこのじょう Nishi-Miyakonojō | |
(4.3 km) 今町► | |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 志布志線 |
キロ程 | 0.0 km(西都城起点) |
開業年月日 | 1923年(大正12年)1月14日[3] |
廃止年月日 | 1987年(昭和62年)3月28日[3] |
西都城駅(にしみやこのじょうえき)は、宮崎県都城市松元町にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である。事務管コードは▲940512[4]。
都城市中心部への最寄り駅で全列車が停車し、宮崎方面から来る多くの普通列車が当駅を始発・終着としている。一方の国分・鹿児島方面の普通列車は1日あたり9往復と激減する。かつては志布志線が接続していた。
歴史
[編集]- 1923年(大正12年)1月14日:志布志線所属駅として鉄道省が開設[3]。
- 1932年(昭和9年)12月6日:志布志線都城 - 西都城駅間が日豊本線に編入され、日豊本線の所属駅となる[1]。
- 1941年(昭和16年)10月8日:志布志線全通。
- 1945年(昭和20年)
- 1949年(昭和24年)2月1日:駅本屋を新築。
- 1976年(昭和51年)
- 1973年(昭和48年)5月9日:昭和天皇が第24回全国植樹祭出席のために来県。西都城駅発、宮崎着のお召し列車が運転される[5]。
- 1977年(昭和52年)5月25日:貨物取扱を廃止[1]。
- 1979年(昭和54年)2月27日:日豊本線が高架化[6]。
- 1980年(昭和55年)
- 1983年(昭和58年)
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱いを廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)
- 1993年(平成5年)
- 2005年(平成17年)4月1日:構内からキオスクが撤退。
- 2017年(平成29年)11月5日:駅舎の老朽化部の改装や、外装のリニューアルが完了する[9]。
- 2022年(令和4年)4月1日:宮崎支社の発足により、鹿児島支社から同支社へ移管[10]。
- 2023年(令和5年)4月1日:駅業務をJR九州サービスサポートから宮崎交通に移管。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合計2面3線を有する高架駅で、駅舎は高架下にある。駅舎はその大部分が広いコンコースでその端に出札口と改札がある。駅舎にはそのほかに封鎖された待合所跡がある。かつては、土産物屋・軽食・駅弁屋があったが、その形跡は残っていない。
国分方面で線路のない高架橋が南方向へ枝分かれしているが、これは1987年まで営業していた志布志線の廃線跡である。高架は分岐してすぐに途切れ、その先は住宅地に転用されている。高架化完成が1980年であるため[6]、志布志線部分の高架はわずか7年で役目を終えることとなった。
2023年3月までJR九州サービスサポートが駅業務を受託する業務委託駅であったが、[2]、同年4月より宮崎交通に移管された。きっぷうりば(営業時間 6:25 - 12:20、12:50 - 18:30)が設置されている[11]。
2017年10月に駅舎がリニューアルされ、外装は白と黒を基調にした色となり、駅名表示は文字が金色になり都城島津氏の家紋である「丸に十文字 」が入れられた[12]。なおバリアフリー化は行われておらず、コンコースとホームの間の移動は階段のみである。
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■日豊本線 | 下り | 隼人・鹿児島・鹿児島中央方面[13] |
2・3 | 上り | 都城・南宮崎・宮崎方面[13] |
駅弁
[編集]駅前にある「せとやま弁当」で駅弁を販売している[14]。『かしわめし』等が有名で、大型時刻表にも駅弁マークが記載されているが、現在は店頭での販売のみとなっている。主な駅弁は下記の通り[15]。
- 松花堂花ごよみ
- 特製かしわめし
- 盆地の牛めし
- かしわめし
- 幕の内弁当
- 山里の味栗めし
- ゆかりめし
利用状況
[編集]2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は466人である[16]。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1996年 | 476 | - |
1997年 | 430 | |
1998年 | 415 | |
1999年 | 394 | |
2000年 | 387 | |
2001年 | 363 | |
2002年 | 307 | |
2003年 | 329 | |
2004年 | 365 | |
2005年 | 352 | |
2006年 | 359 | |
2007年 | 369 | |
2008年 | 408 | |
2009年 | 415 | |
2010年 | 419 | |
2011年 | 425 | |
2012年 | 472 | |
2013年 | 492 | |
2014年 | 462 | |
2015年 | 470 | |
2016年 | 449 | [17] |
2017年 | 446 | [18] |
2018年 | 416 | [19] |
2019年 | 417 | [20] |
2020年 | 342 | [21] |
2021年 | 382 | [22] |
2022年 | 434 | [23] |
2023年 | 466 | [16] |
駅周辺
[編集]都城市街地内にある。都城市の中心市街地である中央通りは都城駅よりも当駅のほうが近い。また、都城市役所も当駅が最寄り駅である。
- 都城市役所
- 都城郵便局
- 都城松元郵便局
- 都城合同庁舎
- 都城島津邸
- 都城市立図書館
- 都城市立美術館
- 都城歴史資料館
- 宮崎交通都城自動車営業所が隣接
- ドラッグストアモリ西都城駅前店
- ホテルルートイン都城
- 都城IT産業ビル(旧都城寿屋百貨店)
- メインホテルナカムラ(旧ナカムラデパート)
- C-PLAZA
- 都城中央通り商店街
- 宮崎地方裁判所都城支部
- 宮崎県立都城西高等学校
- 都城高等学校
- イオン都城ショッピングセンター
史跡・遺構
[編集]バス路線
[編集]- 西都城駅前バスセンター(宮崎交通)
- 西都城駅前(宮崎交通) - 駅前ロータリー内バス停。
- 西都城(鹿児島交通) - 駅前ロータリー内バス停。
- 都城
- 末吉 - 岩川 - 松山 - 志布志
- 財部・柴建・吉ヶ谷公民館
隣の駅
[編集]かつて存在した路線
[編集]- 日本国有鉄道
- 志布志線
- 西都城駅 - 今町駅
脚注
[編集]- ^ a b c d e 停車場変遷大事典、761頁
- ^ a b 宮崎駅事業所 - JR九州サービスサポート.2021年12月9日閲覧
- ^ a b c d 停車場変遷大事典、778頁
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、141頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ a b c “きょうから使用開始 西都城駅高架化”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1980年1月25日)
- ^ a b “国労、五駅で自主管理”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 11. (1983年3月29日)
- ^ a b “西都城-大隅大川原 国分-鹿児島間 44日ぶり開通 JR九州”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1993年9月21日)
- ^ JR西都城駅、11月5日リニューアル-黒を基調に - 都商研ニュース
- ^ “JR九州が組織強化へ 名称変更し「宮崎支社」発足”. 宮崎 NEWS WEB. NHK (2022年4月1日). 2022年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月1日閲覧。
- ^ 駅情報 - JR九州.2021年12月9日閲覧
- ^ 西都城駅改装、駅舎に家紋 都城 /宮崎 - 毎日新聞、2017年11月28日
- ^ a b “西都城駅 時刻表(JR九州)”. 九州旅客鉄道. 2022年9月12日閲覧。
- ^ “せとやま弁当”. 株式会社せとやま弁当. 2023年2月22日閲覧。
- ^ 『JTB時刻表 2024年3月号』JTBパブリッシング、2024年、474頁。
- ^ a b “駅別乗車人員上位300駅(2023年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月2日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(平成28年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2017年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月31日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2017年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2018年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2021年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2022年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月26日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2022年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月2日閲覧。
参考文献
[編集]- 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年。ISBN 978-4-533-02980-6。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 西都城駅(駅情報) - 九州旅客鉄道
- 西都城連立パンフレット - 宮崎県庁・日豊本線都城地区連続立体交差事業 - ウェイバックマシン(2016年3月4日アーカイブ分)