西頴娃駅
表示
西頴娃駅 | |
---|---|
駅舎(2010年6月) | |
にしえい Nishi-Ei | |
◄頴娃 (1.6 km) (2.7 km) 御領► | |
所在地 | 鹿児島県南九州市頴娃町牧之内2081 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■指宿枕崎線 |
キロ程 | 67.7 km(鹿児島中央起点) |
電報略号 | ニエ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
76人/日(降車客含まず) -2015年- |
乗降人員 -統計年度- |
149人/日 -2015年- |
開業年月日 | 1960年(昭和35年)3月22日 |
備考 | 簡易委託駅 |
西頴娃駅(にしえいえき)は、鹿児島県南九州市頴娃町牧之内にある、九州旅客鉄道(JR九州)指宿枕崎線の駅である。
頴娃地区の中心に最も近く乗降客が多い。
歴史
[編集]- 1960年(昭和35年)3月22日:国鉄指宿線(現・指宿枕崎線)山川駅 - 当駅間延伸時に終着駅として開設[1]。
- 1963年(昭和38年)10月31日:指宿枕崎線当駅 - 枕崎駅間延伸、途中駅となる。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR九州の駅となる[1]。
- 1994年(平成6年)6月3日:JR九州で最後まで残っていた腕木式信号機使用終了[2]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する列車交換・折返し可能な地上駅。ホーム頴娃方端から駅舎へ構内踏切(遮断機無し)が伸びている。駅舎側が1番のりばとなっている。
小振りなコンクリート製駅舎を備える。山川駅から先で駅舎が残るのは当駅と枕崎駅のみ。駅名標は独自デザインのものに更新されており、開聞岳と池田湖を泳ぐ怪獣イッシーがあしらわれている。
簡易委託駅(但し、土休日・年末年始は無人)。常備券を駅舎内の窓口で販売しており、手売りの入場券が販売されている。
山川駅 - 枕崎駅間で唯一列車交換設備を有し、指宿枕崎線運行上の要となっている。指宿方面から当駅折返し列車が設定されており、2番のりばから発車する。
1980年代のDD16形ディーゼル機関車+12系客車2両+無蓋車トラ7000形改造トロッコ車両3両による臨時トロッコ列車「アドベンチャー号」(後の「TORO-Q」)、2007年頃運転されていた鹿児島中央 - 西頴娃間の普通列車「いせえび号」[3]は、当駅で山川駅方面へ折返していた(前者は機回しも当駅で実施)。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■指宿枕崎線 | 上り | 山川・指宿・鹿児島中央方面 | 当駅始発は2番線 |
2 | 下り | 枕崎方面 |
-
ホーム
-
駅舎線路側の様子
利用状況
[編集]- 2015年度の1日平均乗車人員は76人である。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
2005 | 185 | |
2006 | 158 | |
2007 | 130 | 255 |
2008 | 126 | 250 |
2009 | 124 | 248 |
2010 | 124 | 245 |
2011 | 93 | 184 |
2012 | 105 | 208 |
2013 | 76 | 149 |
2014 | 75 | 147 |
2015 | 76 | 149 |
駅周辺
[編集]周辺は頴娃中心街。市役所支所や高校等が近い。
- 南九州市役所頴娃支所(旧・頴娃町役場)
- 鹿児島県立頴娃高等学校
- 南九州市立頴娃中学校
- 西頴娃郵便局
- 国道226号
その他
[編集]- 過去に土休日に下り片道のみ運行された愛称付普通列車「いせえび号」[3]は現JRにおける日本最南端の愛称付列車であった。この愛称の由来は鹿児島県大隅・薩摩両半島では養殖イセエビ生産が盛んであり、JR九州企画商品「日帰りグルメきっぷ」の当時定番コースであった水成川駅の近くの割烹旅館「いせえび荘」(旅館による当駅からの送迎があった)への行楽の便を狙ったものである。なお、山川駅までは「錦江」等愛称を有する急行や快速列車が多数乗り入れていた(1970年代に枕崎発急行「錦江」が設定されていたことがあるが、枕崎駅 - 当駅 - 山川駅間は普通列車として運転[4]。1985年3月時点では枕崎発快速「いぶすき」が上り1本設定されていた[5])。
- 当駅で使用していた腕木式信号機がJR九州で最後のものであったため、それを記念して門司港駅で保存されている[2]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 西頴娃駅(駅情報) - 九州旅客鉄道