許埈珥
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許 埈珥 | |
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許 埈珥(国際数学者会議2018にて) | |
生誕 |
1983年6月9日(41歳) アメリカ合衆国カリフォルニア州 |
国籍 | アメリカ合衆国 |
研究機関 |
プリンストン大学 スタンフォード大学 |
出身校 |
ソウル大学校 ミシガン大学 |
主な業績 | Resolution of the Heron-Rota-Welsh conjecture |
主な受賞歴 | フィールズ賞 (2022) |
プロジェクト:人物伝 |
許 埈珥(ホ・ジュニ、허 준이、June Huh、1983年6月9日 - )は韓国系アメリカ人の数学者である。現在プリンストン大学の数学科教授、韓国高等科学院の碩学教授を務めている。以前はプリンストン高等研究所(Institute for Advanced Study)研究員および韓国高等科学院招聘研究員(KIAS SCHOLAR)、スタンフォード大学数学科教授だった。2022年フィールズ賞を受賞した[1]。
生涯
[編集]カリフォルニア州サンタクララ郡スタンフォードで生まれた。2歳のときに大学教授の両親と共に韓国に帰国した[1]。父の許明会(ホ・ミョンフェ、허명회)は統計学者で、現在は高麗大学校名誉教授、母の李仁映(イ・イニョン、이인영)はロシア文学者で現在はソウル大学校名誉教授[2]。
ソウル市内の小学校、中学校、高等学校を卒業後、ソウル大学校に進学し、2009年に同大学院の修士課程を修了、2014年にミシガン大学大学院の博士課程を修了した。ソウル大学校では広中平祐教授とキム・ヨンフン(김영훈)教授の指導を、ミシガン大学ではMircea Mustață教授の指導を受けた。
学歴
[編集]- 高等学校卒業学力検定考査[3]
- ソウル大学校 学士卒業(数理科学部、物理天文学部 複数専攻)(2007) [”注” 1]
- ソウル大学校 数理科学部 修士卒業(2009)
- ミシガン大学数学科博士卒業(2014) [”注” 2] [4]
経歴
[編集]- クレイ数学研究所「クレイフェロー」(2014~2019) [5]
- プリンストン高等研究所、プリンストン大学「ベブランフェロー」(2014~2017)
- 韓国高等科学院スカラー、教授(2015~現在) [6]
- プリンストン高等研究所招聘教授(2017~2019)
- プリンストン大学、プリンストン高等研究所「Fernholz招聘教授」(2019~2020)
- スタンフォード大学数学科教授(2020~2021)
- プリンストン大学数学科教授(2021~現在)
受賞
[編集]- ミシガン大学サムナーマイヤーズ博士学位論文賞(2014) [7]
- ミシガン大学Conwell賞(2014)
- ブラバトニクの若い科学者賞(2017)
- 世界数学者大会(リオデジャネイロ)招待講演(2018) [8]
- ニューホライズン数学賞(2019) [9]
- 湖巌賞科学部門(2021) [10]
- フィールズ賞(2022)[1]
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 2002年、物理学科に入学。その後、2006年に物理学科と天文学科が物理天文学部に統合。
- ^ 2009年にイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の数学科博士課程に入学後、2011年にミシガン大学に編入。
出典
[編集]- ^ a b c 정희정 (2022年7月5日). “韓国系数学者初の快挙 ホ・ジュニ教授がフィールズ賞受賞”. 聯合ニュース. 2022年8月10日閲覧。
- ^ “フィールズ賞受賞のホ・ジュンイ教授「中学生の時にチェスパズルを解いて数学を経験」”. www.donga.com (2022年7月7日). 2022年8月10日閲覧。
- ^ “[시사 수학계 라이징 스타를 만나다 | d라이브러리]” (朝鮮語). mdl.dongascience.com. 2022年8月10日閲覧。
- ^ Hartnett, Kevin (2017年6月27日). “A Path Less Taken to the Peak of the Math World” (英語). Quanta Magazine. 2022年8月10日閲覧。
- ^ “June Huh | Clay Mathematics Institute”. www.claymath.org. 2022年8月10日閲覧。
- ^ “KIAS Scholars”. www.kias.re.kr. 2022年8月10日閲覧。
- ^ “Awards & Fellowships | U-M LSA Mathematics” (英語). lsa.umich.edu. 2022年8月10日閲覧。
- ^ “Invited Section Lectures Speakers | ICM 2018”. www.icm2018.org. 2022年8月10日閲覧。
- ^ “Breakthrough Prize – Mathematics Breakthrough Prize Laureates – June Huh” (英語). 2022年3月23日閲覧。
- ^ “역대 수상자 - 호암재단”. www.hoamfoundation.org. 2022年8月10日閲覧。