コンテンツにスキップ

高座渋谷駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
高座渋谷駅
駅舎(2004年11月27日)
こうざしぶや
Koza-Shibuya
OE 06 桜ヶ丘 (2.0 km)
(2.2 km) 長後 OE 08
地図
所在地 神奈川県大和市渋谷六丁目16-2
北緯35度25分57秒 東経139度27分53秒 / 北緯35.43250度 東経139.46472度 / 35.43250; 139.46472座標: 北緯35度25分57秒 東経139度27分53秒 / 北緯35.43250度 東経139.46472度 / 35.43250; 139.46472
駅番号 OE07
所属事業者 小田急電鉄
所属路線 江ノ島線
キロ程 11.8 km(相模大野起点)
新宿から44.1 km
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[小田急 1]23,308人/日
-2022年-
開業年月日 1929年昭和4年)4月1日
テンプレートを表示

高座渋谷駅(こうざしぶやえき)は、神奈川県大和市渋谷六丁目にある、小田急電鉄江ノ島線である。駅番号OE 07東京都渋谷駅とは地名由来で繋がりがある。

歴史

[編集]

年表

[編集]

駅名の由来

[編集]

1929年(昭和4年)の開設時、駅所在地の地名が高座郡渋谷村であったことから。東京府(現・東京都南豊島郡渋谷町(現・渋谷区)の渋谷駅1885年明治18年)開設)と区別するため郡名が冠され、「高座渋谷」駅とされた。

渋谷村周辺は中世渋谷庄で、有力武士渋谷氏発祥の地である。東京の「渋谷」の地名は、この渋谷氏が渋谷区渋谷一帯を領有したことに由来するとされる。

したがって、「渋谷」は、地名としては高座渋谷、駅名としては東京の渋谷が先ということとなる。

駅構造

[編集]

相対式ホーム2面2線を有する地上駅改札口は両ホーム相模大野方にある。両ホームは跨線橋で連絡しており、エレベーターが併設されている。

2012年(平成24年)8月行先案内表示器が新設された[2]

のりば

[編集]
ホーム 路線 方向 行先[3]
1 OE 江ノ島線 下り 藤沢片瀬江ノ島方面
2 上り 相模大野新宿C 千代田線方面

駅設備

[編集]

駅構内にはエレベーター2基とオストメイト対応多機能トイレが設置されている。

東口は早朝のみ、西口は終日駅員無配置であることから、係員対応用インターホンが設置されている。

利用状況

[編集]

2022年度(令和4年度)の1日平均乗降人員23,308人である[小田急 1](小田急線全70駅中42位)。

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[* 1]
年度 1日平均
乗降人員[* 2]
1日平均
乗車人員[* 3]
出典
1995年(平成07年) 12,044 [神奈川県統計 1]
1998年(平成10年) 11,183 [神奈川県統計 2]
1999年(平成11年) 10,829 [神奈川県統計 3]
2000年(平成12年) 10,620 [神奈川県統計 3]
2001年(平成13年) 10,555 [神奈川県統計 4]
2002年(平成14年) 21,136 10,344 [神奈川県統計 5]
2003年(平成15年) 20,991 10,335 [神奈川県統計 6]
2004年(平成16年) 20,144 10,262 [神奈川県統計 7]
2005年(平成17年) 20,233 10,266 [神奈川県統計 8]
2006年(平成18年) 20,745 10,521 [神奈川県統計 9]
2007年(平成19年) 21,291 10,778 [神奈川県統計 10]
2008年(平成20年) 21,188 10,697 [神奈川県統計 11]
2009年(平成21年) 20,741 10,473 [神奈川県統計 12]
2010年(平成22年) 21,183 10,677 [神奈川県統計 13]
2011年(平成23年) 22,409 11,292 [神奈川県統計 14]
2012年(平成24年) 23,103 11,624 [神奈川県統計 15]
2013年(平成25年) 23,737 11,947 [神奈川県統計 16]
2014年(平成26年) 24,032 12,075 [神奈川県統計 17]
2015年(平成27年) 24,602 12,353 [神奈川県統計 18]
2016年(平成28年) 25,195 12,652 [神奈川県統計 19]
2017年(平成29年) 25,492 12,794 [神奈川県統計 20]
2018年(平成30年) 25,580 12,832 [神奈川県統計 21]
2019年(令和元年) 25,520 12,797 [神奈川県統計 22]
2020年(令和02年) [小田急 2]19,788 9,921 [神奈川県統計 23]
2021年(令和03年) [小田急 3]21,419 10,732 [神奈川県統計 24]
2022年(令和04年) [小田急 1]23,308

駅周辺

[編集]
2番ホーム相模大野方より藤沢方を望む(2004年11月27日)
東海道新幹線第二大和トンネル小田原方(2004年11月27日) - 写真上部が当駅2番ホーム
高座渋谷駅西口 ロータリー内の重国桜

大和市南部土地区画整理事業のため、駅周辺の再開発が現在行われている。それに伴い西口を中心に住宅地の他、スーパーマーケット飲食店等が建設された。また、西口正面には駅前複合ビル「IKOZA(イコーザ)」が2010年(平成22年)1月29日にオープン。このビルには、デコレーション忠犬ハチ公(通称・デコハチ公)が設置されている。2010年(平成22年)現在は東口周辺の区画整理が本格化している。2014年(平成26年)末時点で駅周辺の再開発は一段落しているものの駅周辺からは昭和時代の面影・建物は駅施設と渋谷小学校以外一掃されている。

駅周辺は住宅地で、医療機関や銀行が多く立地する。一方で、郵便局は駅から徒歩10分以上かかる。駅からのバスは大和市コミュニティバス神奈川中央交通上和田団地 - いちょう団地への三点間往復路線があるが後者新設時に各団地から市北部大和駅や市立病院への便が大幅に廃止削減されたため、バス単体で見ると不便になった面が強い。

以前インドシナ難民向け大和定住促進センターがあったことから、いちょう団地(境川東側は横浜市泉区上飯田町)周辺はベトナム系を始めとした多国籍エリアとなっている[4]

駅真下を東海道新幹線が通っており、第二大和トンネルで当駅を潜っている。東京方には新幹線路線としては最短の第一大和トンネル(30m)がある。当地には新駅建設計画も存在した(相模新駅を参照)。

毎年になると、三椏で有名な常泉寺や引地川並木(千本桜)への最寄駅として賑わう。

西口ロータリー内には、地名の由来とも言われる渋谷重国の名前を冠した「重国桜」がある。

施設

[編集]
ジャスコ株式会社直営店としては関東第一店舗であったとされる。
大和市土地区画整備事業に関連して2009年(平成21年)10月20日に閉店、2011年(平成23年)5月28日に再出店した。

金融機関・郵便局

[編集]

バス路線

[編集]
高座渋谷駅東口
高座渋谷駅西口
  • 大和市コミュニティバス「のろっと」
    • 南部ルート:大和駅方面
    • 南部ルート:ゆとりの森方面
学校前
  • 神奈川中央交通東
    • 高01:いちょう団地行
    • 高01:上和田団地行(高座渋谷駅東口経由)
    • 和06:大和駅行(上和田団地経由)

隣の駅

[編集]
小田急電鉄
OE 江ノ島線
快速急行・急行
通過
各駅停車
桜ヶ丘駅 (OE 06) - 高座渋谷駅 (OE 07) - 長後駅 (OE 08)

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 小田急五十年史”. 小田急電鉄 (1980年). 2019年7月26日閲覧。 - 渋沢社史データベース
  2. ^ 2012年度の鉄道事業設備投資計画(2)駅施設改良、サービスの向上 ②行先表示装置の新設 (PDF) - 小田急電鉄(2012年4月27日閲覧)
  3. ^ 高座渋谷駅のご案内 駅立体図”. 小田急電鉄. 2023年6月4日閲覧。
  4. ^ 多分現地より旨い!横浜「いちょう団地」のベトナム料理店4選”. FRIDAYデジタル (2019年7月18日). 2023年8月10日閲覧。
小田急電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 小田急電鉄. “鉄道部門:駅別乗降人員・輸送人員ほか”. 2023年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月22日閲覧。
  2. ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2021年12月15日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  3. ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2022年8月1日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
小田急電鉄の統計データ
  1. ^ 統計概要 - 大和市
  2. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  3. ^ 神奈川県県勢要覧
神奈川県県勢要覧
  1. ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 - 22ページ
  2. ^ 平成12年 - 223ページ
  3. ^ a b 平成13年 (PDF) - 225ページ
  4. ^ 平成14年 (PDF) - 223ページ
  5. ^ 平成15年 (PDF) - 223ページ
  6. ^ 平成16年 (PDF) - 223ページ
  7. ^ 平成17年 (PDF) - 225ページ
  8. ^ 平成18年 (PDF) - 225ページ
  9. ^ 平成19年 (PDF) - 227ページ
  10. ^ 平成20年 (PDF) - 231ページ
  11. ^ 平成21年 (PDF) - 241ページ
  12. ^ 平成22年 (PDF) - 239ページ
  13. ^ 平成23年 (PDF) - 239ページ
  14. ^ 平成24年 (PDF) - 235ページ
  15. ^ 平成25年 (PDF) - 237ページ
  16. ^ 平成26年 (PDF) - 239ページ
  17. ^ 平成27年 (PDF) - 239ページ
  18. ^ 平成28年 (PDF) - 247ページ
  19. ^ 平成29年 (PDF) - 239ページ
  20. ^ 平成30年 (PDF) - 223ページ
  21. ^ 令和元年 (PDF) - 223ページ
  22. ^ 令和2年 (PDF) - 223ページ
  23. ^ 令和3年 (PDF) - 215ページ
  24. ^ 令和4年 (PDF) - 219ページ

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]