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黒い落日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「黒い落日」表紙

黒い落日』(くろいらくじつ)は1965年秋永芳郎によって書かれた歴史小説東都書房より出版。満州皇帝溥儀の信任あつく侍衛長を拝命して活躍した志士・工藤忠の波乱にみちた半生を小説化した長編。

副島隆彦は「最初は特に思想は無いが、止むにやまれぬ思いで国を飛び出した、支那浪人に憧れる当時の若者の感じは良く出ている。厳密には馬賊ものではないが、かなり面白いです」と評している[1]

脚注

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  1. ^ 副島隆彦 (2007年5月21日). “副島隆彦(そえじまたかひこ)の学問道場 - 第2ぼやき”. 2022年1月21日閲覧。

外部リンク

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  • 雨宮由希夫. “[lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-1252.html 「忠臣」の生涯をたどり、忘れ去られた満洲国の一面に迫った労作 | リベラル21]”. 〔書評〕山田勝芳著『溥儀の忠臣・工藤忠  忘れられた日本人の満洲国』. 2022年1月21日閲覧。 “工藤忠には、工藤自身による著作『皇帝溥儀 私は日本を裏切ったか』 (1952年)、『皇帝溥儀は何を考えていたか』(1956年)があるが、「工藤忠の最も詳細な伝記」であるとして著者が評価しているのは、秋永芳郎の歴史小説『黒い落日』(1965年)である。”