黒部亨
表示
黒部 亨(くろべ とおる、1929年1月27日 - 2014年5月26日)は、日本の作家。
略歴
[編集]1965年「砂の関係」で群像新人文学賞受賞、芥川賞候補に挙がる。『島のファンタジア』『十六夜』『すだまの裔たち』『谷間のロビンソン』で4度の直木賞候補。1971年『片思慕の竹』でサンデー毎日新人賞受賞。主に史実に即した歴史小説を手掛ける。兵庫県と縁があり播磨国/兵庫県関連の小説やノンフィクションも多い。
2014年5月26日午後5時23分、慢性腎不全のため、神戸市東灘区の病院で死去、85歳没[1]。
作品リスト
[編集]- 遠い海鳴りの日(1974年5月、講談社)
- 播州歴史散歩 播磨をいろどる人々(1974年、創元社歴史散歩シリーズ)
- 兵庫県人 日本人国記(1976年、新人物往来社)
- 明石桜(1980年4月、神戸新聞総合出版センター)
- 白鷺の城(1983年6月、講談社) ISBN 4-06-200510-7
- 播磨妖刀伝(1986年10月、講談社) ISBN 4-06-202868-9
- 荒木村重 惜命記(1988年11月、講談社、「荒木村重 命惜しゅうて候」に改題、PHP文庫)
- 幻にて候 古田織部(1990年8月、講談社)
- 流香譚(1992年10月、日本経済新聞社)
- 兵庫人国記(1994年4月、神戸新聞総合出版センターのじぎく文庫) ISBN 4-87521-480-4
- 松永弾正久秀(1996年、PHP研究所、「松永弾正久秀 梟雄と称された知謀の将」に改題 PHP文庫) ISBN 4-569-57538-2
- 勇将・後藤又兵衛(1997年3月、PHP研究所、「後藤又兵衛 大坂の陣に散った戦国きっての勇将」に改題の上PHP文庫) ISBN 4-569-57428-9
- 戦国の武将たち ひょうご合戦記(1998年7月、神戸新聞総合出版センター)
- 騒動の主役たち ひょうごの事件・騒乱記(1999年7月、神戸新聞総合出版センター)
- 高田屋嘉兵衛(2000年4月、神戸新聞総合出版センター)
- 明石城をめぐる歴史の旅(北村泰生写真、2000年8月、神戸新聞総合出版センタービジュアル・ブックス)
- 宇喜多直家 秀吉が恐れた希代の謀将(2002年8月、PHP文庫) ISBN 4-569-57790-3
- 荒木又右衛門 「鍵屋の辻の決闘」を演じた伊賀の剣豪(2004年7月、PHP文庫) ISBN 4-569-66229-3
共著
[編集]- 明石と芭蕉 上月乙彦,黒田義隆共著 木村書店 1967
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 黒部亨さん死去 作家 有名人の葬儀 2014年5月27日